Hatena::ブログ(Diary)

悪態の小部屋

ごはん日記:ごはんができたよ。

07*02*20

さ、すみません、ホントにしばらく更新休みます。気になってたことをきのうの日付でどばっと更新してあるので、宜しかったらご覧ください。

なんか色々ご心配おかけするような書き方をしちゃってたみたいですが、別にいやなことがあったから、っていうんじゃないのです。体調が悪いから、忙しいから、というのがメインの理由。そのせいで多分、わたしが雑な文章を書いているがために、好ましくないリアクションをいただくケースが出てきているのだろう、とそう思ってます。わたしの問題なのでお気になさらず。

取り敢えず3月末の時点でどうするかまた考えます。再開するかもしれないし、しないかもしれないし。取り敢えず寝ますよ、しばしサヨナラー。

07*02*19

第51回岸田國士戯曲賞選評 公開

http://www.hakusuisha.co.jp/kishida/review51.php

やべーちょう面白い。何がって、審査委員の先生方そのものが。

実際のところ、俎上に上がっている作品の中で公演を観たのは一作だけなのだけど、こんな面白い人たちの選評が読めるなら、候補作読まなくてもいっそいいのかもよ、って思っちゃった。今年は選評の当たり年と言っていいだろう、こんな面白い選評滅多に読めないと思う。劇作家とか目指してる人じゃなくて幸いだったよ、こんな選評より面白い戯曲書かなきゃいけないのか、なんつう絶望を感じないで済むもんねえ。

岩松さんは毎年、皆が触れている作品の疵について、ある部分でいちばんシビアな表現を選択しているように見えるんだけど、それは意図的に受け取り手の視点に立つ習慣の賜物のように思える。岩松さんという作家の、客観性への執着が見えてなんかにやっとしてしまう感じ。でもそれを語る際の言葉遣いには個人的な目線を感じさせるものがあって、そのバランスが面白いなあと思う。「言葉からこぼれおちるものを演劇がすくっていく」なんて、恐ろしいほどのロマンチシズムじゃないですか。デレデレしちゃう。

鴻上さんは、本谷さんの上演成果を大変高く評価してらっしゃるのが面白い。っていうか、この単語を読んで最初、動員数とかを表しているのかと思った。だってあの舞台、わたしにはそんなに素晴らしくなかったからさー。その素晴らしさを演出と役者の力であるとして、戯曲の力じゃないとするあたりも面白いなあと思った。演出そんなによかったかに…? 脚本限界を超えていたようにわたしには思えないので、わあ、鴻上さんとはわたし、価値観が随分と違うらしいぞ! とにやけた。最後のほうで「受賞作なし」を惜しむ言葉が綴られている段ともなれば、そんなに惜しいと思うなら、あげればよかったじゃないの、なんて気持ちにさせられる。これがまた、以降の選評への絶妙なブリッジになってしまうところがすごいのだ。くくく。

そして坂手さん。タイトルからして「受賞作を出せなくて残念だ」だもの。笑う。この人は、作品を挙げている順番が他の選者と違っていて、本谷さんを一番後ろに回している。「露悪的なコントとして都合よくまとめている」って表現、ちょっとドキッとさせられるけど、それくらい的確だと思うんだよなあ。しかもおっかないことにこのコントにはユーモアがないというね…わたしの「遭難、」評は「笑えない」の一言に尽きるので、都合のよいコント、っていう表現には膝を打つ思いだった。そんなコントは笑えっこないでしょ。あとさらーっと前田さんの作品で「二つの岸田戯曲賞」っていうフレーズを出していて、この時点で、舞台を観ていないわたしには「?」となるのだが、これがまた先へと導くリードとなる。そして最後まで読むとようやく、どうやら今回の「受賞作なし」というのは、自身が座付きを務める劇団の新作の執筆が遅れ、初日延期という漫画みたいな事態を繰り返していた時期の選考会だったために、審査委員長でありながら選考会を欠席した井上ひさしの強い意向を反映してのことだったらしい、ということが分かる。何この謎解き感。「記しておかねばなるまい」て、記さずに匂わせしかしなかった鴻上さんの立場はどーなるというのか。くくく、面白い、面白すぎるよ坂手さん。

永井さんは真面目に本谷作品の粗を挙げていて、こんなことをちゃんと言ってくれる選者がいるなんて、本谷さんは幸せだよねえって思う。「イジメトラウマの連鎖という今日的な題材を扱いながら、それを生み出す現実の制度そのものへの無関心はなぜなのか」って書いてらっしゃる点、わたしも観劇直後に感じたことで、背景となる学校の仕組みの描き込みが極端に甘いんだ、この作品。教育の現場って言うのは、ちょっと取材すれば絶対に面白い土壌のはずじゃないですか。それこそトラウマ、この作品が固執しているようなファンタジックなまでに個人的なトラウマではなく、社会と結びついた形でのより絶望的なトラウマが描けるに違いないのに、本谷さんはただの書割としてしか「学校」という装置を捉えてない。もうこの人、個人(っていうかもっというと「わたし」)のことしかホントに興味ないんだな…というそのびっくり感ね。それを永井さんの選評にも感じて、そうそう、そうなの…! っていううずうずした感じを味わった。あと、ここで初めて「終わらせ方」というキーワードが登場し、次の選評へとバトンを継ぐ形となるのが本当に面白い。しりとり

そして野田さんである。この人は「分かりやすい」の神様みたいな人だなあ。坂手さんが(多分わざと)不親切に触れていた、前田さんの作品の「二つの岸田賞」についてさらりと、こっちに分かる言葉で説明しちゃったりして、なんとなく、らしさを感じる。あと、「芝居を終わらせるために終わらせていない」みたいに、「終わらせ方」についての明確な表現をもこの人はさらってゆく。多分、どちらも選考会で語られたことなんだと思うのですが、その前提を知らない読者(選評のね)に対して、意味を届けようとする力の強さは野田さんが一番強いように思った。勿論、そこまで届けることに意味があるのか、ということはまた別の問題。野田さんは野田さんで徹底していることだよ、というむやみな面白さを満喫したということだけが、今ここでわたしの書きたいことだ。そして「どこかで見たことのある作品で、そこに新鮮味を感じることができなかった」と書いてらっしゃるところに頷いたのは、野田さんが可愛がっている松尾スズキさんの昔の舞台を、「遭難、」鑑賞直後にうんざりするくらい鮮明に思い出していたわたしだからなのだった。

ほんでもって宮沢さん。この選評を読んでわたしは、なんか、文章のトーンという点において、相当にこの人の影響を受けているのだなあ自分、とまったく関係のない感慨に捉われた。宮沢さんてば論じてるんだもの。総括?っていうくらいの論じっぷりだ。極論の提示とその後の「けれど」に続く微調整の現実性、明確に仮定を挙げて論証する手癖がなんか、わたしの身体にしみついているリズムとすごく近い。畏れ多いけど、あー、そうだこれだ、って思う。そして特筆すべきなのは、宮沢さんだけはなんか、最後のほうに選者としての立場が混乱してきてるように見えるところか。「潮流や傾向から遠く隔たった場所から、また異なる種類の刺激的な作品がきっと登場する」って書いてらっさいますが、宮沢さんがラジカルガジベリビンバシステムを立ち上げる際の旗揚げ公演に冠したタイトルが「ここから彼方へ」だった訳で。この人、明らかに、他人の戯曲を審査しながら、自分でそこへ向かうつもりを高めてますよね。大人げないわあ。こんな大人げない宮沢さんが心底格好いいと思う。

そんな訳で、何やら選評の感想のテイを取ったアンチ本谷有希子節みたくなってますが、別にそういうことではなく、こんだけ賛否両論みたいなのを引っ張り出せる人っていうのは稀有なんだろうし、やっぱり才能あるんだねえ、って思ったということです。わたしは彼女の舞台は「遭難、」1本しか観てなくて、この作品にはなんか、女子の幼稚な「わたし」欲が煮解けたみたいな未成熟に鼻白んだ部分が大きかったし、こういうところは、この先ならいざ知らず、これまでの舞台でも共通していたんだろうなあ、と思うと、その「わたし」一辺倒の気持ち悪さだけが売りならあんま魅力感じないわあ…と思っていたんだけど、こんだけ皆が取り沙汰するということは、きっと彼女の作品にも見るべきものはあるのだろうと思う。去年までは、ノミネートこそされまくっていたけど、こんなに真面目には誰も触れてなかったもんね。今後も何本か観てみて、その上で態度を決めたいものである。

いずれにしても、審査員のせんせえがたがそれぞれ、持ち芸をチラチラと披露しつつも、各々の偏りも露呈していて、素晴らしく面白い選評だった。井上ひさしさんがいい仕事したお陰なんじゃないだろうか。こう言っちゃなんだけど、賞も人間が決めてるもんだからね。タイミングとかムードとか審査員の顔ぶれや相性、そういうのの総合で決まるものだから。審査員がこれだけ魅力ある作家の集合体である以上、その選考過程自体がひとつのエンターテイメントになりうると思うし、それが今年はなんか、「おいおい」って雰囲気が一部から漏れてる感じで、普段のキレイなバランスが崩れて、生身っぽい言葉がちょいちょい零れているところにどえらい魅力を感じましたよ。審査される作家のほうはたまんないだろうけど、傍観者は荒れた選のほうが面白いに決まっている。ううん、堪能した。

遊園地再生事業団「ニュータウン入口」(仮)通しチケット取り扱い

そんな宮沢章夫さんの新作情報。っていうかまず公演概要から。

プレビュー (1)「リーディング公演」
会場:森下スタジオC
2007年4月20日(金)〜22日(日)

■ プレビュー (2)「準備公演」(内容未定)
会場:森下スタジオC
2007年6月29日(金)〜7月1日(日)

■ 本公演
会場:三軒茶屋 シアタートラム
2007年9月21日(金)〜30日(日)

遊園地再生事業団#16『ニュータウン入口』(仮)

この公演のキーになっているのは「十四歳」でもあり、それはまあ例のあの事件の話でもあろうと想像もする*1し、あの事件からさほど時間の経っていない時期に、宮沢さんは「14歳の国」という作品を書いたりもしていた。

上述のような感じで、本谷有希子「遭難、」を観てわたしが感じた「学校という特殊な空間への目配りの貧しさ」は、例えばこの「14歳の国」のような舞台との対比で考えたときに殊にくっきり浮かび上がる種類のもので、十四歳が危ない、とヒステリックに取り沙汰されていたあの時期に上演されたこの舞台は、キレる子供を取り締まるべき中学教師たちの物語として描かれた会話劇で、持ち物検査の陰湿さや、人間が人間を取り締まることで生まれる歪み、教師間での力関係…等々、「学校という特殊な空間」をネタに取った、寒々しくもオモシロ怖い作品だった。後に「演技者。」で大根仁さんがドラマ化しており、こちらは確かセル DVD で流通しているはずなので、興味のある人は観てみたら? と思う。まあ、観てもいいし観なくてもいいけど。

そして、今になってニュータウンだ。ニュータウンと言えば、西東京で育ったわたしにとっては多摩ニュータウン。そうです、昨夏の「大人計画フェスティバル」の舞台となった多摩センターを含む地域。そんな訳で、去年5月にわたしはこんなことを書いていた。

http://d.hatena.ne.jp/oolochi/20060524/p1

シンクロニシティと呼ぶのも憚られるけれど、わたしは確かに、ニュータウン的な寒々しさをまとう同級生たちを見て、子供の頃からその不思議さを身近に感じていた。だから宮沢さんが描く土着の物語としての「ニュータウン入口」がとても楽しみで仕方がない。

ちなみに、太陽の塔のある千里ニュータウンも「ニュータウン」だし、今回のこの作品ではなんか、遺跡発掘がキーになりそうな雰囲気もあり、近年の大人計画の公演モチーフとも若干かすってる*2部分があって面白いなーと思った。ま、こっちはこじつけか。うん。

矢野顕子日記更新

http://www.akikoyano.com/j/diary02.php

アッコちゃんが「坂本龍一」と呼び捨てにするのを見たり聞いたりするとなんだか溜息が漏れる。なんて強くて美しい愛のひとなのかと。

DVD「音楽のちから」〜吉野金次の復帰を願う緊急コンサート 予約受付開始

そんな矢野日記でも告知のあったこちら。

http://www.greendoor.jp/tikaramoti/

4/25 発売、3/11 までの予約分のみの完全限定生産商品らしい。これはこぞって予約すべきです。実に素晴らしいライブであったことだよ。

SAKEROCK ファンはサケロスターズ(だからそんな略語はない!)でカヴァーしていた細野さんの「PomPom蒸気」を06年の細野さんが演奏するさまを観てみたらいいと思う(こっちにも高田漣さんいるし!)し、アッコちゃんがエルレのカヴァーをした「右手」は音源として世に出るの初めてじゃない? 友部正人さんの「Speak Japanese, American」、タア坊&アッコちゃんのデュエットによる「ウナ・セラ・ディ東京」、佐野元春弾き語りによる「SOMEDAY」、細野矢野での「終わりの季節」…どこをどう取っても観ておいて損しようがない演奏ばかりだった。是非色んなひとに観てほしい。

キック・ザ・カンクロー

魍魎の匣」の撮影で、宮藤さんが久保の登場シーンのちょうスカした感じの台詞(映画第三の男」からの孫引きの台詞)のシーンで NG を連発したっていう話が面白かった。台本の台詞(結構な長尺)を覚えて行って、「やっぱり厳密にやろう」って、元の台詞を長く引用して喋るように監督が書き直して、昼休憩1時間の間に覚えたときまでは「俺、けっこうやるな」みたいな感じだったらしんだけど、2回くらい噛んじゃって、「やっぱ元に戻そうか」って言われたあとがひどかったらしい。最初の台詞と変更後の台詞がまざっちゃって。しかも冷徹?な役なのにちょう目が泳いで大変だったんだそうだ。目に浮かぶようよ。

その後、「クワイエットルームにようこそ」の撮影では、撮影初日が順調すぎて巻いてしまい、まだ撮る予定じゃなかったシーンまで「撮っちゃおうか?」と急に松尾さんに言われ、そこもやはり宮藤さんの役の長台詞のシーンだったと。しかしこのとき演じていた役は「目が泳いでいる役だった」ためセーフだった、っていうのがなんか、キレイに落ちててムカついた。あはは。いやあ、ケラさんブログ*3でも大根さんブログ*4でもクワイエットルーム話ですよ。紙ちゃんのナース姿にデレデレですよ。男に生まれて紙ちゃん命懸けで守ったりとかしたかったですよ、もしくは蒼井優ちゃん。でもホントは老け顔メイク峯村リエさんとかくたびれ果ててる監督ちゃん写すなら、プロピア宮藤を写してくれよって話ですよケラさん。あ、違った、KERAさん*5

そう言えばキックの話に戻りますが、毎週録音をしているのに今週はリアルタイムで聴いただけに留まっていて、宮藤さんが内田有紀ちゃんのことをとても褒めていたんだけど、どうして褒めてたのか全然記憶にない。なんだったんだろう。ダイジェストも聴いたけど、THE PIXIES ネタで延々引っ張っていた。あとデブ幼女オーディション出演映画の話な。「俺を喜ばせたかったら太ってる子を出せ!」て。ひどい。

