レバレッジ・シンキング / 本田直之

「労力」「時間」「知識」「人脈」という四分野に自己投資し,パーソナルキャピタル(自己資産)を構築し,レバレッジ(てこの原理)をかけて,不労所得的に成果を上げ,”Doing more with less”(少ない労力と時間で大きな成果を獲得する)を実現するという考え方を,レバレッジ・シンキングという.

成果 = パーソナルキャピタル × マインド

注意すべきは,マインドだけ高めてしまい自己啓発のための自己啓発になってしまう人が多いこと.マインドは資産ではない.

この公式,稲盛和夫さんの公式とよく似ている.

人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力
能力,熱意 : 0〜100, 考え方 : -100〜100

レバレッジ・リーディングを読んでなるほどと思えた人は,本書もやはりなるほどと思えるだろう.また,レバレッジ時間術は,本書を読めば実は不要(僕は本田氏の本は好きなので読んだけど).

本書は前著2冊のまとめ的な本+αであり,より本質的なレバレッジの思考について書かれているので,なんにでも応用でき最も価値が高い.3冊の中でも,ダントツで本書がもっともレバレッジが利く本である.もし,3冊いずれも読んでないなら,本書だけは絶対読むべき.この内容で1450円ははっきり言って安すぎ!

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