『ベイジン』 真山仁

ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)

ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)

ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫)

ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫)

  • 毎夜それは生まれ、毎夜それは消えるものーーーそれは希望。
  • 「うまくいかないのを人種のせいにするのはやめたらどうだい。うまくいかないのは君自身のせいだ。」
  • 切れすぎる刃物は、切れない鋏より使いにくい。
  • 「海外生活が長いと、この国の綻びや痩せ我慢が瞭然と見えてきます。特に北京市の激変ぶりは、見かけだけでも大人になろうと必死に粋がる若造そのものだ」
  • 心急吃不了熱豆腐。(熱い豆腐を急いで食べたって火傷するだけだ、急いては事を仕損ずるという意味の中国の古い諺。)
  • 困難なことも「やればできるんだ」という気がまえで臨む、そんな信念みたいなものをもっていました。だから、それをさらに一歩進めて、「やらなければできないんだ」となって、人に対して強要したりするので、「西島はこわい人」だと言われたりもしたのでしょう。
  • 梅花は雨に 柳絮は風に 世間は嘘に揉まるる。