縁側ウッドデッキ製作

<ウッドデッキ製作>

まず、前述で製作した土間の上に束の墨を打ちます。

材料:
・□90mm角材(今回はヒノキ材)
・2x4 6フィート
・束石
・ウッドデッキ材料

今回は束石を土台として使用します。
墨の上に正確に束石を置いていきます。

次に、□90mmのヒノキを切り出し、束石に固定してください。
この際、ウッドデッキの上面より少し低くても問題ありません。
計算より出っ張り量が多い場合はカットすることを忘れないようにお願いします。
*この際に防腐処理もしておきます。

次に根太を束を挟むように設置していきます。
この時、根太の天面が水平になるように、一番端と端を先に固定し、水糸を張ることで
作業はラクに行えます。

この後は、デッキ材を張っていくのみです。
今回のデッキ材はハードウッドを使用していますので、必ず下穴を開けて作業してください。
下穴錐は写真のような工具を使うことで、座グリもできますので、お勧めします。

玄関階段の石の乱張り

玄関階段の石の乱張り
施工の順番は
1、石の仮置き
2、セメントのみを接着剤として石を敷き詰める
3、目地モルタルで目地処理
4、乾燥
の順番で施工をしていきます。

1、石の仮置き
 階段部分に、購入した石板を形状を見ながら並べていきます。
 この時のポイントは、十字交差部分を作らないことです。
 基本的に三点交差になるように仮置きしてください。 



2、セメントのみを接着剤として石板を敷き詰める
 接着剤として、生セメントに水をいれ、どろっとした状態にします。
 仮置きした石板を一つずつ剥がして生モルタルを接着剤として、ゴムハンマーで叩きながら
 座りを良くしておきます。


3、目地モルタルで目地処理
 目地モルタルは、バケツで捏ねたあと、スポンジ鏝で目地部分に摺りこむように塗ってください。
 全体的に塗り終わったら、大き目のスポンジに水を含ませて、全体をふき取ってください。

4、乾燥
 完全にモルタルが乾燥するには一週間ほど必要となります。
 その間、できればコンパネ等をしいて、その上を通行するようにしてください。

玄関タタキの石張り

タタキの石張り

玄関廻りの作業に手を付け出しました。
まずは、今まで整地したままだった玄関タタキに手を入れていきます。

ここは、自宅の屋根に使っています石板のあまりを活用して、タタキとして組み込んでいきます。
この石板は厚いところで1cmほどある為、カットにはグラインダーを使っています。
石やコンクリートブロックをカットすると、すごい埃が発生しますので、できれば集塵機を活用して、埃を吸いながらカットを行うようにしてください。

石板のカットが終わったら次に基礎部分を作っていきます。

施工の順番は
1、基礎部分の整地
2、ドライモルタルでベース作り
3、セメントのみを接着剤として石板を敷き詰める
4、目地モルタルで目地処理
5、乾燥
の順番で施工をしていきます。

1、基礎部分の整地
 基礎部分は、仕上がり天面から10cmほど下がったところを基準に整地してください。
 整地が終わった後は、土をしっかり締めておいてください。

2、ドライモルタルでベース作り
 基礎が完成したら、ドライモルタルでベースを作っていきます。
 今回は石板が最大1cm程度ありますので、基礎部分から8cm程度をドライモルタルを敷き詰めて平滑化します。
 ドライモルタルの作り方は、通常のセメントを作るのと同じで、セメントと砂を混ぜるのですが、その際に水を最小限
(殆ど水分が無い感じ)に入れるのがポイントになります。
 砂のつぶつぶ感が残っているくらいがちょうどですね。 


3、セメントのみを接着剤として石板を敷き詰める
 接着剤として、生セメントに水をいれ、どろっとした状態にします。
 ドライモルタルの上に攪拌した生セメントを流し込み、その上に石板を敷いていくようにします。
 石板は、ゴムハンマーで叩きながら、座りを良くしておきます。
 あまり強く叩きすぎると、石板が割れてしまう可能性もありますので、注意してください。


4、目地モルタルで目地処理
 目地モルタルは、バケツで捏ねたあと、スポンジ鏝で目地部分に摺りこむように塗ってください。
 全体的に塗り終わったら、大き目のスポンジに水を含ませて、全体をふき取ってください。

5、乾燥
 完全にモルタルが乾燥するには一週間ほど必要となります。
 その間、できればコンパネ等をしいて、その上を通行するようにしてください。

ウッドデッキ用土間打ち

ウッドデッキ用土間打ち

徐々に外構作業も佳境に入ってきました。
一番気がかりだった、縁側のウッドデッキ製作にかかりたいと思います。
まずは、下地作りからスタート
地面は造成したままの荒れた状態で、草も生え放題!!
おまけに、今は機能していない溝もあり、全体的に土間打ちで平坦にしようと思います。

<1日目>
・準備
まずはレベルを取って、コンクリートを打つ面の墨を打ちます。

その後、今回は手練で土間うちをしますが、10cmほど生コンを入れたいので、出っ張る部分を
はつって整地していきます。
この作業が意外と大変なんですが、ここで手を抜くと仕上がりがうまくいかないので、地道に頑張
ります。
コンクリートのはつりは、ブレーカー(削岩機)と言う機械を使っています。

