hilihiliのhilihili という

ブログを最近知りました。


hilihiliのhilihili
http://hilihili.blogspot.com/


北村雄一さんというライター兼イラストレータの方が書かれているブログです。北村さんについてはブログのプロフィールを見てください。


科学コミュニケーションについてよく書かれておられ、私なんぞはうっかりしているとどの記事もブクマしてしまいそうです。


最近の記事ではこちらがおもしろかった。


やじがとんでくるのはそういう場所だから -- hilihiliのhilihili
http://hilihili.blogspot.com/2010/07/blog-post.html


疑似科学やオレ様理論がはびこっている。実際にはこれらは無力なのであまり害がない。でも、害がないからといって許されるわけではない、嘘を言うのは罪だから。


だから、そんな人たちが叩かれるのは仕方ありません。それは、こんな状況と似ているから。


オレ様、草野球ではホームラン王だったから、いますぐお前らの試合に出させろ、と野球スタジアムでごねていたら周囲の観客から罵詈雑言とやじの嵐。


でも、やじられるのはシロウトだからではありません。プロだって空振りばっかりしていたら同じ目に遭う。で、


科学はプロが真剣勝負している場所なんで、たとえプロであっても出来が悪い奴には容赦がない。そんなところに素人がのこのこ出て行っても、観客から帰れ帰れとブーイングの嵐。


痛い目に遭います。


やじらないでよ!!と泣くくらいなら、最初から観客席にいればよかったじゃないよ。草野球のグランドから出なければ良かったではないか。なんでひょこひょこマウンドに出てきたのか?


そして、こう結ばれています。


 ∧∧
( ‥)残念ながらこの世界は・・・

      (‥ )そんなお子様向けの楽しい世界じゃないんだよね。


いやぁ、おっしゃるとおり。温暖化論もそうですね。


個人的には温暖化の科学でも好きなこと言ってもらって良いと思います。堂々とオレ様懐疑論を表明していただければ楽しいですね。


ただ、その時に、やじられるのだけは覚悟しておいてください。ええ、もうけちょんけちょんに言われる訳ですよ。


でも、それはプロの世界でも同じ。科学者の世界では、なにか中身のあることを言うと、かならずやじが飛んできます。吹けば飛ぶようなどうでもいいことを言っている場合はかえって反応がない。


で、やじですが、たぶん、こちらから見るとやじでも、あちらから見ると本気なんですよね。逆もまたそうでしょう。こっちが本気で批判しても、相手にはやじに聞こえる。


お互い様、と。


今のところ、私のブログには大したやじは飛んできていません。こっちがたいしたこと言っていないからね。ですが、今後、強烈なのが来るかも知れませんね。覚悟はしております。


一方で、私もやじを飛ばしていこうと思います。いえ、私としてはまじめな批判なんですが、相手からするとやじに聞こえるでしょうねぇ。


あと、当事者はまじめだけど、周りから見るとどうでもいいヤジの応酬に見えたりもしそうです。でも、その見方も別に悪くないと思います。やじって、結構言っている側の人柄がにじみ出てきたりするんですよねぇ。科学がわからないと思っている人も、そのあたりは楽しめるかも。あんまり自慢できる楽しみ方ではなさそうですが、僕はありだと思います。


科学がわかる人もわからない人も、どうぞ、やじを楽しんでください。