掏摸/中村文則


5時55分に目が覚める。昨日はかなりよく寝たので、そのまま起きて、外はすごい勢いで雨が降っているのでやる気をなくし、倉橋ヨエコの「解体ピアノ」を小さい音でかけながら昨日の文藝の続きを読む。


中村文則さんの書き下ろし小説「掏摸(スリ)」。もう私は本当に小説に疎いので、芥川賞作家の方らしいのですが今回初めて名前を知りました。たぶん今日雨が降ってなかったら読んでなかったと思う。結果、この小説、タイトルの通り全体に重い空気が漂ってはいるのですが、最後まで一気に読んでしまったのは勿論、読後感がなんとも爽快で(ああ、もうこんな表現二度と使わない気がする・・・)うーん、うまい文章を書く人なんだなあ・・・と、気になっていろいろと調べてみたりしていたところ。
こちらのブログで素敵な書評を見つけたので、リンクしておきます。


でも、朝読んでよかった。
夜中に無音で読むのはけっこう怖いんじゃないかと思います。私はビビリなので。