2007-03-02 今日のオペno8
今日は一人の患者様に、下顎大臼歯部に1本、上顎前歯と臼歯に4本のインプラントを埋入しました。73歳の女性でしたが、骨が結構固かったのでインプラントの埋入後直ちに2次オペまでして、引き続き仮歯を装着しました。上顎は今まで適合の悪い入れ歯を使用されていましたので、今日オペ後固定式の仮の歯が入ったので、患者様は非常に喜んでいただけました。奥歯が欠損することにより、顎の位置関係がずれることをよく経験します。この方も顎のズレがあるようでしたので、仮の歯を作る際、ズレを戻すような位置関係にしました。最初は違和感がありますが、2週間くらいで慣れるでしょう。慣れた後に本当の歯を作る予定です。
実は今日のオペは上顎の骨の幅が少ない症例で、インプラントの埋入の方向や位置が非常に難しい症例でした。骨の状態を確認して、思いどおりの方向に骨を削ることができました。その瞬間に手がぶれたら失敗する訳ですが、思い切りよくしかも的確な処置が要求されるわけです。その瞬間に判断を誤らずに処置ができたことに感謝します。私が気持ちよく手術ができるように気を使ってくれたスタッフの皆さんお疲れさま。そして、じっとオペに耐えて頂いた患者様ありがとうございました。
しばたん
2007/03/09 21:49
土曜日に奥歯のかぶせが外れました。大丈夫と思っていたけど、いま、あごが久しぶりに「カクッ」と鳴りました。と、コメント欄に書き込んでいる場合ではないですよね。受診したほうがいいですよね・・・。
2007-02-24 今日のオペno7
昨日のオペは結構難しいオペでした。インプラントの埋入ができないくらいに骨の量が少ない方で、抜歯窩と上顎洞の両方に骨移植が必要でした。欠損部は上顎の大臼歯2本だけなのですが、大臼歯部のサイナスリフト(上顎洞底挙上術)は作業がしにくいのです。抜歯窩の骨の吸収も大きく、頬側の骨にまで抜歯窩が繋がっていました。また、上顎洞が二つの部屋にわかれていているため、開窓する箇所も二カ所必要でした。粘膜の剥離も慎重にしなければ破れやすい状況でした。
おかげさまで、粘膜の剥離も破らずにできました。移植骨の填入もきちんとできました。粘膜の閉鎖も問題なくできました。おそらく、8ヶ月後には硬い骨になっていることでしょう。小さなオペではありますが、決して簡単ではありませんでした。慎重で微細な操作が要求されますが、なんとか思い通りに手が動いてくれたことに感謝します。平常心でオペができるようにサポートしてくれたスタッフの皆様お疲れさま。首が悪いのに、じっと耐えていただきました患者様ご協力ありがとうございました。
2007-02-16 今日のオペno6
今日は下顎の両側の奥歯に2本づつインプラントを埋入し、上顎の前歯を抜歯と同時に2本のインプラントを埋入しました。60代の女性で、少し血圧が高めの方でしたが、事前に降圧剤を服用していただいたことが功を奏し、オペ中一貫して血圧は安定していました。左下は骨の状態が結構硬かったので、2次オペまでできました。ところが右下の骨は、中がすかすかでしたので、骨を作る材料を入れて初期固定をはかりました。この場合は1次オペのみにし、完全閉鎖しました。上顎につきましては、今までの歯が前方に突出気味でしたので、内側にインプラントの埋入を行い、将来歯を作るときには出っ張り感のないようにしたと思っています。最近、インプラントを応用して歯の矯正治療をすることが多くなりました。この方も、60代ではありますが、前歯の隙間をつめるような矯正治療をする予定になっています。矯治療はただ単に美しさの為だけの目的でするのではありません。隙間があるとものがつまりやすくなり、歯周病の原因にもなります。できるだけ隙間はないほうが良いのです。審美よりも機能の方が重要ですが、健康でしかも美しいというのが理想ではないでしょうか。
2007-02-09 今日のオペno5
今日は2件のオペをしました。一人は60代の男性。もう一人は82歳の男性でした。82歳のかたのオペはなるべく外科的侵襲が少ない方法にしたかったのですが、歯茎の状態が不十分でしたので、歯茎を開く方法にしました。年齢が80代ではありましたが、骨の状態が非常に良く、しっかりインプラントを埋入することができましたので、2次オペも同時に行うことができました。下顎に3本のインプラントを埋入し、2次オペまでしてその直後に仮の歯を入れることができました。手術時間は約40分でした。インプラント部に仮の歯を入れる際、他の場所の義歯が低くなっていましたので、全体の高さを少し高くしました。歯が無い期間が長い場合、ほとんど全て奥歯の高さが低くなっています。インプラントを入れる際、そのことを考慮して、本来の高さを再現するほうが、より理想的ば治療と言えるでしょう。
もう一人の人は、下顎の歯を5本抜歯し、同時に5本のインプラントを埋入しました。その結果、下顎については無歯顎になりました。インプラントを入れて2次オペまでした箇所が2本、骨移植を併用した為に2次オペまでできなかったインプラントが3本ありましたが、暫間インプラントを2本使用することにより、がっちりとした仮の歯をその日のうちに入れることができました。手術時間は約2時間半かかりました。手術後3時間ほど回復室で休んでいただいた後、仮の歯を作成し、夕方5時には帰宅することができました。お二人とも、骨の状態が比較的良好でしたので、手術は予定通りにできました。患者様お疲れさまでした。そして、今日も思い通りに動く手を授けていただいた両親、神様に感謝します。そして、サポートしてくれたスタッフ一同ありがとう。
2007-01-31 今日のオペno4
昨日の朝日新聞(column@asahi.com)に米国の元副大統領ゴア氏の記事が掲載されました。彼の信念を貫く姿をとおして政治家が信念を貫くことの重要性について書かれていました。私も歯科医師としての信念を貫くことの重要性を再認識しました。時間に追われるとつい妥協してしまいそうになりますが、手を抜いて作業すると(特に手術など)結果が良くありません。自分に謙虚になって丁寧な仕事を妥協せず実行しようと思う。診療に対する自分の方針や姿勢は、たとえ時代が変化しようが健康保険の制度が変化しようが変わるべきではない。歯科医療に対する自分の信念を貫くぞー。(結構今も貫いてきたかな?)
昨日は3件のオペをしました。そのうちの一つは、上顎に1本のインプラントを埋入し、同時に上顎洞の中に骨移植を行いました。この方法は骨の量が足りなくてインプラントの埋入ができないような場合に、洞の粘膜を上に挙げて粘膜と骨の間に自分の骨や骨を作る材料を入れて骨を増やす方法である。この方法はサイナスリフトと呼ばれ、現在では広く応用されています。私がこの方法を最初に見学したのは、今から約15年ほど前になります。私の師匠である浦和の波多野先生のオペ室で、スウェーデンのクリスターソン先生から習いました。その当時は、一般的な歯科医院で行うような術式ではないと思いましたが、当院でも約100例の実績があるくらい一般的な方法になってきました。時代の変化とは驚嘆に値しますね。昨日の患者様は皆さん予想外に骨が固くて作業はやりやすかったので、安心しました。皆さん、栄養補給には十分配慮して下さっていることに感謝します。