それでもボクはやってない

観た直後の感想もちょっと書いたんだけども。

http://d.hatena.ne.jp/oolochi/20070207/1170868340

正名僕蔵がよすぎる、と驚いていたら、結局この人がやっていた役がすごく重要な主張を担っていたのですね。ほぼ日での周防監督と糸井さんの対談連載*6のこの回↓を読んで気付いたんだけど。

http://www.1101.com/suo/2007-02-18.html

しかしながら、パンフレットによれば彼の演じた大森裁判官は「正義感は強いけれども少し能力に欠ける裁判官」だったようで、彼が無罪判定を出した裁判検察側に提訴され、高裁で逆転有罪を出されるケースが続いている…っていう、そこは確かに映画本編で描かれていた。検察側は勝てると思った場合しか提訴しないのだそうで、一審 → 高裁 → 最高裁、というステップで行けば、無罪 → 有罪、と来てしまうと、最高裁で無罪を勝ち取るのはほぼ無理なんだそうだ。逆に、一審で有罪くらっても、高裁で無罪を取れば、最高裁でひっくり返すのが難しいと検察に判断させて提訴を諦めさせ、罪状確定となる可能性が高いのだとか。なるほどなあ、と思う。すごく現実的で、この長い長い筋書きの中でこの映画を見れば、実に一部分を描いたものだということ、スクリーンエンドロールが流れても、何の物語も決着しておらず、この映画が描いている「制度」自体は淡々と続いている、という、その感じがものすごくよく分かって面白かった。このパンフは、こういう部分で本当に充実した読み物になっているので、これから劇場で映画を観ようと思っている人はオススメです。

映画を観終えて最初に思ったことは、笑いの芝居がない映画だなあ、ということ。誰も誇張した芝居をしていなくて、だからって別に、「静かな演劇」みたいに極端に力を抜いた芝居をしている訳でもなくて…状況がきちんと作り込んであって、その中でその人がどんな風に振舞うか、という、その現実を真面目に、奇をてらわずに再現しているような演技を皆がしている、っていう、その点でひたすら圧倒されていた。正名さんも田中哲司さんも、「いい」っていうのは、役がいい、ってことでもあって、その役のよさをきちんとなぞっていたから「いい」っていう、そういうよさ。過剰に役者が役を引っ張り出したりしていないから、誰も突出していないし、誰も弱くないし。すごい役者の使い方をするなあ周防監督! ってびっくりして、なんともかんとも胸を打たれた。

正名さんの役に託した「周防監督が一番大事だと思うこと」は、彼の左遷とともにスクリーンから排除されてゆく訳で、それでもボクはやってない、っていう、タイトルシンプルな叫び…叫び? いや、叫びじゃなくてもいいんだけど、この言葉しかもう、被告には残されなくなってゆく訳じゃないですか。絶望というか、終わらない悪夢感がすごくって、だけど変にウェットにならないでいられるのは、人間ドラマ、みたいな描き方を完全に排除しているからなんだなあって思った。被告の別れた恋人、田舎から出て来ている母、その母と一緒に被告のために奔走する親友、と主人公である被告側の「人間ドラマ」を描かないだけではなく、なんかきっと、小日向文世さん演じる裁判官とか、普通のドラマツルギーだったら「でも本当は人間味もあります」っていう風に、例えば雨に濡れる子猫を拾うシーンとか(おい)を付け足したくなるものだと思うのだけど、周防監督はそれをしなくって、もうとにかく、余計な人間の心情とかをわざわざ描いたりしない。観客も馬鹿じゃないんだから、そんなの想像すれば分かることだしね。映画そのものとしては、もう「裁判」しか描かない、っていう、その徹底度合いが今回の作品はものすごくって、こんなストイックな映画って! って思った。

…なんつうことをね、劇場からの帰り道、ぐるぐる考えながら昂奮して帰ったら、こんへんのことが全部パンフレットに監督の言葉として載っていたのであらら、ってなったりしたのです。主人公も、中年サラリーマンと若者フリーター、どっちにしようか随分長いこと悩んでいて、後者にする決定打となったのは「背負っているものの大きさ」の違いだったというところとか。要は家族の物語とかを膨らませるのが目的ではない、っていう、そういうところだったんだそうで、ものすごく納得感があったと同時に、分かった、そういうことだ! みたく、映画のポイントを見抜いたつもりになった自分がとても恥ずかしくなっていた。はは。

でも、何というか、この映画はものすごく明確なベクトルで作られた作品で、他のどんな映画とも違う強度を持っていると思う。硬派、っていうのもちょっと違うけど、見応えあるし、何よりうろたえ続ける加瀬くんがすごくいい。いい映画だなあと思った。海外での上映会も色々行われつつあるようで、色んな国の観客の反応とかが知りたいなあと思った。公式サイトhttp://soreboku.cocolog-nifty.com/)では監督ブログで、撮影のときのことを振り返って綴っていたりはするのだけども、配給会社ブログとかでトークセッションとかの様子を綴ればいいのにね、と思う。公開した後が長いタイプの作品だと思うよ、これ。

そして感想 TB 企画があるらしいので一応わたしも投げておこうと思った。この映画に対してなら、そういうことをしたい気持ちになった。

※後日追記;イベントレポートブログ、監督ブログとは別立てでありました(http://blog1.soreboku.jp/)。あと、海外での上映の模様もビデオポッドキャストで配信しているらしい(http://www.soreboku.jp/podcast.html)。わたくしごときの考え付くことはすべて提供されていたよ。ちょっと感動。

ゲキシネ「髑髏城の7人〜アカドクロ」

土曜日に観て来た。いやあ、面白かった! 古田新太に魂を抜かれて帰って来たね! あんな変なヅラを被らされているのにどうしてあんなに格好いいのでしょうか…派手な着流しの裾をばっとたくし上げての殺陣では、白くてむっちりした太腿がエロいったらない。いえ、普段の古田さんの太腿なんてただのロース塊にしか見えないのだけど(ひどい!)、役に入って殺陣を切っていると、あんなに精彩と色気がほとばしるというのがまったく不思議でならない。どういう生き物なんでしょうかあちら。「浮世の義理も昔の縁(えにし)も、三途の川に捨之介だあ!」つってバーン! の大見得が素晴らしくって、あんだけ恰幅いいと見得も決まって格好よいったらないなあとぽーっとなった。

また天魔王サイドは悪古田、という感じで、これまた相当にツボに入った。古田さんの殺陣は重い…って、「朧の森に棲む鬼」ですごく思ったんだけど、動きが鈍いという意味ではなくて、太刀の一振りがものすごく重たく見える、ということ。なんか、重い刀を使っているように見えるっていうか。実際は軽い棒切れを振り回している訳じゃない? だけど、それをちゃんと、鋼とか鉛とかでできた武器であるように見せる振り、っていうのが、古田さんの殺陣な気がする。速くなるポイントが一瞬で、それって実際に重いものを振ったときの加速の仕方に近い感じに見えるんだろうなあ。朧は、阿部さんの軽くて速い殺陣と、染五郎の振りが大きくて華やかな殺陣と、重い古田さんの殺陣、っていうバランスがめちゃくちゃよかったけど、単体で見たら、一太刀でバーン!と重くて、充分速い、強い殺陣だなあと思う。正直、殺陣のシーンに関してはカット割りが邪魔だ!って思った。引いた画でじっくり見せてほしかったです。ゲキシネの限界をこんなところに感じた次第。あと、最後の対決の殺陣のシーンで、古田さんが太腿かなんかをぽりぽり掻いているところが映り込んでてかなり笑ってしまったりね…そういうところもハマるから怖いひとですよ。くくく。

あと、捨之介の声の高さが気になっていたんだけど、天魔王が出て来て、やっと落差を出すためだったんだなーと得心した感じ。なんか捨之介は、佐藤仁美さんの沙霧との相性がすっごくよくって、女らしく育っていないばかりか、実は結構な重圧を抱えた立場を生きて来ている沙霧を、敢えてただの女の子として扱っている感じがめちゃめちゃよかったのだ。こっちが勝手に思っている古田さんのイメージに寄せて書いてある役だったってことなんだろうかな。ああやって、女性全般をあいしているのに誰かひとりのところには留まらない感じ、洒脱でふざけていて女にだらしなくて、だけどいつもそこに長く居座る気がなさそうな感じ。どハマリ役だった。堪能。

…と古田話で締めようかと思ったんだけど、水野真紀ちゃんがびっくりするくらいよかったことだけはメモっておきたい。いやあ、意外だったけど新感線映えするわあ、あの人! 長身と美貌を生かした非の打ち所のない「男装の麗人」。気品と哀愁と矜持と狂気…天魔王とのシーンエロかったなああああ。正直、こんなにいい役者さんだっていうのは、これまでに出演舞台を生で観たときには一切感じなかったことだったので、本当に驚いた。っていうか、森蘭丸を「男装の女性」として描く(しかもそこに余計な説明を挟まない)あたりが結構面白いなーと思ったけど…信長が先に逝ってしまった、というくだりとか、もっと恋慕っぽく強調してもよかったんじゃないのかなあと思いつつ、考えたらアオドクロではこの役、女優じゃなくて池内博之くんが普通にやってるんだもんね。あんま過剰にするとあざといか。ほんで初演は女優、再演は粟根さん…と困ったときの Wikipedia*7 が教えてくれる。うーん、なるほど。役の描き方に変遷があったのかがちょっと興味あるかも。

替え玉を犠牲にして生き延びている沙霧が、替え玉として影のまま生き残ってしまった捨之介を救いたいと思う、というシーン、それから、仲間を殺されて混乱するじゅんさんに、坂井真紀ちゃん演じる太夫が「立派な死に際だった」「あんた、いい部下持ったね」って言うシーン。このへんでなんか、唐突に涙が出て困った。涙もろさ復活か…? あと、聞いた話ではこの公演、途中でラストの解釈が随分変わったんだそうで。うう、ゲキシネで使ってないラストも観てみたかったなー。

どこで収録した映像をゲキシネで使っているのかは分からないのだけれども、とにかくあの、舞台の向こう側の奥行きの深さはものすごく、あれって50mくらいないですかね? ラスト、捨之介と沙霧がその深い奥行きを、向こうのほうまで去ってゆくときの背中を見送る感じ、終ったなあ、という感じと、拍子木がひとつ鳴って空気がばっと変わって、さっきまでと同じ格好なのにまったく違う顔になった2人が、今度はこっちを向いて走ってくる、っていう、それを見たとき、あの奥行きを確保したことが最大の演出効果だなあと思った。うう、面白いわああの演出…。

ちなみに来週アオドクロもゲキシネ観るんだけど、予告観たら全然トーンが違っててびっくり。再度 Wikipedia によれば、ああなるほど、演出趣向が全然違うんですね。楽しみだなー、染五郎の天魔王。悪エロいんだろうなあ。お友達は皆、口を揃えて「三宅さんもよいよー(はあと)」と言う。うふふ、楽しみ楽しみ。

…あ、ちなみにバルト9、メタルマクベス上映館とは違う部屋(部屋?)でした。もっとコンパクトな館(館?)だった。でもなんか、横が一列20席近くあるのに、真ん中に通路がないために出入りがむぬすごく大変だった。あと週末はエレベータが激混みなので、上映開始時間より随分余裕を持って行かないと死ぬかもしれない。わたしは予告が終わるタイミングでやっと会場に入れたので、周囲の方々にひどく迷惑をかけてしまった。これからの方要注意っす。

hon-nin vol.3 情報解禁

http://www.ohtabooks.com/hon-nin/blog/editor/2007/02/post_19.html

巻頭対談はリリー・フランキー×松尾スズキ、「俺たちの『東京タワー』」。この号うれそー。Amazon でも既に予約が開始している。

しかしあれだ、色んなことをさておいくならば、この表紙のスタイリスト誰?! えらい! あんたえろい、…あ間違えた、えらいよ!!(壊

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*1:かつてあの事件の起こった街を歩いた、という記述を宮沢さんのweb日記に認めたことがある。探す気がないので詳細はリンクとかしないけど。

*2:千里は2006年の「まとまったお金の唄」、遺跡発掘は2004年の「イケニエの人」。

*3http://blog.livedoor.jp/keralino/archives/52374079.html

*4http://blog.livedoor.jp/hitoshione/archives/50428758.html

*5http://blog.livedoor.jp/keralino/archives/52018231.html

*6:Ryさん(id:rysheep)んちで教えていただいた。

*7http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%91%E9%AB%8F%E5%9F%8E%E3%81%AE%E4%B8%83%E4%BA%BA

さーやさーや 2007/02/21 00:17 >kikiさん
こんばんは! あーそう言えばありましたね、そういうコンセプト! だとしたらリリーさんのセルフコーディネイト能力に脱帽です…松尾さんのコートもかっわいいですねえ。うひゃー。並びが素敵すぎて、もうポスターとか作ったらいいのに!って思っちゃいますね、うふふ。や、わたしが一番ほしいのは創刊時の松尾宮藤ポスターなんですが…!(訊かれてない

07*02*16

07*02*15

拝啓、父上様

事態が動き始めましたな。仲居さんを巡る新旧女将のスタンスの違いがよく出ていて上手いなあと思う。倉本聰脚本は、色んな人の立場がある、っていう視点の多様性だけじゃなくて、その色んな立場から、時として人はアレコレ企んだりもする、という+αがあって面白い。皆辛いんだ、みたいな方向に落ちずに、それぞれの立場から、割とアレコレ余計なことを皆がするんですね。そのズレた一生懸命さには、ちょっとイラっとさせられたり、微笑ましく思わされたり。こういうところが独特のユーモラスな感じに通じているような気がするなあ。一平の妄想癖とかまさにそういう感じだ。

誕生日の夜に予定がない、のか、息子の誘いに予定をキャンセルしたのか、よく分からないけど、嬉々として息子とのデートに出かける雪乃ちゃんがいいなあと思う。役者が上手いのも、演出が上手いのもあるんだろうけど、一平が雪乃ちゃんに対する口調だけとてもぞんざいになっているところとか、毎回上手いなあと溜息が出る。一平は相手の立場によって口調がいちいち変わっていて、そういう細かいところに人物造形の妙を感じるのだ。真面目につくってあるドラマだなあと、派手さに欠けはするけれど、なかなか心地よく観ている次第。

しかし、ここ2週、二/宮くんの小鹿のような目がぐるぐると泳ぐシーンで終わっているのが気になるよ。いっくら動揺したって、普通そこまでぐるぐるしないだろうよ、目。来週もこういう締めだったらいっそ笑うのだが。

ラーメンズ第16回公演「TEXT」東京グローブ座公演、初日が一日早まる

公式にはまだ載ってないみたいだけど、イープラスからメールが来ていた。3/13(火)〜3/25(日)だったのが、12日(月)の夜公演が追加になったそうだ。

http://eplus.jp/sys/main.jsp?prm=U=14:P2=002167:P5=0001:P6=001:P3=0020:P4=006:P1=0130

イープラスで独占プレオーダだそうです。確保できてない方、手持ちのチケットに追加したい方は狙い目かもしらん。

のだめカンタービレ17巻/二ノ宮知子

のだめカンタービレ 17 (講談社コミックスキス)

