ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


僕の骨身が鳴り響く
奴らを殺せと喚いてる
潔癖の気がある僕の言葉に
骨らの声は正しく素直だ


流川町は喫煙所
浮浪者たちが目を光らせて
僕の育てた優しき倫理に
嘘を吐くなと問い詰める


僕の武器にはボールペン
防具は安物の経験則か
これにて哀れに幸せな
奴らの資格を剥奪するのだ


この憎しみが汚れたら
僕の脳髄は心を拒む
曰く、罪とは我にあり
その体躯には無縁と知れよと




「汚れたボールペン」