整地ができたら、メッシュを満遍なく敷き詰めて完成!!
コンクリートの型枠も設置完了

排水処理も実施、排水マスにφ40の塩ビパイプを設置


丸一日かかってしまいました。

<2日目>
夏と言う事もあり、毎日快晴で35度を越える気温
干上がってしまいそうですが、めげずに頑張ります。
今日は土間打ちを行います。
手練とは言っても、機械の手をお借りします。
30年選手のミキサー君です。
タイヤがパンクしていたので、今回思い切って新調しました。
なんと、チューブレスタイヤ!!
あと20年は使えそうです

今回2立米程度の土間打ちになる為、材料も大量です。
 ジャリ   80袋
 砂     40袋
 生セメント 12袋
生コンの混合比率は ジャリ:6 対 砂:3 対 セメント:1
の割合が一般的のようです。

ここからはひたすらコンクリートを作っていきます。
*ミキサーでコンクリートを攪拌するときに、材料を次の順で入れると満遍なく攪拌できます。
ミキサーを回しながら、まず”水”を入れた後に、ジャリを投入、その後に砂を投入し、ジャリと砂が混ざったところに、セメントを投入してください。
この方法が一番混ぜ残しも無く、きれいに混ぜあがりました。

攪拌できた生コンは、バケツリレー投入!!
さすがに、2立米の生コンの移動量は半端なく、脱水症状になりかけてしまいました。



今回の土間打ちは、仕上がり面が最終的に隠れることもあり、一度押さえで終了しました。

外水栓製作(給排水工事)

外水栓製作(給排水工事)
外水栓の製作も大詰めです。
本体製作、タイル張りが終了し、最後は給排水工事のみになってきました。
今回の給排水は、隣の自転車置き場内から引っ張ってきます。

一番の難題は排水処理になります。
駐車場の土間を打つ前であれば、廃水処理はどうにでもなるのですが、土間を打った後では
かなり厄介な工事になります。
排水は自然落下になりますので、必ず勾配が必要です。
5%も勾配(1m行けば5cm下がる)がついていれば十分。
実際の配管は写真のようになります。




センスも問われる作業ですが、結構たのしいです!!
給水側は、駐輪場内にある立水栓から分岐して確保しました。
給水側は、水漏れすると大事ですので、接着接続はしっかり行って下さい。
*この際蛇口を先に接続している場合は、蛇口の栓を開いておくように注意して下さい。
配管接続時、蛇口の栓が閉まったままだと、配管内が真空になってしまい、接着する時に
トラブルが起こります。
配管終了後1時間ほど乾かせた後、開栓確認をして完了です。

外水栓製作(タイル張り)

外水栓製作(タイル張り)
土台も完璧に乾燥し、タイル張りに移ります。
タイルは本当にたくさんの種類がありますので、好きなものをチョイスです。
僕は知り合いのタイル屋さんが、余っているタイルを分けてくださったので、そのタイルを組み合わせて作業に取り掛かります。
タイルを接着するのは、LIXILさんのタイル用ボンドです。
このボンドが秀逸で、めちゃくちゃ貼りやすかったです。
接着剤を櫛目コテで均一に塗っていきます。
ポイントは接着剤を塗りすぎないことでしょうか?
タイルカットは、専用工具を頂いたので、もの凄く手間が省けた感じです。



タイル作業は、道具が肝心になります。
・タイルカッター
・タイルペンチ
・グラインダー(陶磁器用ブレード)
・櫛目コテ
・目地用コテ(コテ面がスポンジのようになっているものです
これがないと作業は進まないと思って下さい。



タイルが張り終わったら、一日ほど乾燥させてから、目地作業に入ります。
目地セメントを説明書通りに捏ねて、目地用鏝(コテ面がスポンジ状のもの)でタイルの上から目地に押し込むように塗り込んでいきます。
塗り込みが終わりましたら、大きめのスポンジに水を含ませ、タイルを拭いていくようにして下さい。


これで作業は完了です。
これも大満足!!

アンティーク外水栓の製作(本体製作)

外水栓製作(本体製作)
ここまで来たら外水栓も作ってしまおうと言うことで製作開始です。
完成イメージは、タイル張りの洗い場付きでちょっとアンティークな外水栓
ベースは10cmブロックを使います。
いつも通りブロックを積んでいきますが、今回は水道の配管を先に仕込んでいく
必要がありますので、塩ビパイプを通しながらブロックを積んでいきます。



水栓を2箇所付ける仕様にしたので、分岐しながら配管も仕込んでいきます。
ブロック積みが終わったら、洗い場を作っていきます。
洗い場は型枠を作った上で、モルタルを流し込みます。
その前に、鉄筋を格子にして編み込んでいきます。
鉄筋の固定は、一方向のみブロックに穴を開け、鉄筋を3cmほど差し込んで落ちないようにします。
格子状に鉄筋を置いた後は、針金で鉄筋同士をくくりつけておけば大丈夫です。



次にモルタルを流し込みますが、流し込む前に排水部分に塩ビ管を差し込んでおいて下さい。
後は、モルタルを流し込み、鏝できれいに均せばOKです。
排水溝側に勾配を付けることを忘れないようにして下さい。