のだめカンタービレ 17 (講談社コミックスキス)

ううう…ちょっと痛くなって来た…千秋父がこういう形で物語に絡んでくるとは思っていなかったので、ちょっと千秋の立ち位置が揺らぐ感じがあって、読んでてひやっとなる。のだめが地道に、弱いところをちょっとずつちょっとずつ補強して成長しているのに、千秋が揺らぐとしんどいことになるよなあ、って。

2つの才能が寄り添うために、お互いを損なわずにいられるのか、みたいな、そういう芸術家同士の恋物語っていうのがいちジャンルとして存在すると思うんだけど、その中でものだめは、あまり互いの才能への嫉妬を取り沙汰しない傾向があって、そこがよいなあと思っていたようです、わたしは。勿論、葛藤は物語上重要な要素だし、大いに結構なんだけど、フィクションの世界くらいは、愛情があるのに一箇所噛み合わないがために逃げられないループで追い詰められる人間関係、とか、そういうホントにしんどいところは描かないでいてくれてもよいではないかな…みたいな、そういう甘えた気持ちなのかもしれない。読者の身勝手だけど。

お互いの音楽のために離れている時間は多分、のだめにとって、ずっと2人で一緒にいるための時間でもあって、だからすごく幸せなすれ違いなんだと思うんだけど、のだめの向かおうとしている場所に、違うルートで向かっているはずの千秋が、どこか余所のほうを向いているのでは、って不安はなんか、のだめが可哀想で読んでいて結構いやだ。あんなに苦手だった初見だって、ちょっとずつ向上しているのになあ。千秋、しっかりすれー。

しかし、千秋父の「同じ世界に来るっていうのはこういうことか」っていう一言は重い。もしやこの先は、芸術家同士の恋物語っていう側面だけじゃなく、子が親を乗り越える的な側面も出てくるのかしらん。その過程で、ちゃんと千秋サイドに、のだめの居場所があるとよいなあと思う。そうでないと読むのがちょいしんどい。あんま、内的感情の推移とか細かく描くタイプ漫画でもないしね。さっさとのだめの必然性を千秋が確認する展開になってほしいのう。

あと、黒木くんに地味にぽわわんとなってるターニャとか、バソンへのこだわりで周囲を圧倒したポールとか、ランチに誘われようときらきらするユンロンとか、相変わらず周辺人物が愛しい。有名指揮者でいい演奏をしたオケが「人が変わったからか」って口惜しそうな千秋とか、ベートーヴェンの失敗の後の初めての練習で、千秋を迎え入れるオケのあったかさとか、読んでて、ああ、いいなあ、とほうっとなる。やっぱりいい漫画ですねえ。もっかい読み直そうっと。

07*02*14

2ちゃんにて

今日大阪松竹座での「朧の森に棲む鬼」の中休憩の間、ロビーにて古田新太サイン会が実施されていると読む。罰ゲームか…むがーーーーーーーうらやましい!!!(絶叫

向井秀徳日記更新

http://www.mukaishutoku.com/diary_2007.html

何のつもりなんだろう、画像満載でお届けしてるこの感じ! これ向井ちゃんちですかね、普通に綺麗な部屋だなあ。Wii の箱が転がった状態で興じる現 ZAZEN の皆さま…うっわ、やべーカシオとかちょう萌える…!(バカ や、でも実際、これはカシオマニアの女子たちへの逆バレンタイン…向井ちゃんツボ心得てんのな…。

いえね、倦んでないことは分かってはいたけど、いいじゃないですか。ねえ。

今週、妻が浮気します

きのう観た。体調もよくないし、今週は飛ばしても来週困ることはないだろうし、観ようかな、やめて風呂入ろうかな、と悩んだときに、いやいや観なくては、と思った理由が藤井フミヤだったことに自分でも驚いた。ま、初恋の人だかんね、丁度20年前のことだかんねっ。なんか見届けなきゃいけない気分なのかも。とはいえ、金を落とす気はビタイチないのですが(ひどいよ。

そんなスクエアなエラ+メガネの出番がやけに増えてて、あの頬袋にはどんぐりをいくつ貯め込んでいるのかい…? なんてむずがゆい思いが加速する昨今、もう物語は正直どうでもいいなあという感じで、また主役であるはずのユースケの影の薄いことったらない。大体、仕事を一切していない主人公感情移入なんてできる訳がないのだ、主人公以外の全員が、万年ヒラみたいな港カヲル皆川猿時ですら、こつこつと働いてるシーンが出て来ているというのにね…その割に突き抜けてちゃらんぽらんな設定という訳でもないのが痛い。ああ、制作陣が主人公に対して愛情を持っていないドラマはさみしいなあ。さみしいけど観るのは何なのか自分。

しかし、大塚寧々は全然衰えてなくて女優として素晴らしいと思った。かわゆいわあ。でも寧々とゆり子じゃあ、大きく分けたときの女性としてのタイプ的にかぶってるような気がする、華奢で声低い系というか。旦那に浮気されたとき、自分と同じタイプにいかれるのと、真逆のタイプにいかれるのと、一般的にどっちが妻として屈辱的なんだろうかな。あ、どっちもどっち? そりゃそうだ。

なんかこうして見てると、沢村一樹が友情の名のもとに、事態を悪いほうに悪いほうに導いているようにしか見えないのが面白い。極端に順応能力が低い人としてのユースケがいて、不用意にマッチョ理屈の沢村一樹がいる、っていう感じか。でもともさかりえちゃんの演じているタマコみたいなひとは、ばかデスクのことを好きになったりはしないような気がするよ? 意外と広田レオナが怪演て感じですきです。どんな作品で見てもつくづく面白い人である。

ヒミツの花園

こちらもきのうリアルタイム試聴。長兄の土下座が美しかった。以上。

…いえ、以上でおさめても何ら問題ないくらいのもんで。幼女に専門的なペン使いの質問をされたときの無表情がむぬすごく素敵だったので、わたしはどうやらこの役者さんがとてもツボらしいぞう、と思った。今更ですが。

地味に和服フェチを露呈する池鉄もよかったし、釈ちゃんドレス田中ちゃんの趣味っていうのが微笑ましかったな、一郎くんはケバ好きか…。寺島真矢の2ショットもあって嬉しかったし、哲司の怒鳴りが今週も聴けてささやかに満足したことでした。わたしがドラマに期待することなんてそんなもんだわい(やさぐれ。

あとこのドラマとは関係ないんだけども、最近放送している要くんのおろししょうゆ? か何か、焼肉のタレ的な CM が気になってしょうがない。何故に踊るのかな…? 面白を超えて、ちょびっと怖いんですが。

ぼくの魔法使い

きのうは風邪を引いて仕事を休んでいたため、再放送リアルタイムに視聴。きのうはマスク・ド・花嫁の回でした。上野パンダ、略して上パンことミッチーが宮藤ドラマに出たのはこれが最初だったのよね? なんか昨今のスタンスと何ら変わりなく馴染んでいる様子が面白いなあと振り返る。あと、容貌が殆ど衰えてない。さすが王子ですね(あ、元?

こうして見ると水田さんの演出は、おかしな言動をするのは特定の人物に限って振られている感じがある。おかしくない人がいてこそのおかしい人、っていう感じかな。こういう落差はTBS系の演出ではあまり感じられない気が。TBSでは、読みようによっては普通の台詞もおかしな人として喋らせているため、おかしな人で画面が充満してるように感じる。あ、でも作品にもよるのか、T&Dとかは結構まともな人も出て来ていた…よう、な。んんん、なんとなくで分かったようなこと言っちゃうのも何ですね、撤回。わたしの内なる「舞妓Haaaan!!!」に備えたい気持ちが、無駄に水田演出を総括したがっているみたいだ。キケンキケン。

みったんとるみたんがとにかくバカかわいくて、本放送時に毎週感じていたような苛立ちと微笑みと心強さとを再確認。古田さんのるみたんがひどくムカつくところがまた、何というか、ものすごくいい。画的に、画期的にひどすぎるもん、よくあんなの考えつくよねえ。漫画とかならともかく、ドラマでやろう、しかも篠原涼子ちゃんと古田新太さんで、っていうのを思いつくだけじゃなくて、本気でやっちゃうあたり、正気の沙汰ではあり得ない。誰も止めなかったのか。バカバカしさを超えたキチガイっぷりがすがすがしくも素晴らしく、制作に関わった人は全員偉いと思うのだ。まあ、今更ナニを熱く語っているのかとゆー話ですけども。

このテーマ曲、まったくいい曲だと思わないし、放映当時も思っていなかったけれども、エンディング魔法のじゅうたんに乗ったはめ込みのみったんるみたんがカクカクとなるところ、あれを観る度に奇妙に「今週も終わってしまったなあ」「さみしいなあ」って感じていた放映当時を思い出して切なくなった。そんなに楽しみが少ない生活を送っている時期の放送だったのだろうか、記憶曖昧だわ。そしてあの曲を歌っていたグループは今はどこへ言ったのかが気になるったらない。うううん、繰り返される諸行無常*1

蝉しぐれ

火曜に帰宅すると「あー、今宮藤官九郎が出てたところだったのにー、ざっんねんでしたあー」とせせら笑われることが続いていたのだけども、そんな訳できのうは頭から観ることができたのだった。最終回前のクライマックスで、幼馴染の文四郎とふくが決定的に離れ離れになる、その最後の事件というか…文四郎の全力でふくを救って、その結果、ふくが本当に手の届かない人になってしまう、という、その悲恋感がとてもよかった。

しかしながら、最後のほうで文四郎と酒を酌み交わす与之助の背中が映って、っていうか、台詞が聞こえて、「あ、くどうさんだ」って普通に口に出して言ってた自分が大変に気持ちが悪くてまいった。更に文四郎の祝言のシーンで謡をあげているのも、ああ、口パク…と思って見ていたのに、よく聴いたら多分本人の声だ、ということに気付くのが更に気持ち悪い。ああ、いやだいやだいやだこんな自分はいやだよう!(地団駄

藤沢周平物語舞台は、どの話も共通して海坂(うなさか)藩という架空の藩なのだそうで、なんかそういうの好きだなあと思う。色々な物語がその藩でパラレルに展開しているというところがサーガじみてて好ましい。もちっと時間に余裕ができたら読みたいなあ。あ、「武士の一分」も海坂サーガの一部…ですかね? んん、観るか…?

ふるチン

やっと聴いた先週土曜の放送。ゲストは「番組初J」とのことで、佐藤アツヒロくん。いわゆるアッくんですね…え、いわゆる? まあいいか。

割と単純バカっぽい持ち味のようで、関西弁の子なんだなあ、と思っていたら、芝居の台詞が関西弁だからということで、稽古場の日常会話も関西弁に統一されているせいらしい、とか。トーク全般まっすぐで好感が持てたのだけど、その中で古田さんが言ってた「Jには独特の『素』がある」という話がものすごく面白かった。「人目に晒されてナンボでありながら、その状態を素としてリラックスできる特性を持っている」っていう話。芸人でも役者でも、人前に立つ職業の人はいきおい裏表ができるものだけれども、Jのタレントさんたちは表の振る舞いが裏でもちゃんとできる、というのが、なんかものすごく納得感が。

なんか、わたしが古田さんに弱いなあと思ったのって、こういうことをさらっと見抜くところとかなんだと思う。クレバーな人ですよね。でも頭でっかちなところもなくて、身体を使って色んなことを見抜いて、なおかつそれをとてもクリアきれいな言葉で説明することができているっていう。毎々むやみに感動させられてしまうよ。理屈だけではなくて、感情の挟まるのりしろもたっぷり設けて物事を考えてるし、感情だけには流されない理性もあって。本当の意味で賢い人だなあと思う。

何よりすごいと思うのは、理屈と感情との両方で、色んな人の立場をシュミレートする能力に長けているところ。世の中の仕組み全般に関心が高いし、他の業界の仕組みで戦っている人とも会話がスムーズにできるんですよね。この番組、演劇関係者がゲストのときの演劇バカ話も楽しいのだけど、他のジャンルのゲストとの古田さんの会話の聴き応えはものすごいものが。そのくせひどいシモの引き出しもあって、絶対他人に渡さない領域とかもありそうで、なんか…普通にいい男だのう、と思ってしまうんですがどうしたら。この中身であのルックスで、あの声で、舞台の上に立つから余計に、っていう感じなのかなあ。ラジオ聴いてたら、なんか、すきになっちゃうよねえ(バカ。

そしてそんな古田さんの演劇バカ話サイドが炸裂の今回、本番での台詞の噛みについて、「ここ18年くらいまともに台本どおり言えたことなぞない」「今、俺は噛んだけど、笑ったら殺す、という殺気を背後から客に放つ」「自分が間違えたら後輩を睨む」「(橋本)さとしくんは人の台詞を聞かない役者さんなので、睨むと分かりやすく動揺してくれたから、新感線にいた頃はやりやすかった」等々、不良役者っぷりが冴えていて笑った。殺気、て。でも、こんなひっどいこと言ってても、「地獄八景」の読み方を安東アナが「じごくはっけい」と間違えたとき、「『地獄八景(じごくばっけい)』は上方落語でも大ネタで、米朝師匠十八番と言われたけど、師匠でもコンディションがいいときじゃないと絶対できないくらいもんのすごく大変なネタなんだよ」とか、さらーっと言う訳で。うう、そんなところも格好いい。まいる。

キック・ザ・カンクロー

やっと聴いた、先週土曜の「雑談」の回。わたしはこういうぐだぐだーっとした回が結構好みだ。

主に宮藤さんの映画撮影話*2がだらだらと続いていて、上海ロケの話題では、荒川良々、マギー、小松和重と4人*3で毎晩中華を食べていたとか、ロケ弁が中華だとか、ホテルの朝食バイキングが中華だとか、そんな中華話ばかり。あ、田中麗奈ちゃんも1回一緒に円卓を囲んだのだそうで、しかし気配りのつもりで卓を廻しすぎて彼女の前のお茶だかビールだかを倒して大失敗、その日一日凹んでいた、という話がよかった。そういう中学生っぽい話は嫌いじゃないぜ。あとは何故か「TENGA」を配り歩く荒川良々*4、っていう話が、画的に想像したらむやみに面白く、通勤電車で聴きながらずっと笑っていたさ。

「クワイエットルームにようこそ」の撮影の話は、プロピアと歯ヤニ話に終始。だらしのない男の役なのに、寸前まで「魍魎」の撮影でモミアゲ殆どなしの「ちょっとテクノな感じ」にしていたため、モミアゲと無精ひげをプロピアで用立てたのだとか。「俺、普段は全然モミアゲとか無精ひげの人なのに、今回はたまたま寸前まで上海に行ってたもんだから」っていう話法がひどい。無精ひげの人、っていうのもおかしいし、上海そのものが原因な訳でもないし。あと、だらしない感をアップさせるためにヤニ的なものを歯に足しているのだそうで、下手にリアルな程度の汚しだと、スクリーンで見たとき「やだこの人汚いわあ」的に思われてはたまらないから、と「もっとやってください」みたくメイクさんを誘導しているのだそうだ。やっぱりなんかさ…こだわるポイントがちょっとずれてるっていうか。最終的に「松尾さんは面白いことを考えるなあと思うわ」「松尾さんなりの優しさだと思うね」って結論に落ち着いてたのも変ですよ。そゆとこ、おかしくてたまらん。

ちなみにちょっと前の放送で宮藤さんが言ってた5月の本公演「ドブの輝き」の共作スタイルについて、「藤子不二雄スタイル(松尾パートと宮藤パートを別々に書く)とゆでたまごスタイル(合作で1本書く)とどっちかも分からない」みたいに言っていてあれえ? となった。先々々週くらいにかなり具体的にに前者だと言ってた気がするんだけどな…と自分の過去ログid:oolochi:20070121:p2)確認してみたら、聴いてる時点で「何割くらい憶測で喋ってるのかは分からん」とか書いていたので笑う。じゃあ、言ってる本人にも分かってないんでは、って思いながら聴いてたってことか。うーん、どっちだ。

こないだの MAYCOM の記事「結成20年目の大人計画、本公演の詳細決定 - 松尾スズキ宮藤官九郎がWで!*5」で宮藤さんが藤子不二雄を例に出してたのもどっちか分からない状態でってことだったのかね…こんなよさげな喩え、思いついてたら先々々週の時点で絶対言ってただろうし、時系列的には先々々週 → MAYCOM → 今週の放送分、っていう感じかな。だったらガチで合作の可能性もまだあるのかしらん。

実はこの件、ちょっと思い出したことがあったので、別項でメモりたい。どっちにしても楽しみだけど、合作の可能性が残っているならよりぞくぞくするなあ、という話。詳しくは下記エントリを。

星の遠さ寿命の長さ/松尾スズキ

星の遠さ 寿命の長さ―「大人計画」全仕事 (QJブックス)

星の遠さ 寿命の長さ―「大人計画」全仕事 (QJブックス)

97年時点の「大人計画仕事」をまとめたもので、まだ松尾ちゃんの髪がふさふさしていた頃の書籍あとがきには「あとがきを書くのも3回目」とあるので、3冊目だったのかなあ。発売直後に買った記憶があり、手元にあるのは初版本です。紙とかちょう焼けてる。

昨年ぴあから発売された「大人計画 その全軌跡 1988−2006」とよく似た形式を取っていて、全公演について、企画のメインになった人のコメント舞台写真、公演概要が掲載されているデータ部分がメインコンテンツ。今頃になって DVD 発売された「演歌なアイツは夜ごと不条理(パンク)な夢を見る [DVD]」については、

何かね、その後いろいろトラブルがあったみたいで。竹中さん主演だし、これのビデオとか出せば売れるのわかってるのに、もう絶対出させないっていうようなことになってるらしいのね。お蔵入り、永久にダメだろうね。もったいないっすよ。

と語られていたりする。DVD じゃなくてビデオ、の時代ってことですね。

ほんでこの巻末に、当時在籍していた劇団員全員についての簡単なアンケート回答、プロフィール、松尾さんからの一言、っていうのが載っていて、この中の宮藤さんのページでの松尾さんのコメントが印象深かったんだった。

宮藤とは、よく一緒に俺ん家で台本書いたなあ、セブンイレブンおでん食いながら。俺と宮藤は、テレビコントとか映画とかいろんな台本を書いてはボツにしてるんですよ。手伝ってもらうっていうのと、一緒に作業することで書くことに慣れてほしかったからね。一時期、仕事が来たらほとんど宮藤と一緒にやってた。あえて。

でも最近、二人の文体がそれぞれ違ってきてて、もう一緒には書けないって感じがするなあ。まあ、僕の文体も変わってきてるんだろうけど。

この記述がわたしの中でものすごく大きくて、松尾さんと宮藤さんの作家同士としての距離感について、いつもむずむずする気持ちを、ここ10年味わっていたので。

もしね、今になってこの2人が一緒に書いたりするんだったら、文体の違いとかそういうのを超えたところの仕事になるんだろうなあ、と思う。見てみたい、とか言うのは無責任なアレだけど、書くくらい許されるだろうからちょっとメモっておくことにした次第。

いえ、勿論、藤子不二雄でも充分楽しみにしてるんですけどね。うんうん。

こんだけ大量に更新しておいて何だけど、今週一杯くらいでしばらく更新休もうと思っておる。ここ10日ばかり、半端な風邪を引きずったのが堪えているので、更新にかまけている時間を有効に使って生活サイクルを立て直したい。期限決めて自分でやろうと思っていたこともあるので、しばらく空いた時間はそっちに廻そうと思う。

あと、ここ半年くらい、多分わたしのほうが過剰なバランスになってきているんだと思うんですが、その過剰に対して、コメントその他、たまにちょっと過剰系リアクションをいただくことが出て来ていて、そこに責任持てない感じになってきているので、ちょっと頭を冷やしたいっていうのもある。否定的な目でウォッチしてる人がいることも分かってるけど、それはそれとして、ちょっと距離を置いて自分のスタンスを確認したい、という感じだ。

一応、3月末の時点で一度どうするかまた考えます。何かあったらプロフ欄のメールフォームからご連絡くださいな。サイドバーの予定んところから bloc 参照できるので、何か同じ催しに行くよ、とかあったら連絡くれてみたらいいじゃない。◎マークチケット確保済みのものですよ。

追加。

きのう? 大阪SWEET LOVE SHOWER にサケが出るよ、いいなあ、なんて書いたのだけど、その時期はわたしは東京を離れられないので行けない(行かない)のだった。何故なら、本多大人計画がいるから。

でも逆に、するってえと本当に源ちゃんは本公演に出ないんだなあと思ったんだった。それだけです。

*1:そして困ったときの Wikipedia で調べたら → http://ja.wikipedia.org/wiki/BREATH ああ、やっぱり解散していた。諸行は無常。

*2:「魍魎の匣」のロケ上海から戻ってすぐに「クワイエットルームにようこそ」の撮影に入ったらしい。

*3:「下北四天王」と咄嗟に口走っていた。適当すぎる。

*4:上海で翌日撮休、という宮藤さんに、わざわざホテルの自室まで取りに戻ってまで差し出したんだとか。翌日使わずに返したらそのままマギーに渡していたらしい。そして新橋演舞場の楽屋にも良々からの差し入れとしての「TENGA」があったそうで、なんかもう…サンタクロースみたいだよね…!(違

*5http://journal.mycom.co.jp/news/2007/02/08/461.html

さーやさーや 2007/02/15 01:22 >ミチルさん
「月刊真木よう子」にサインしてたらしいですよ。何故に他人の写真集に…! しかも30分休憩中、衣装つけたまんまでロビーにいたってことのようで、休憩させないという罰ゲームだったっぽいです。
折角だから、違う罰ゲームがある日に当たると面白いですね! わたしは東京で、カテコで役者さんが1曲歌って踊ったのを目撃しました。次は一体どんな罰ゲームが…。

peatpeat 2007/02/15 21:55 古田さんについてのコメント、頷きつつ拝読しました。本当にクレバーなひとだし、すごく演劇に対して真面目なんだけども、そんなこと口に出して言うぐらいならパンツ下ろした方がマシ、というか、積極的にパンツは下ろしたい、みたいなところがありますよねえ。
しかし、どんなにポイントがたまってもおれは絶対に罰ゲームにはならない、と豪語していたのに、何をやらかしたのでしょうか。うぷぷぷ。

さーやさーや 2007/02/16 00:20 >peatさん
きゃー、peatさんにお読みいただいたとなると異様にお恥ずかしい! 知ったか書いてすみません的な恥ずかしさです、スミマセン! 本当に、何ならパンツ下ろしちゃう、そしてそのパンツはビキニタイプ、みたいなひとですよね…って言ってる喩えが分からない!(笑
何かのときに(多分またラジオ)言ってらしたんですが、古田さんが罰ゲームにならないのは、「他の人が罰だと思うことを罰だと思わない」からなんだそうで、その分「休めない」というのが最大の罰、と判断したいのうえさんが「お前が休めない舞台をやってやる」と髑髏城をやった、的な話でした。その理屈でいくと、休憩時間もサイン会、っていうのは充分罰として成立しそうですね、ぷふふ。しかしマダレ装束の古田さんを、通常の灯りの下で、間近で見られた人がうらやましいです。あの衣装の質感を近くでじろじろ見てみたかった!(衣装…?

07*02*13

SWEET LOVE SHOWER 2007 SPRING 出演者発表

2007年 5月20日(日) OPEN=13:00/START=14:00
大阪城音楽堂 (野外ステージ/雨天決行)
●出演=SAKEROCKチャットモンチーDOPING PANDA/髭(HiGE)/the pillowsPeridotsホフ・ディラン
チケットフリーシート(自由席)/グリーンシート(芝生席)共 前売り¥3,675円(税込)
●チケット発売=2007年3月17日(土)

FM802 - SPECIAL EVENT

いいなあああああ大阪。いいなあああああ。

07*02*12

ゲキ×シネ『メタルマクベス』

バルト9のオープン日に観て来た。ゲキシネ初体験。いっやあアレ、えらいシステムなんだなあ。高画質すぎて、カテコの映像で若干の混乱を見た。臨場感とか追体験とかっていうのがとんでもなかったのは、お友達のおかげで実際の舞台を結構な前列で見せてもらっていて、役者の表情がそれなりにがっつり見える状態で観劇してたからなのかしら。逆にその席では引いた状態が見えなかったこともあって、実にバランスよく記憶を補完してもらった感じがあってめちゃくちゃ楽しんじゃった。

オープニング映像が格好よくて、そこに 「arranged by KANKURO KUDO」の文字が打ち出されたときに、わーーっと昂揚感が降りて来て、一気に内的なテンションが上がった。わたしは本当に…気持ちが悪い人間ですねえ。なんか、舞台を観ていたときにはメインキャスト(お松と内野くん)+派手な動きやキメ台詞がある人(ゆっきーと未來くん)に重点的に気持ちを揺さぶられていたのだけど、その人たちは映像で見てもやっぱりすごかったんだけど、こうやってちょっと距離を取る感じで通して観たら、聖子さんもじゅんさんも皆川さんもよくって、わあーんとなった。

観劇直後は「聖子さんのおっぱい!」とか腐った感想を呟いていたけど、映像で見ても美しすぎる谷間に溜息が出た。素晴らしい。あと、アレですね、武将の妻としての矜持みたいなのがとても綺麗に出ていて、殺戮のシーンながらも実にいい芝居をされていたように感じた。千枚漬は一般的な食べ物なんだろうか、伝わっているのか他人事ながら案じてしまったよ、あの丸くて薄い樽…。

じゅんさん、観劇時にはキャラクターが弱くて勿体ないなーと思ったけど、殺陣は勿論、亡霊になって出てくるあたりのふざけた芝居もすごいよかったし、全然よかったですね。やっぱり筋追うのに一杯一杯だと、色々目が届いてないところがあるのだなあ。ただ、折角の最後の殺陣が、こっちのほうでのランディリアクションと被っていて、視覚的に集中して見られないのは演出的に勿体ないんでは、と思った。これは映像だからってことじゃなくてね。

皆川さんも、当時は「これはカヲルさんだあ」って感想しかなかったんだけど、映像で観たら、夢遊病になったランディ妻の看病をして、おかしくなって地下室にこもりきっていた旦那に代わって、彼女の秘密をひとりで支えてあげていたんだなあ、とか、そんなダメ旦那のランダムスターにとっても、最後まで忠義を尽くしたただひとりの家臣だったんだなあ、とか。アテ書き爆発度合いも再度堪能して、脚本家の歪んだ愛情にデレっとなり直したりもした。はは。

しかし、七光り三度笠を大スクリーンで観られるというのは想像以上に幸せなことですね! タップソロもうっとりと眺めたり。いやあ、未來くんの美しさったらない、顔とかだけじゃなくて、身のこなしのしなやかさが特殊すぎる。彼だけ違う生き物のようで、画面に映り込んでいる間中目が離せない。観劇時は、物語的にもキーになる二幕の「明けない夜は長い」の印象のほうが長かったんだけど、あれも実に実に美しかった。客席を獣のように駆け抜けていたよ。

…なんてことを書いていたら今、youtube に三度笠がアップしているのを見つけてしまったので貼っておこう。作品知らない人が見ても、前後が分からないとびっくりしそうだけども。

D

未來くんといえば、グレコとレスポJr.の再会シーンでのイチャつきは大画面で見たらものすごかった。客席から変な悲鳴が上がっていたよ、まあ、客席大半が女子だったからな…あの2人はビジュアルてきにもイチャイチャするのに向いていますよね。あまりのあざとさに、おばちゃんげらげら笑っちゃったよ。赤毛のゆっきーは久々に見てもエロかった。後半の渾身の芝居を見て、こんなのを毎日繰り返して、しかもヘタしたら1日2回とかやっちゃってる役者ってやつあ、って改めて思ったり。でもこういう気持ちを抱くのって、わたしは新感線くらいかも。身体性の高い舞台に感じるのかな、こないだの朧んときはホントにつくづくそう思ったもん。

そして、主演2人は…いやあ、なんかもう、大画面のアップに存分に堪える美貌と芝居に感服しまくったね! 舞台で観たときから、前半のバカップルシーンのばかばかしさと後半の悲しさの落差に胸を痛めておったのですが、映像で観たらなんかもう、お松の悲しさが胸に迫って、我慢できずにちょっとないてしまったよ。ナマじゃなくて映像なのに…! 気性が荒くて戦闘的で、でも夫を愛していて、夫のために烈しさを発揮するのだけども、その夫の弱さのせいで追い詰められ、行き場を失くしてくるってゆくかわいそうな、かわいそうな女。観劇時には見落としていたんだけど、彼女が狂い始めるきっかけは、ランディの「お前が最初にけしかけたんだ」みたいな一言だったんですね…もう、痛くてたまらん。大体、ランディはあまりにも身勝手な男で、妻の激しさを受け止められなかっただけでなく、そのことで内に篭って妻をひとりで置き去りにした訳ですよ。ひどいなあと思ったら泣けて仕方なかった。妻はそれでも夫を愛していて、だから行き場を失って、結果的に自分から死を選ばざるをえない。そんな妻の追い込まれ方についても、ランディはむしろ「置いてゆかれた」みたいなスタンスな訳で、男って、男ってなんで自分のことでいっぱいいっぱいなんだろういつも! みたいなムキー! 感を覚えて涙が出ました。ううう。

いずれにしても、松たか子内野聖陽という主演2人は、テレビサイズでも充分見栄えのする役者でありながら、舞台のスケール感も備わっていて、ゲキシネ企画にはもってこいだなあとしみじみ噛み締めた。後半のお松の表情なんて、んもう…! 狂ってる自分を持て余す理性が最後まで捨てられなかった賢い女の悲しさが、彼女の顔を見てるだけでめちゃくちゃ伝わってしまうというね。青山劇場で演じている中で、彼女は連日あんな顔をしていたんだなあと思うと、役者という生き物が愛しくて仕方がなくなります。見えてるかどうかで芝居を変えるっていうんじゃないんでしょう。声しか聴こえないような席に座っている観客だっている、だけど、板の上ではちゃんとその役の人物の人生を全身で生きていて、それはシアターサイズの画面にどアップが投射されても何ら綻びが見えないばかりか、あまりに切実な表情に涙まで誘ってしまう、それくらいの徹底度なんだってこと。そういうことが本当に、舞台空間の特別さというか、貴さ、みたいなものを生んでいるのだと思う。

…あ、でもこれは精神論ではなくてね、勿論、そこで毎回、気持ちをどういう風に込めているのかは役者の技術の問題だから、晩ご飯何を食べようかなーとか思いながら芝居をしているのでも全然構わないと思っていて。そこで外にあらわれるものへの責任を、自分の全身+声について、どれだけ制御する技術を駆使しているのか、という、その点について、役者の献身を感じる訳です、わたしは。そういう意味で、新感線の舞台では、役者の身体性が娯楽としての完成度に寄与する部分が特殊なくらい大きいのかもしれない。そこがスポーツにも似た独特のカタルシスを生んでいるのだろうし、ちょっとした美学を感じて面白いなあと思う。と同時に、客演でそこにすっぽりはまったお松と内野くんの能力の高さと、いのうえさんの演出の的確さに、改めてノックアウトされて、後半、お松を抱きしめたいよ…! と思いながら、めちゃめちゃ引き込まれて観てしまいました。また、そんな芝居をした後なのに、カテコでアホみたいにはしゃいでる主演2人がかわゆいことったら。ああ、なんか、DVD ほしいかもわたし。ふう。

と、こんなに熱くるしく書き綴ったのには理由があって、先日イープラスから来ていた「ゲキシネレポ」みたいなのが掲載されていたメールに、こんな文言があったからです。

そして……もしかしたら、ですが、諸事情あって「メタルマクベス」のゲキ×シネ上映は、今回が最後になってしまうかもしれません。後になって後悔しても遅いのです。まだ今なら間に合います!万障お繰り合わせの上で、ご来場くださいませ!

諸事情ってナニ? って話だけども、これは大画面で観る甲斐のある作品なのは事実なので、ホントに最後になるなら勿体なさすぎる、とは思いますが、念のため、繰り合わせられる方は是非この機会に、という感じなんだった。16日、今週金曜までです。詳細は下記公式をご確認のほど。

http://www.geki-cine.jp/news/06122803.html

遅刻ブログ大量更新&魂公式日記に久々の小園登場

http://t-9.at.webry.info/

http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/g-tamashii/diary/main.html

わたしにとってのグループ魂は、宮藤官九郎 works であると同時に、大人の副業としての微妙空気感が面白い、ウォッチしがいのあるバンド、という感じがあって、そのアウトプットとしての曲とかが好きっていう度合いはもしかしたら意外と少ないのかもしれない。あ、ライブは別で、ライブで観る魂はめちゃめちゃ好きなんだけど、音源を楽しむときは、バンドというより、やっぱり宮藤さんの仕事、っていう見方で面白がってしまう感じがある。ミュージシャンとして好きなのか、存在自体を面白がっているのか、と問われれば、圧倒的に後者だなあ、と思う。

なのでねえ、こうやって、おっさんたちが部活の外でも交流してたりするの見ると、学生みたいで微笑ましいなあとか思っちゃう。ちょっと気持ち悪くて可愛らしいというか。楽器隊だけでライブとか言ってさー、もー、かわゆすぎじゃないのこの人たち? って思った。やればいいよ、魂、というプロジェクトとは別物として、ベタロックをやったらいいさ。いやいや、取り敢えずは3月が楽しみ。

それにしても、メンバー自身にも「3月が今年としては最後の魂ライブかなあ?」と知らされていない感じ、徹底してて面白い。こういう特殊性が好きなので、あんまり「ライブやって!」的発想が薄いファンかもしんない。やるっていうなら、当然行きたいんですけども。

ラーメンズ公式「KENTARO'S VOICE」更新

http://rahmens.net/kentaro.html

なんか、この人のはしゃいでいるポイントがよく分からなくて困惑。うひひひひって。困った人だのう…時に、変にはしゃぎますよねえ。あと、「片桐仁よりコメントを頂いております。」って、何で内輪に対して謙譲語か。しっかりして。コメントの改行位置くらい直してあげればいいのにーと思うけど、これはこれで小林先生相方可愛がり、なんだろうか。だとしたら、やっぱり分かりづらい人ですね。

正直、大変だった、とか言わない小林さんでいたらいいのにと思います。表に出る人が裏側を語る際の言葉遣いにはすごく、エゴが出やすいので、もうちっとセンシティブになってもいい気がする。もしくは乖離症ギリギリなくらいの客観性か。他の誰でもない、小林賢太郎なんだからさ、ベタなとこ、オブラートに包んでおけばいいじゃないの。

RockerRoom!!/新宿LOFT(2007.02.11)

http://blog.kanemouke.jp/

やー面白かった。ロフトって受付で「お目当ては?」って言われるじゃない? なんか咄嗟に出てこなくって、「あー、うーん、えーと、あの、宮崎さん!」とか言ってた。宮崎さんて。普段そんな風に呼んだことないのに…。以下感想メモ

MacaroniBony
オープニングアクトということで、普通に上手かった。好みにそんなに触れてくる感じがなかったので、敢えて真面目に聴かずにやり過ごしてしまった。具合あんまりよくなかったので、余裕がなかったのです。つうことは逆に、あんまりイヤじゃなかった、ということでもある。3ピースバンドでしたか、ね…?(それすらも。
ザ・たこさん
大阪ファンク。キッチンの、油が染み付いたステンレスみたいな、粘り気のある黒い膜と底光り…って何のことだかさっぱりですが、そういう粘度を感じた。ファンクはコシってことかのう。やあ、格好よかったです。ラストのくどさに関西人気質を見た。
東京60WATTS
初見。バンドが登場するや否や、ヴォーカルのルックスに目が釘付けに。うわ好み。顔の骨格が宮藤官九郎に似ていました、ってすみません、気持ちが悪いですね。頬から顎にかけての骨格と垂れ目なところと痩身が似ていて、目が離れているところと歯並びが普通なところが似ていなかった。まじまじ見ながら、声って骨格に影響されるはずなのに、違うもんだなあ、と思いながら聴いていたよ。服装の感じもラグランTシャツジャージブルゾンキャップ、と遠からず、な感じだったのと、何より髪が長かったのがよかったのではないかと。宮藤さんの長髪に飢えている層にはよい感じに映った気がする。現地で会った友人女子たちで、思わず「ルックスよかったスな」と囁き合ってしまったもの。って、ごめんごめん、ホントに気持ち悪い。音の話をしようじゃないか、うん。えーと、音も好みだったんですよ、あんま説得力ないだろうけど。キーボードベースがすごく好みだったの。楽曲にまっとうなポップス魂とソウルフレーバーを感じて、歌詞の甘酸っぱさにちょっと照れる、みたいな。何より、今日び立ちヴォーカルっていうのが珍しいなあ…と一瞬思ったんだけど、考えたらグループ魂も立ちヴォーですわな。あと、このイベントで言えばたこさんもスクービーも立ちヴォーだった。あら? 要するに、その3バンドに比べると、ヴォーカルに攻撃性が感じられなかったということなのかもしれない。割と飄々としている雰囲気、歌声で、あのトーンで立ちヴォーって珍しいなあと思った。びよんびよんと開脚ジャンプをしているのだけど、その今イチへなっとした感じも好みでした。ヘタレっぽいヒョロっとしたのがツボなのかいわたしは? あと、上記ブログで、彼らが武内亨(ex: チェッカーズ)のバックをやったりしていたことを知って何となく納得。
宮崎吐夢バンド
たーのしかったあああ! 吐夢さん目当てで行ったお友達は皆、「あの衣装が見られて嬉しかった!」と口を揃えて言っていた。大人フェスカルチャースクールの着付講座のときのアレなんだけど…って、もう、知らない人にとっては説明すればするだけ、何がナニやらな状態なので、下に画像リンクしておこう。折鶴つきの絢爛な和装。大層美しく、見応えがあった。実にいい着物ですよアレ。もしやサケが…? という淡い期待を持ちつつも、多分ないだろうという気はしていて、やはり案の定、「オファーをいただいてからバンドメンバーを集めた」「集まっても音楽性の相違などですぐに煮詰まり、バンドを組んでは解散してを繰り返した」「そして2日前にようやく決まったメンバーがこの2人です」とのことだった。うん、分かってた、分かってたよ! その2人とは、三味線担いだ河井克夫さんと、天理教のオイノリで使うようなこういう…うちわみたいな形状の鳴り物を持った女性、あれは宮沢さん、ではないですよ、ね? だあれ?? 結局最後まで、その女性が誰なのかはよく分からないままながら、存分に楽しませていただいた。わたしが吐夢さんのステージを生で観たことがある回数に対して、「一生うんち出ないかも音頭」を歌った割合つったら100%だよ。男女の性器を喩えて「ハブマングース」ということで、会場をハブチームとマングースチームに分けて「シャー」と「ウォアー」みたいな掛け合いをさせていたり。もー馬鹿馬鹿しくて楽しいったら。色々下劣で素晴らしかったです。堪能しすぎて、恐らくわずか20分くらいのアクトだったのに、見終えたときはへとへとになっていたが、まあ、悔いはない。目当てだしな。そんな訳で、お写真はこちらです。

宮崎吐夢の“オータム・カルチャースクール ワンランク上の女性を目指すスペシャルプログラム(もちろん男性の大歓迎。ワンちゃん、ネコちゃんも)”
SCOOBIE DO
ボロフェスタに続いて2回目。いやあ、押せ押せで格好いい。好みとかを超越したところで無理矢理にでも届ける力のある演奏とうたですよなあ。ボロフェスタで観たときとセトリは多分結構被っていたのだと思う、既視感を持ちながら楽しんだ。「新曲」つってた曲は向井秀徳エンジニアリングレコーディングしたというアレなんだろうか。曲の入りんところが若干向井テイストを感じさせないでもなかった、ような気がした。しかし、コヤマシュウの押し付けがましさはとんでもない。フロントマンの対客との距離感がバンドのスタイルの表出になるんだと思うけど、こんなに押し付けがましいバンドはめったにない。こんなの、生で観たらイヤでもほだされちゃいますよ。ほだされたところに、きっついビートが入ってくるので、気持ちよくなってしまう感じ。わたしはこのバンドのベースが好きだな。あと、コール&レスポンスをやろうってときに、「さっきので言うなら、俺がハブで、あんたらがマングースだ」「さっきのが強烈すぎて、ちょっと軽くトラウマテイストだぜ」と咆えていたコヤマシュウに噴いた。天晴れなり、宮崎吐夢。
マキタ学級
普通に「いい曲っぽいロック」を演奏していたので意外だった。いい曲っぽすぎて引っ掛かりが少ない。演奏もヘタじゃないし、曲も普通にいい曲っぽいのだけど、それだったら別にこの人たちでなくてもいいのかな…と途中で意識が離れてしまって、バースペースのほうとか行っちゃってました。すみません。ドラムがちょっと、力量的に足りてないのかな。あと、ベースが上手いのに、音作りがハコに合ってなくって勿体なかった。あと、やっぱりちょっと長すぎたっス。いっそ1番手とかにやればよかったんじゃないかなあ。
DJやつい
相変わらずの歌謡曲っぷりで安心した。1曲目はユニコーンの「おかしな2人」。会場に挙手させて年齢層を掴み、「バンドブームで」と宣言した割には B'z とかかけてて笑った。B'z てバンドなの? 後半、電気の「N.O.」で会場が好反応だったからって、「シャングリラ」までかけるのは明らかにやりすぎだろうに。今日のくるりは「ワンダーフォーゲル」でした。これか「青い空」ですよな、大抵。締めは「X」ということで、このへん、チーム紅卍とかDJハヤシとの差別化が望まれるところだなあと思った。いやいや、久しぶりに観たけど、相変わらず楽しそうでよかったス。たまたま位置取り的にDJブースのすぐそばにいたので、やっつんのDJタイムになると、なんかオモシロなムードの女子がわさわさ集まってくるのを見て、うわあ、と思ったりしていた。ファン女子って、対象がなんであれ、観察しがいがあってやっぱり面白いや。はは。

ともあれ堪能しました。なんか異常に知り合いが来ているイベントで、会わなかったけど来てたらしい、という人も含めたら10人くらいはオフで面識ある人たちが集っていたのがものすごかった。皆そんなに吐夢さんがすきかい…? わ、わたしはすきだよ、うん(胸をかすかに張りつつ。 そう言えば、マキタ学級の最後から2曲目に全出演者が出て来て挨拶していたけど、吐夢さんが普通に、素っぴんでコットンの開襟シャツで現れたのがムショウに面白かったんだけど、その際に「宮崎吐夢バンドは今後も続けてゆこうと思ってますので、腕に覚えがある方は事務所に連絡を」と言っていたのがさらにツボだった。もう、楽器できる人は今すぐ大人計画に連絡したらいい! あの人の後ろで演奏できる幸福(あくまで想像)を是非!!

改めて発熱。なんかこの喉の痛さはもしかしたら扁桃腺なのではという気がしてきた…きのうは比較的元気だったんだけどなあ、今日はだめだ、目が潤んできてぼんやりしてたので、色々諦めてずっと横になっていた。そしてこんな身体なのに夕食は牛肉。そんなに肉が好きな訳でもないのになあ…なんでしょうかこれは。生姜紅茶飲んだので、取り敢えずもう寝ますよ。

両親が隣室で、きらきらアフロを見て笑っている声で寝しなに目が覚める。なんかものすごく口惜しい…!

Kentaro’s voiceのKentaro’s voiceの 2007/02/13 01:49 片桐さんのコメントは「縦読み」仕様なのですよ。

さーやさーや 2007/02/13 09:28 ああ、ほんとですね。漢字が混じってる縦読みって…。
ところで、毎回、ラーメンズについて書くとすごい高速でコメントくださってる方ですよね、ありがとうございます。はてな id お持ちなのに何故その名前を使われないのでしょう。よく分かりませんが、毎々巡回ご苦労様です。

mitaishibaicamitaishibaica 2007/02/13 12:18 はじめまして。ちまちまレポを拝見しておりまして、同じものを観た場合などはとくに、当時自分の中に沸いた雑多な感慨の正体を解説して頂いたような錯覚をして「あぁ、なるほど」とひとり納得して遊んでおります。
『メタル〜』今クールでラストというのは確かに勿体ないですね。私は舞台そのものを見逃しているので、映像化すると視点が恣意的にコントロールされているため没頭まではできなかったのですが、ハコで見たら音の刺激もリアルに味わえてもっと身体感覚的な楽しみ方が出来たのかな〜と残念に思いました。上演最後(になるかも)の理由は「ズルムケ」ではないと思いますが(笑)、芝居のように演じられたその刹那に実体が消え失せるような特殊なものに別のフォームを与えたことで、何らかのデメリットが生じたのかでなければ、肖像権とか権利関係の問題でしょうか。

さーやさーや 2007/02/13 18:40 >mitaishibaicaさん
はじめまして! わあ、中年の感想つぶやき(レポなんつういいもんじゃないです!)をお読みいただいてありがとうございます…! 恐縮です、ハイ。
何となく、ゲキシネ企画は出演者にもあらかじめ映像上映の許諾を取った上で撮影していると思うんですよねえ、あれだけの高画質の映像を撮影できるカメラを数台入れて、編集もかっちり行って…新橋演舞場で機材車見かけましたが、普通の劇場中継とは規模がまったく違って見えましたし。そこまでやっておいて、撮ったけど上映できません、てなことは、コストバランス的に通常有り得ないと思うし、事前に許諾関係はちゃんとクリアした上での撮影だと思うんですが。
それでも上映がホントにこれきりになるのなら、理由としては当初意図しなかった部分で発生した肖像権、著作権まわり、なんでしょうかね…楽曲も全部オリジナルのはずだし、ホント、なんかよく分からないですけども。
劇場で舞台を楽しんだ人の中には、DVD 発売を心待ちにしていた人、ゲキシネ化に期待していた人が何人もいたことを具体的に知ってまして、要するに、この舞台自体についたファンが結構いるんですね。だから、彼や彼女が住む街にゲキシネが行く前に、上映やめちゃうなんて、ってとても残念です。DVD ともまたちょっと違う、特殊な面白みを感じましたので。ニ幕のお松の表情、大スクリーンで見せてあげたかったなあ。ひたすら残念です。

lilywhitelilywhite 2007/02/14 00:17 わお。スクービー格好いいて言われてる。うれしい…。コヤマさんたらほんとおしつけがましいですよねー!ずかずか入り口こじ開けてぐいぐい中に入ってきちゃう感じで、きづいたらほだされてましたYO。新曲早く聴きたいです!ご存知かもしれませんが、MATSURI STUDIOでのレコーディングの様子、スクービーのオフィシャルにお写真が。まだすこしだけどこれから毎週更新らしいですよー。http://www.scoobie-do.com/photo/

さーやさーや 2007/02/15 01:20 >シュウさん
やあもうなんか、ほだされますよホントに! 生で何度も観たらすきになっちゃうバンドだと思いました。スクービーオフィシャルの写真は知りませんでした、わーい嬉しい! 教えてくださってありがとうございます! そしてこの火力の弱い鍋の店は笹塚のSANTAのような…年中表にサンタが飾ってある謎の店なのです。渋いわん。

07*02*11

「感覚的にNG」2テイク mukaishutoku.com で無料配布開始

http://www.mukaishutoku.com/download/download.html

ひなっち在籍中の最後の音源って感じなのかしら、ZAZEN BOYS バージョン向井アコエレバージョンの2テイク。聴き比べ用?

アコエレのほうは、ライブで「女女女女女女女!」つってた向井ちゃんを思い出してニコニコしてしまう。歌い方自体はアコエレ由来な感じですね。ZAZEN のほう、Aメロのドラムタイトさが大変に好み。かなり印象違って面白いなあ。

07*02*08

拝啓、父上様

竜さん…(号泣

うううん、いいなあ、梅宮辰夫。一平が大おかみの居場所を頑として言おうとしない、その心情を思いやりながら噛んで含むように周囲の人間の心情を言い聞かせ、無理矢理じゃなく訊き出すやり口も、自分ひとりで大おかみを迎えにゆく頑固さも。このヒトって大おかみのことがちょっとずっと好きだったんデショ…とわたしは勝手に観ているのだけど、そう思って見ると何かもう、「おみかん食べかけ」のくだりとか、「ゆきの」から坂下に帰ってゆくときの革ジャンとか、フランス料理が、とか撮ってつけたように言い出す一平を叱るときの言葉とかが、どれもいちいち沁みるったらない。ううう、さすがだぜ、倉本聰

コメディっぽいところはまあさておき、それぞれがそれぞれの事情と思いとで困りながらも暮らしていっているさまが、街並みの描き方の鮮やかさと相まって、すごく愛しく思えるドラマなんである。多分世の中の中高年女性は皆、自分のアレコレを棚に上げて、雪乃ちゃんと一平の関係に憧れることでありましょう。竜さんに見透かされたとき、一平が最初に口にした「雪乃ちゃんを責めないでやってください」っていう言葉には、母へのいたわりというより、ヒトとして雪乃ちゃんの正義を守りたいという意思みたいなのが感じられて、ああ、よいなあ、と溜息が出た。

一平は平凡で垢抜けなくて面白みのない子だけど、雪乃ちゃんの息子である、という点において、大おかみにイザというときに頼られる(つっても使いっぱばかりだけど)だけの「分かってる感じ」は兼ね備えているんだよね。その「分かってる感じ」は、ドラマの主人公に無根拠に搭載されていることが多いけど、一平の場合は、雪乃ちゃんのキャラクター、強さと弱さ、彼女が決して語ろうとしない父親の存在、やなんかによって、色んなことを「分かってる」のに、屈折らしき屈折もしていない、妙な健やかさとしなやかさに説得力が出ていると思う。大人の中で、それなりのやり方で、自力で立っていられる感じ。そういう一平のキャラクターを、二/宮きゅんはとても丁寧に演じてるように思う。やあ、いいっスなーニ/ノ。

また高島礼子がいいんだわあ、明るくて賢くて綺麗で寂しくて、何かしら大事なものを守っていて、そのせいで色んなものを放り出したことがあるような、そんな陰も感じさせているなあと。横/山くんの時夫が雪乃ちゃんにメロメロなのもよく分かる。鼻の利く子なんですね、あの子。坂下のヒトたちも皆、必然や事情を抱えながらも店を守ろうと一生懸命なところがぐっと来る。来週以降、岸本加世子が悪者にならないといいなあ。

今日買った本

世界が完全に思考停止する前に (角川文庫)

世界が完全に思考停止する前に (角川文庫)

予告どおり。まずはこのへんのポータビリティの高い形態から攻めてみる。

イナカノコ

イナカノコ

小説デビウだそうだ。そもそも彼女日芸文芸学科卒業してるので不思議はない。卒業後にすばるだったか海燕だったかの文学賞にも入賞してるんだよね? なんかそのときに知り合った編集さんとかのツテを辿って辿って無理くりカット仕事をさせてもらところから始まった、と書いているのを読んだことがある。

っていうか、大学時代にわたしが付き合ってたヒトの部活の後輩だったので、同じ代の女子たち(おおたさんからすれば先輩女子たち)が彼女を気持ちよくdisっていたことを鮮明に思い出します。まあ、当時から出る杭っぽかったんだな。大学は、ひとかどの「つくるひと」になりたい、なりたいけど努力とかすんのはちょっと、みたいな人が多かったので、なりふり構わない人には妬みが集中していたように思う。わたしは直接面識は殆どなかったけど、入賞したときもなんか、周囲はえらい否定的だったことを思い出した。

30をすぎて、今、どんな文章、どんな物語を書いてるんだろうかな。楽しみだ。

考える水、その他の石

考える水、その他の石

イシュー版をやっと購入。元版も持っていて、こっちはわたしが初めて観た宮沢さんの舞台「知覚の庭」の公演前後の刊行だったようだ。内容はあんまり変わってないっぽくって、中でもステージレポのシリーズはホントにひどい。色んな舞台の意匠に、感心したり呆れたり褒めたりバカにしたりしている。大体はバカにしている、かな。ただそのバカにするやり方に一貫性があって、23さいのわたしは読んでてえらいワクワクさせられたんだった。何というか…実に、わたしのバイブルのひとつであります。

んで今ぱっとめくって気付いたんだけど、大人計画旗揚げ2作目の公演とされている「手塚治虫の生涯」についての言及もしてんですのね。サブカル系観客の注目を集める契機になって、動員増大の一端を担ったというレビュウとはこれだったか。おお。

まずは、一緒に論じている劇団健康(と書くのも懐かしや)「カラフルメリィでオハヨ」についてこんなことが書かれていて。

メタフィクション的な実験ではない、ストレートな物語をどう語るかについての冒険だ。重層的な、「面白さ」への志向があるからこそ、この舞台を、ケラの作品を私は支持するのだ。

そしてこう続く。

その冒険について、そうした面白さについて、久々に刺激を受けたのが大人計画の舞台だった。もちろん役者のなかにはまだまだ未熟な人もいるし、幾つかの部分でクオリティの低い印象を受けもするのだが、語らずにはいられない面白さがそこにはあった。『手塚治虫の生涯』と題されたその作品は饒舌とも思えるほど過剰に物語が語られていく。それはガルシア=マルケスを想起させるし、過剰な物語が迷宮のなかを彷徨する様は、トマス・ピンチョンの小説世界だ(っていうのはほめすぎか)。逸脱したり、後戻りしたり、ひとつの物語から、また別の物語へとイメージが錯綜する文脈の重層的な構造は、私の頭脳を刺激してやまなかった。私も自分の舞台で同様の方法をとるが、山藤章二さんをはじめとするお年を召した方々は「何だかわからん」とおっしゃるよ。そんなの知ったことかであるよ。

重層的な非決定の面白さだ。

ま、88年のことです。だからええと…19年前? 若い人は物心ついてるかどうかの頃で、色々なことは現在、このままではないのだけれども。でも、ここで宮沢さんが書いていることが12年前にわたしが大人計画初めて観た頃の松尾作品の最大の特徴であって、そこが琴線に触れたんだなーと、こんなに時間が経って改めて思った。

こういうの読んで20代過ごしたので、こんなんなっちゃった、っていう話なのかな。わたしはいつまで経っても、宮沢さんのセンサーに引っかかったものを遅れて追いかける愚鈍子供だ。

あ、ちなみにweb日記で舞台表現とか笑いに関する記述をされている箇所の抄録がおまけとして追加掲載されてるんですが、ラーメンズについて触れている箇所が載ってた。いえ、エレキコミック谷井一郎(当時表記)の面白さについて触れる箇所で、対比としてラーメンズを出しているだけなんだけど。これ、ラーメンズに転んだ後に気付いて「うお!」ってなった記憶が。懐かしい。

FEEL YOUG

何だろう今号、サプリピースオブケイクもなし。これで普通に売っているという華のなさをどう捉えればよいのか。しかし青木光恵ちゃんの連載(タイトル知らない)がバカっぽくて普通に面白かったりしたので許す。なんかこの人の漫画は妙にすき。罪がない感じがするからかなあ、女の子かわいいし。

小野塚カホリが何故落語ネタなのかが分からないんだけど、突如太夫とか出て来られると、なんとなく「さくらん意識したのかい…?」などと穿ったことを考えてしまうというものだ。しかし絵の上手い人ですね、うっとりする。やまじえびねのがちょっとひどいことになってきてしんどい。宇仁田ゆみの連載すき。柏屋コッコの連載は今号で終わりらしくてさみしい。あすか組は読んでません。

しかし、先号の表紙もこんな色味じゃなかったっけ? 本屋店頭で「まだ先月号が出ているのか…それとも今月号なの…?」と困惑した。や、よく発売直後に買い忘れてうんと後になって買うので、今回もそんなパターンなのかな? と分からなくなったということなのだが。西村しのぶ、さくっとストーリー漫画描けばいいのにな。RUSHって確か連載誌フィーヤンだったよね? 続きは?

映画東京タワー」の試写会感想大根仁さんが書いていた。

http://blog.livedoor.jp/hitoshione/archives/50425529.html

やばいなあ、ちょうよさそう。あああああ。POP寄席行きたい、話だけでもいいから聞きたいよう。ううう。でも明日はゲキシネでメタルマクベス、200分一本勝負。あー、コピーロボットがほしい。

今日終日喋りの仕事だったせいか喉が痛い。やばい。明日も喋るのだ。もう風呂浴びて寝るど。

07*02*07

ZAZEN BOYS から日向秀和脱退

http://www.mukaishutoku.com/diary_2007.html

まあ、ひなっちがもう1個バンドやるって聞いた時点でおいおい、と誰しもが思った訳で、驚くとかじゃないんだけど…やっぱりちょっと寂しい。ZAZEN でのひなっちのベース、好きだったなあ。しかもここに来て「日向」と書く向井ちゃんに胸がぎゅっとなった。あんま、本名で呼んだり書いたりしてるの見聞きした覚えがないもんで。

でも、次に向井はどんなベーシストを連れて来るのかがちょっと楽しみでもあって、要するに、向井のチョイスのことを、人は ZAZEN と呼ぶのだと思うので。わたしはそういう ZAZEN を観てゆきたいと思うから、彼の意思を音に渡せる、そういうベースを弾くメンバーが、時間かかってもいいから、見つかるといいねえ、って思った。全然焦らんでもよいと思いますよ、レーベルへの還元とか気にしなくて済むための MATSURI STUDIO 持ちなんだしさ。

ちなみに index ページ*1の ROPPONGI がひどい。バブルへGOか。吉川*2か。

それでもボクはやってない」を観て来た。真面目に、というか、ちゃんと思ってることを伝えるための感想、ってやつを書きたいな、この映画は。どう思ったのかをちゃんと書いておきたい。明日明後日とかでこつこつ書けたらいい。

ただちょこっとだけ書くなら、めちゃくちゃ面白い映画だったんでした。題材も脚本も演出も撮影もよかったと思うけど、役者の芝居がとにかく全般的に素晴らしかった。正名僕蔵さん、こんないい役やってるの初めて観たよ。うわあ、正名さんがいいなあ…! と思って帰宅後パンフを観たら、周防監督瀬戸朝香ちゃんのインタビューでそれぞれ正名さんを褒めてる箇所があって、やっぱなー、よかったもんなー、すっごいなー、と。いやあ、細部に至るまで気配りの利いたキャスティングでした。もう、本田博太郎田中哲司なんてのけぞるくらいよかったよ。わあ、書き出すと止まらないよ、詳しくはまた今度。とにかく大変に満足したってことだけ今は書いておきたいんです。

先週末の「ふるチン」、ゲスト森達也の回を通勤電車で聴いた。面白い。やっぱり読もう、森達也。でも、今読みかけのこっちを読み終わってから買う。

これ面白いのだわあ。現・勘三郎が30歳の頃に、祖父である六代目菊五郎十八番だった「鏡獅子」を習得するために、六代目の遺した舞台映像科学的に解析してゆく過程を綴ってある。まだね、解析始めたくらいのところを読んでます。この過程の結果としての鏡獅子、の20年後のありようを先月、歌舞伎座で生で観て来たところなので、遡る感じが楽しいのだ。贅沢してんなーとにやけちゃう。

私信保留気味。週末までには。

あ、関係ないけど急に思い出した、魂の対バンツアー大阪は前座でミドリが出るんですってね。聞いたとき歯軋りしたのにリアクションしてなくて、今更だけど思い出したので毒づいておくよ。くそー、大阪いいなあいいなあ。平日じゃなきゃ行ってたなあ。くそーくそー(口汚いよ!

もーこーなったら、東京はそれこそやっつん*3とか、客入れ時間中にディジェでもしにくればいいじゃない! って、ああそうだ、今週末は久々にやっつんのディジェが聴ける(っていうか観られる?)んだった。マキタ学級。あと、「ユメ十夜」も観に行くつもりだし、ラーメンズも2回目観る。楽しみだなあ。その分、明日明後日仕事頑張ろうっと。

*1http://www.mukaishutoku.com/main.html アコエレ九段写真は格好いいのにな…こんとき三階席から見下ろしてました。外は大嵐でした。

*2:勿論80年代の。そして唐突に思い出すエレキコミック新歓コンパネタ。

*3:先週のキックダイジェストで、「ディジェやってるんですって?」「魂の曲とかかけてくれてるそうじゃないですか」等々と喰いつく宮藤さんに、何とか商売的に絡んでゆこうとするアグレッシブやっつんライブ時の出張ディジェを売り込んだりしていた。来週月曜くらいまではまだ聴けるはず。→ http://www.tbs.co.jp/radio/arb/

07*02*06

「宮藤官九郎の小部屋」書籍化

お知らせ

『宮藤官九郎の小部屋』が「本」になります!!

 

いつも『宮藤官九郎の小部屋』をご覧いただき、ありがとうございます。このたび、角川書店からこのコーナーを書籍化したいという申し出を受けまして、現在企画を進めています。

宮藤官九郎の小部屋

まじでか! あははは、暴挙だ角川書店!

見事に「身も蓋もない」「歯に衣着せない」ってな回答群…これ紙で残すのってパブリックイメージ的にオッケイなんスかね、くくく。大体、宮藤ファンなんて大抵ドMだからさあ*1、この人の身も蓋もなさにげらげら喜ぶようなマインドの人が大多数な気がしているのだが、そゆとこに馴染みのない一般女子が読んだら、また非人扱いされるのではと心配です、って心配と書いて楽しみと読む感じなんだけど。ふはは。

文春とか読んでていつも思うのだけど、この人が人前に文章を出すときは、制限文字数内で必ずひと煮立ちさせないと気が済まないんだと思う。くだらなさだったり、笑いだったり、「えー」という感じだったり…必ず何かが意図的に混ぜてある感じ。まあ、文春についてはそゆの混ぜなきゃ親ばか連載なんかやっとれんつう話かもしれないが、我が子をネタに週刊連載だなんて、かわゆいかわゆい思ってなきゃネタすら見つからないのが普通だと思うのです。なのに、アウトプットはひどい方向に加工されてるのが、芸とか含羞とか、この人においてはこの2つはニアイコールのように思うのだけど、そんな加工が施されているところが、コラムニストとしてのこの人の面白さだなあと思うのだが。

しかしながら、この悩み相談はそこまで加工の形跡が感じられないように思う。珍しく生っぽい言葉の並びのようにも取れ、結果、タイミングによってひどくバラつきのある回答になっているようでもあり、そこが妙に面白く感じられる。要は「信念」とかじゃなくて「反応」っていう感じですかね。ルールとして自分の中に出来上がっている言葉を持ってきているのではなくて、その場で反射的に出てる言葉っていうか。そのことで、ある角度から見ればムラが浮かび上がるし、反面、妙な統一も見えて、やっぱり面白い人だよなあとつくづく思う。

や、全部読んでるのか全然自信がないので、一覧性の高い紙でその、ありそでなさそでやっぱりあるのか? な一貫性を読めるのが非常に楽しみです。ええ。

…あ、ちなみにブログを乗り換えるとき、しっくり来る「悪態」なタイトル*2を模索して、このコーナーのタイトルからパクったこと、己ですっかり忘れていたのだった。だから今日急にこのタイトルがアンテナにどかどか上がっていてとてもびっくりしたんでした。やあ、恥ずかしいね。

今週、妻が浮気します

わあ、浮気した…! っていうか、してたらしきことが明らかに…!

するのかしないのか、してたのかしてないのか、でずるずるだらだら引っ張るドラマなのかと思ってたわ、いがいー。言い争うシーンのユースケの口調が耐え難いくらいのイヤんな感じで、聞いててどうにもしんどい。ゆり子の「会いたかったの!」もいたい。でもこのしんどさ・いたさは、ドラマとしてはよい感じなんだろうな、やっとドラマが動き出したというかね。

幾多の物語において、男女は結ばれたり、結婚をしたりすることでゴールイン、みたいな傾向があるのだが、実際にはその後のほうが長いというか、逃げ場がなくて面倒臭いものな訳で、そっちにドラマを持ってゆくっていうのは、まあ、描き方にもよるが、足場としては悪くないかもしらん。ただアレだ、妻の浮気相手、デキル男を演じているのが藤井フミヤだという点だけはどうにもさ…何でそういうことにしちゃったかなあ? どう見ても堅気の勤め人ではなかろうに…せめて短髪にしてくれていたらよかったのに、うーぬ!(…髪型の問題?

ともさかりえちゃんの和服姿はかわゆいな。わたしはこの人、妙に好きなんだ。顔が曲がってるとかしゃくれとか人は色々言っていたが、デビューの頃からなんだか、適度に不機嫌そうで、居心地悪そうな感じとかも含めて、声も姿も意味もなく好きだった。考えれば河原雅彦夫人なのですね、不思議。そして同じく妙に好きな大塚寧々藤井妻役か…うう、女優陣のキャスティングはツボだよこのドラマ、男優陣は全然ときめかないけども。

ヒミツの花園

真矢みきブロークン! 押しかけしゃぶしゃぶのくだりに爆笑である。すげーなこの人…♪らんらんらららん、ららららん、しゃぶしゃぶ♪て! また歌ってるのがいい声なのよ、恐るべし元タカラジェンヌ。そして鍋中に長兄が帰って来たとき、四男が「三男のための鍋パーティ」と口走ったら「智、帰ってきてるのか!」って慌てる長兄が無駄かわゆいのでまいる。逆回転してたもの、ラーメンズレストランそれぞれ」かと思ったもの。何だろうかしらアレ。デレデレ。

子供時代の上から3人、次男の役の子だけ目が一重なのに笑う。うまいことみつけて来てますね。次男と釈ちゃんの「行ってらっしゃい」「行ってきます」のくだりになんだかむずむずする。変人要素はさておき、人好きする芝居をしている池鉄を見るのは変にこそばゆく嬉しい。今週は田中ちゃんが殆ど出てこなくて寂しかったかも。今んところ、真矢さんと寺島さんは同時には出づらい状況なので、どっちかがはじけているともう片方は出てない、みたいな感じで勿体無いことであります。この2人の「いい大人」感と裏腹な強烈さったらないんだぜ。

ところで、あの謎の女の子が長兄を連れてったカフェは torch cafe*3ですかね? こないだの東京タワー予告で笹塚の街*4がガシガシ映っていたこともあり、何か妙に、比較的馴染みのある場所が映っていると変な気持ちになるのだった。

e+ special interview 上田誠×中川晴樹×永野宗典

http://eplus.jp/sys/web/theatrix/special/europe.html

今回の初期作品再演シリーズ、この3人がそれぞれ座長となっての公演なんですね。全然分かってなかった…え、でも演出は上田さんなんだよね? あれ?

3作とも、どんな作品なのかを結構しっかり語られているのだけども、それだけ読んでもどんな作品なのかはまったくピンと来ないのってヨーロッパ企画作品の特徴かもしんない。作品につき1つの仕組みがあるから、その仕組みについては、言葉で説明しても「ああ」ってなりにくくて、代わりに一目見たら即座に「あ、そゆこと?」ってなる感じ。言葉にできないことは図解しましょう、っていう、その図としての舞台空間、みたいな作られ方をしているのでは、って印象を持っているのだけど。

上田
今回は、あの頃のように楽しみたい! というのが正直なところですね。当時は学生だから笑ってもらえた部分もあったと思うんで、今そのままやってウケるかというと、そんなことは多分ない。だから単純に楽しむだけとはいかないけれど、それはそれとしてお祭り的な感じでいきたいですね。最近ヨーロッパ企画って、突然突拍子もない舞台をやるからデートに誘いづらいと思われてる方も、この3本なら安心(笑)
永野
正直『ブルーバーズ』って突飛すぎて、やる側も宣伝しづらかったりしたし(笑)。これを見たら、今後のヨーロッパ企画の見方も変わってくるんじゃないかな。
中川
これで安心して笑ってもらえたら、また次に心おきなく実験作ができるというね。
上田
再演やからと舐めてかからないよう、稽古日程もいつもにも増して綿密に組んだしね。確実に笑えるとかそんなことは絶対言われへんけど、僕ら自身は公演を楽しみにしています……ということを、天狗っぽくならないニュアンスで書いておいてください(笑)。

「ブルーバーズ」を実験としてやってたっていう点にちょっとニヤリ。若き日の上田氏の策士っぷりを追体験できるのが楽しみだ。

  • ちょっと前に鴨居まさねさんのブログで「今週、猫が去勢します」ってエントリがあって噴いた。「今週、●●が●●します」ってフォーマット大喜利でもやればいい。
  • そう言えば大喜利ブームはもうおしまいなのかい? いえ、そんなブームあったのかと聞かれたら口ごもるのみですが。
  • 自分でも、と思って考えてみたところ、主語は2音節、述語は名詞+します、の形が好ましいということが分かる。そのルールにのっとって考えてみたが、「今週、棚が届きます」「今週、僕が自粛します」「今週、知事が辞職します」「今週、風呂故障します」「今週、アレがナニします」とまるでダメ。やっぱり大喜利の才能ない。
  • 週末、仙台で泊めていただいたお友達に録画を見せてもらった、WOWOW の「ウーマンリブ先生」の番宣5分番組がべらぼうに面白かった。宮藤さんのインタビューも面白かったし、古田さんと松尾さんの対談とかちょうニヤけた。
  • ほんで、伊勢さんを始めとする大人計画女優*5が、イケニエとしての若者2名*6を引っさげてオカマバーに突入、みたいな回は出色で、オカマに訊ねられた年上組の女優陣が皆口を揃えて、「ちんちんついてたら楽だったのにと思ってた」って言ってたのが、何か…うん、すごく納得感があった。わたしが初めて松尾ちゃんの舞台を見た時に腑に落ちた感じのオオモトがあそこにあるような。比して、紙ちゃんと宮沢さんは女性性をあっさり受け入れていることからも、大人計画の持つムードに時代的な段階があることが分かる。たがめちゃんの代以降は、わたしが初めて観た舞台にはまだいなかったのだもの。
  • そういえばたがめちゃんだけいない…と思ったら、アレ、リブ先生公演期間中の収録だったってことなんですな。なるほどね。今年の本公演、ナニが嬉しいって、たがめちゃんの名前がキャスト表にあることだ。「ウーマンリブ先生」も去年のお正月の第一報の段階では確か、名前載ってたと記憶しているので、舞台復帰作かなーとか思っていたものだったんだけど。おかえり、って思う。やっとみんな揃ったね、みたいな。
  • 明日はレディスデイなので映画観よう。舞台控えて映画を観るようにしたいんだけど、なかなかうまくゆかない。必要なのは自制心か。一番わたしに足りないもんですな…(遠い目。

*1:って、断定するのはどうだろう自分。ごめんごめん。

*2:わたくし、初めてネット上に自分の領域を持ってからずっと「悪態シリーズタイトル統一してますの。「悪態の森」「悪態日記」「悪態の食卓」「悪態のbloc」「悪態の小部屋」…そんなこんなでもう8年くらいになろうか。どんだけ悪態をつけば気が済むのかという話である。

*3http://www.renovationplanning.co.jp/torch/

*4:実際にリリーさんが住んでいたという建物の入り口とか映っていた。来週だけじゃなくて今までも映っていたのかもだが。

*5伊勢志摩池津祥子宍戸美和公猫背椿平岩紙宮沢紗恵子

*6星野源、少路勇介。

ko-motoko-moto 2007/02/07 00:41 おお、わたしも「ぽいな」と思いつつ観てました>torch cafe。でも断言できないのも同じ……(なら書くな)。

さーやさーや 2007/02/07 01:23 >ko-motoさん
お、やっぱ思いました? ソファと黒板に見覚えが。ko-motoさんと一緒に入った渋谷の dub かとも一瞬思ったけど、窓の外に光が射してるのを見て違うなと。あそこの周囲ビル密集してましたもんなー。

きなこきなこ 2007/02/07 01:32 ドMの宮藤ファンです。あはは。角川そんなとこまで目ぇ付けてたかという感じです。相談つって恋愛相談多いし。なんであえて恋愛偏差値の低い(多分)彼に相談??読み返してみたら、ほんと恋愛ネタ多かった。最後普通に「頑張ってください」って書いてあるの見たときは笑いました。相談士失格ですもん。新作相談とお母様が登場してくれることを期待します。

さーやさーや 2007/02/07 13:02 >きなこさん
ギャッ、かかかか勝手にドM呼ばわりしてごめんなさいいい!!(平伏(土下座
角川、商魂逞しいですよねえ、こんなところまでお金になるなんてなあ…宮藤の言葉に捨てるところなし、断片までダシガラみたいに利用可ってとこスかね。そういや帯コメントとか多い人だし。ラジオの放言のワード単価を思うと贅沢なバカ番組だなあと思いました、キック。
確かに恋愛相談多かった気が。まず「募集してるし、クドカンに何か相談してみよう」「自分の悩みは何じゃろか」「…恋?」→「宮藤さんはじめまして!〜」ってなことなんでしょうかね、募集に乗っかる層が「恋?」な層と被ってた感じ? 宮藤さんの回答、他人の恋愛なんかしらねーし、みたいな感じが見え隠れしているところに笑います。恋については誰しも、どんだけ優れたアドバイスをされたって、本人がしたいようにしかしないもんですし、そゆの踏まえてるっぽい宮藤さんの無責任さが結構好みです、わたし。
あ、「母」! そうだその設定があった…あー、ここでもひと煮立ちさせてましたね、無意味な「母」という名のもう一人の宮藤官九郎が回答するとゆーね…意味分からん、うふふ。ネットで出してたコンテンツだけじゃ商品価値薄そうなんで、新作相談、いっそ周囲の人たちの相談とか受け付けたらいんじゃね? とか思いました。バンドメンバー、劇団員、縁のある仕事仲間あたりとか。知り合いへの回答は無責任の種類がまたちょっと違って面白そうです。読んでみたいなー、ねー、角川さーん(届きませんて。

lilywhitelilywhite 2007/02/07 23:51 こんばんはー。長兄にデレデレの人がここにもいますよ。えへ…。今回は「おさむー、もどっておいでー」がかわゆかったと思います。わりとそっけない感じなのに、時折わあわあ動揺したりするのがまたかわいらしいんですよね。デレデレ。

さーやさーや 2007/02/08 09:48 >シュウさん
わあ、デレデレマスターが! ごごごごごめんなさい、今更で!(土下座(両手を揃えて
なんか堺さんはしゅっとしたスーツとかもお似合いですが、ダボっとした上着に着られてるみたいな長兄姿が初めてド真ん中にズバーン! と入りました。何でしょうねコレ…今まできれいな人だなーと思ってはいたんですが、かわゆい感じを発見してときめいているのでしょうか、ね? 今週では他にも、女の子に好きな人が、と言って抱きつかれたときの「えー?!」もよかったです。妙に大声。うふふ。

07*02*05

東京タワー

初めて観た。ずるいのは、倍賞美津子のみっともなさがリアルだということだ。「みっともない」=悪、ってことじゃないので、価値観違う人もできれば噛みつかないでほしいと思うんだけど、やっぱり人は年齢を重ねればみっともなくなってゆくし、20代の子が「30代になるのが楽しみ☆」とか言ってるのを聞くと、あーあーそうですか、と鼻をほじるような気持ちになったりもする。標準的な容姿の女子が、30代半ばでみっともなる度合いを甘くみてんじゃねえぞ、みたいな。

みっともなくなってもその劣化分を補える脳内世界を持ってる人じゃないと、女子が経年劣化を楽しみに変えるのは難しくって、でも、その脳内世界の充実ってのは、いわゆる「モテない系」だなんだというところにも通じたりもして。自己満足的なインナーワールドの充実は、傍から見れば依然変わらず「みっともない」の増幅だったりもする。一人で満ち足りてる女は、傍目には「みっともない」ことが多いということです。繰り返すけども、「みっともない」=悪、ってことじゃなくてさ。

明るくて前向き、という美点を持つ母親が、一歩退いて見た時には、ものすごく小さくて、腰が曲がっていて、頭とかぼさぼさで、やせぎすで変な皺とか出ていて、ちぐはぐな服を着て、似合わない口紅を塗ったりしていて、要するに「みっともない」存在であるということ。子供の頃の、母親がいれば何もいらなかった頃の気持ち、母親が絶対で、全幅の信頼を置いていた頃の気持ちを思い出すと、自分の母親が「みっともない」ということはホントにつらいことで、このつらさがあることで、このドラマにおいては、他のダメさ(主演の演技の弱さとか)全部がチャラになって、すごい地点で成立している感じがした。ここまで、母親のみっともなさをまともに描いちゃった月9ってあるだろうかな。相当ギリギリだと思うなあ。

1回、仕事をしながら観ただけなので、脚色と演出、役者、どの部分の力によるものなのか分からない。でも同じ原作から、単発ドラマ、連続ドラマ映画、と映像化されてゆく中、単発ドラマは観てないんだけど、映画の脚本はあいするあいする松尾スズキ担当している訳で。これは、何というか…作り手の母親観が出る物語かもしれないなあ、と思ったという次第なんだった。

松尾ちゃん、これ、結構試される感じするよ? わたしが初めて観た頃、12年前とかの頃、松尾ちゃんの作品の根底には、いつも自分が子供としての「家族」の存在が色濃く匂っていた。突き詰めれば、「親の因果」が子に報いる話ばかりだったと思う。こんなに時間が経って、松尾ちゃんの視点は明らかに「子供」ではなくなって、だけど「親」でもなく、ちょっと浮遊するような感じになっている昨今、今また、松尾ちゃんが描く「家族」の物語が観られるということなのかなあと思うと、楽しみなような怖いような、不思議な気持ちがした、っていう、そんな話なんだった。まあ、ドラマの感想書いてたはずなのに、松尾の話で終わるって言うのは何なのかね。すみません、頭があんまり動いてないのです。

しかし、作家や役者に思い入れるとなんか、観るのが怖い、みたいな感情が出て来て面倒臭えなあ。自分でも意味が分からない。まったく。

今月のみつばちトートの配色がやばいくらいに好みだ。

http://www.mitsubachi-tote.com/mitsubachi/mi_sample.html

な? わたしっぽいでしょうがよ?>オフで知り合いのみなさま

ゆっくり悩もう、といいつつ、悩みすぎて1個も注文しなさそうないやな予感もする。悩みすぎると悩みの種からシャットアウトしたくなる人間ゆえに。

家で仕事をしていたので、スマスマを数年振りに観てみたら、ビストロおぎやはぎ劇団ひとりだったんでニヤニヤした。えへへ、3人ともだいすきー。おぎやはぎの2人のスーツのディティルに心底痺れる。洒落者め…! あと「ホントは省吾(本名)と呼ばれたい」という劇団ひとりに、伝説の「大人のコンソメ」のブルードラゴンにおける井上和香ちゃんの必殺「省吾」呼ばわり*1を思い出した。はは。

そして、この番組終了時に、大和證券古田新太阿部サダヲバナナマン)、Get a Macラーメンズ)、「今週、妻が浮気します」「ヒミツの花園」「拝啓、父上様」と、射程圏内の CM が立て続いたのがすごいなあと思った。もしかしてわたし、この番組のコアターゲット層? あら?

さっき、きのう放送の「キックザカンクロー」聴きました。ラーメンズ、というか、小林賢太郎がいい感じにネタにされていて微笑ましい。やっつん小林さんのことが好きすぎると思う。そしてそれに乗っかって、「『嫁とロック』が♪嫁は嫁は嫁はラーメンズが好き♪ だったら、なんかちょっと、『分かってる』みたいな感じになっちゃう」という宮藤官九郎もたいがいだなあ。この人は呼び捨てとか苦手そうで、年下の人にもさん付けっぽい感じなのに、やっつんのことは「やっつん」って言ってたのが、おお、と思いました。

そして最近、この番組のゲストに来た人は何故かこぞって己をドラマに出せと売り込む傾向があっておかしい。ガチャ歯対談で盛り上がる2人の様子もどうかというオモシロさだったんだけど、「歯を出して笑え」というカメラマンの指示で撮った写真が使われた試しがない、と言い張る宮藤さんが奮っていた。CM とか無理、と歯並びの話で断言するところがすごいなあ、と思っていたら、やっつんが「でも雫とか」ってこっちの気持ちを代弁してくれて、しかしながら、「あれもよく見てごらんなさいよ、歯とかキレイにされてんだよ」なんつっちゃうので笑った。まじで?

*1グラビアアイドル vs 芸人、みたいな感じで、互いの前に青汁の入ったグラスを置いて、相手に指一本触れずに青汁を飲ませたほうが勝ち、というルールの舌バトルコーナーの話。和香タン、「飲んだらデートしよ(はあと)」とすごい技を繰り出していて、ゆれる川島ダメ押しで「省吾♪」と本名呼び、川島、「…下の名前、知ってたんだ…」と動揺してたのが、芝居がかっていて大いにいい光景だったのです。

boxcurioboxcurio 2007/02/06 09:02 ビストロ…見なきゃと思ってたのにな…。でもだいたいの感じがわかりましたありがとうございます(泣き笑)
みつばちトート、なるほどさやさんぽいですね。買っちゃいなよぉ!

mayu_sunmayu_sun 2007/02/06 11:58 30になるのはとても楽しみで(というかなってしまったほうがいっそ楽と思っていました)なったらなったで「ふつう〜」だったんですが、体の衰えだけは切々と感じてます。こんなに顕著にでるとは・・。
スマスマにでるなんて彼らも随分大きくなったなあと思いました(何者)。

さーやさーや 2007/02/07 00:17 >curioさん
わはははは、いい光景でしたよー。おぎやはぎは「イタリアン」をオーダしていて、「普段そんなの食べてないでしょ?」と中/居くんに振られて、「何言ってんでしゅか、いつも2人になるとイタリアンのことしゅぃか話してないと言っても過言じゃないでしゅよ」とか言ってました(矢作が。 トートどうしましょう、買いたいのは山々なんですが、どの色あわせでどのサイズで買ったらいいのか…! いっそぜんぶ…!(コドモ
>mayuさん
「30になるのが楽しみ」とわざわざ言葉にすることに、「年齢取るのも怖くない、若さに頼ってない理性的なアタシ」的演出をうっすら感じる、みたいな感じですかねー。体力落ち始めるタイミングは人によりけりなんでしょうが、35まで来れば大抵皆一度は「もう若くないな…」というショックを味わってると思いますし、寝ても寝ても取れない疲れ、っていうかそんなに長く寝てられなくない? みたいな茫漠とした感じ。コレは20代には絶対想像つかないですよねえ。過剰に「楽しみ」とか言わなくてもいずれ誰もが30になるのに…まあ、40代50代から見れば、30代だって「けっ」てことなんでしょう。うん。年齢は風に吹かれる柳のように成されるがまま受け入れるしかないですねえ。
ちなみにスマスマ、劇団ひとりが相変わらず頑張ってました。おぎやはぎもいつものごとく、頑張らないことを頑張っていましたよ(笑。

07*02*04

「知りたい下北ふれあい旅」 阿部サダヲナレーション

「知りたい下北ふれあい旅」(青森朝日放送)ナレーション 2/5(月)19:00〜放送

最新情報

北の方向に向かって質問、これはそちらでは観られる番組デスカ?

無事帰宅してます。やあ、仙台は寒くてキレイで気持ちのよい街でした。空は真っ青に晴れてるのに吹雪いてたりして、東京モンには理解不能な部分もあり。JR車両の扉の開閉がボタン式だったのも驚いた。押さないと乗られないの。まごついたったら。

ゆめやの牛タン串は衝撃的…一度煮てあるんですかね、あれは。とろけるようで大変美味。チャーハンも胡椒の利きが絶妙で素晴らしかったし、今日行った利休のセットも美味しかった、歯応えある肉厚の牛タンと麦飯、テールスープも濃厚で、付け合せの白菜のお漬物もよい塩梅だった。オススメおやつも買って帰って来たし、噂のかまぼこ「むう」も買ってみたし。はは。あと、あちらで会ったお友達にもお菓子をもらってしまって嬉しいったら。帰りにずんだ茶寮でお茶してからバス乗ったりもして、枝豆好きなので、何だかんだ言ってずんだはど真ん中なのだなあと実感。全般的に食い倒れ気味でした。

昨晩のサケ@仙台は素晴らしいテンションのいいライブで、何せハコのキャパが170という極小ライブハウスだったため、いきおいおかしな密度になっていてすごくよかった。短かったけど、ぎゅうっと詰まった演奏で…何だろう、ハマケンキャラとか源ちゃんの笑顔とか、そういうの目当てで来てる客だっていただろうに、そういうサービス殆どなしで、ぼかーん、と音だけぶつけて、こっちをノックアウトして「じゃあねー!」と軽やかに去って行った感じ。

陣取った位置的に馨くんと大地くんが5m先、くらいの場所で見られて、そのコンビネーションアイコンタクト含む)に鳥肌立ちっぱなしだった。なおかつスピーカーの前だったので、日頃意識して聴いていないギターフレーズも耳に飛び込んできて、面白いやら楽しいやらギャーとなるやら。セットリストも好みというか、最近のライブ(わたしが観るようになってから)の定番曲できっちり構成されている感じで、冒険とかはないけど、手堅く、練れていた感じがあった。

殊に「ちかく」が素晴らしかったなあ、あの曲、ライブで聴くとホントにいいんだけど、今回はみやこ音楽祭んときと同じくらいよかったなあ。あの曲のAメロのトロンボーンのフレーズの豊かさったらないのです。たまらん。あと、ダブルコールでやったオーラスの「生活」が楽しすぎた。カウントダウン松尾ちゃんが歌っていたことを思い出していたよ。いいライブの記憶が重なってゆくと、バンドに対する愛着が増すので、「これ以上抱えられない」状態のわたしには危険なことなのだけども、実に忘れられないライブだったなあと思う。

あと、魂のチケ取りは、ぴあカウンターに朝5時半から並んだのだけど玉砕。協力体制取っていたお友達のおかげで希望日(恵比寿サケと横浜ワンマン)を何とか確保。終了後、浮遊分ないか等々をあちこちで連絡取り合いすぎて、明け方まで充電していた携帯があっけなく電池切れに。何をやっているのだろうか…。そんな訳で、数名の方のメール放置したまま東京に戻ってきてしまいました。夜分なのでまた明日ご連絡するです。ええ。

帰りのバスでぐうぐう寝ていたので案外まだ眠くないのだけど、風呂入って無理にでも寝なきゃだなあ。明日から平常営業ダ。

YUKIYUKI 2007/02/05 04:34 たぶん見れるんですけど、自宅に誰も居ないんですー。戻るのは6日…もう少し早ければお役に立てたのに。すいません。

reina_hpreina_hp 2007/02/05 10:26 コメント失礼します。レイナです!
先日の仙台サケではお世話になりました!
良いライブでしたよね。ご一緒できて楽しかったです。
そして、青森のその番組恐らく録画可能です。VHSでよろしければ。

orange_skyorange_sky 2007/02/05 12:29 仙台では見れないんですよね…。って!レ、レイナさん!!(土下座)

さーやさーや 2007/02/06 00:34 >YUKIさん
うわあん、ありがとうございます、お気持ちだけで嬉しい! あやまらないでえー。それより道中気をつけて、お家に帰るまでが遠征ですんで!(キリリ
>レイナさん
きゃーこんばんは! 先ほどは伝言ゲーム失礼しました!
仙台、よいライブでしたねええええ…馨くんサイドは癖になります。んだがしかし、魂ではわたし、立ち位置真逆サイドになるので! 3月は終演後お会いしましょう☆ うふふ!
>オレンジスカイさん
あなたたちに訊いておったのです! そうか、仙台はダメなのかー、東北内でもエリア分けがあるんですね…レイナさんに向かって礼拝をば!(違

07*02*02

リンク元キーワードラーメンズ」がフィーバーし始めているのを見て、ああ、本公演が始まったのだなあ、と改めて実感。モバイルや日毎表示ページ合わせたら、平気で100とか行くからなあ。っていうかもう行ってる。すごいすごい。でもネタバレ毛嫌いする人が多いのよねえ、ラーメンズファンは。一体誰が観に来ているの…?

さて、明日は仙台に行ってくる。SAKEROCK を観に行ってくるのだ。うきうき。今、体調が悪いのとか気のせい、頭すげえ痛いのとかも気のせい気のせい。だからもう風呂入って寝る寝る。

07*02*01

(汗;)

今朝は少々寝坊をし、家を出るときに慌てすぎて、化粧品が入っているポーチ的なものを全部置いて来てしまった。あらー、と思って、かばんの中をごそごそやってるうちに気づいたんですが…あのう、こんばんのらーめんずのちけっとをいれていたはずのふうとうがかばんのなかにないよ?

…いえ、結局は家を出る前に、慌てながらも封筒から財布にチケットを移していたことを思い出したのだけど。なので、あったの。あったのだけれどもー。

久しぶりに、嫌な汗をどっとかいた感じでした。ああしんどい。なんでこうなんだろうなあわたし。これで間違えて本多とかに向かったら面白すぎるので気をつけたいわあ。

ラーメンズ第16回公演「TEXT」/天王洲銀河劇場

初日を最前列で観て来た。

ラーメンズファンはヘイト!ネタバレな人が多いから、感想とか書いてもどうせ誰も観ないだろうが、己メモと、今日劇場で会った何人かのお友達たちに読んでほしいから書く。以下ネタバレ

続きを読む

歌舞伎座「四月大歌舞伎」演目と配役発表

http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2007/04/post_11-うProgramAndCast.html

わあああああああ豪華! 豪華すぎる! たいへん…昼の部も夜の部も観たいわあああああああ!

※後日追記:なんかurlが面白いことになっている。寝ぼけて修正したのか…。正しくはこちら↓

http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2007/04/post_11-ProgramAndCast.html

ダメだ、眠すぎる。限界。もうねたい。

『藪原検校』古田新太インタビュー

http://eplus.jp/sys/web/theatrix/special/yabuhara.html

真面目に井上ひさし脚本の魅力を語ったり、動画では「主役が俺なので、チケット的にかなり厳しい展開が予想されます」「空いてたら行こうじゃなくて、前売りを買っていただけるとわたしの信用も保てるんじゃないかなと思ってます」なんて冷静なことを言ったりして。髪剃る可能性が高いっぽいですねー。わー。

ううう、分かったよ、ちゃんと前売り買う…! 古田さんの本気なら、そんだけの価値はあるってことだよ。うん。