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オプソシバリ

2010-04-17

LMMSを使ってみる

このブログを作ってから最初のエントリーを書くまでに実は半年くらい経ってます。その間どんなソフトを取りあげるか考えていたのですが、FirefoxとかOpenOffice.orgLinuxそのものなどについては競合プロプライエタリソフトと遜色なさすぎて今さら書くことなんかないし、自分でソフトを作っていく日記では見る人が少なすぎるだろうな、ということで、ちょっとマイナーだけどユーザがそこそこいるようなOSSを取り上げていくことにしました。

そこでまずは自分も使ったことない、でも面白そうなソフトとしてLMMSを使ってみることにします。

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http://lmms.sourceforge.net/

LMMS(Linux MultiMedia Studio)は名前からも想像できるとおりLinux上で動く音楽製作ソフトです。僕はこの手のソフトは市販のものは数多く使ってきました。Vision、Cakewalk ProAudio、Logic、Samplitude、CubaseSONARなど。なのでLMMSも見ただけでだいたいは使い方はわかりました。Linux上のDAWシーケンサーとしてはいくつかのトラッカーとRoseGarden、MuSE、Ardourなどは使ったことがありますが、完成度としてはそれらと同等レベルにはありそうです。見た目としてはFL Studioに似ていますが、僕はFL Studioはデモ版しかさわったことがないのでどの程度似ているのかはわかりません。内蔵音源としていくつかのソフトシンセサンプラーが用意されている上にVSTにも対応しているようなのでいろんなことができそうです。

まずは、このtriple OSCILLATORという音源を弄ってみます。

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見たまま、3OSCのソフトシンセです。3つのオシレーターはPM、AM、FM、Syncと単純ミックスで掛けあわせることができるようですが、Syncというのは今のところ良くわかりません。デフォルトではMixでオクターブずらしの3つのSIN波になっています。このデフォルト音だけでちょっと何か作ってみました。

Track1

エクスポートwavoggが指定できるため、wavエクスポートしてlamemp3エンコードしました。oggエクスポートしてアップするのが簡単なんですが、oggってWindowsデフォルトで再生できないんで聞けない人が多いかなぁと思いmp3にしました。ちなみに僕はogg派なので携帯プレーヤーなんかでもoggが再生できるやつを持ってます。

話がそれましたが、lmms20100417_1.mp3を聴いてみてください。ぷちぷち言ってますが、LMMSのメーターが正しければクリップはしていないはずです。triple OSCILLATORの特性なのではないか、ということに今のところしておきます。

つぎにエンベロープを弄ってみます。エンベロープはオシレータごとではなく、Mix後の音にまとめて掛かります。別トラックにもtriple OSCILLATORを立ち上げ、ロングトーンの音色を作ってみました。

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Track2

今度はぷちぷちが減りましたがやはりときどき聞こえます。エンベロープのアタックが原因ではないかと思っていたのですがそうではないようです。依然原因は不明ですが今後の研究課題としておきましょう。

つぎにこの2トラックを同時に鳴らすのですが、ここでTrack1を中央付近に、Track2を左右に振りたいので、Track2のtriple OSCILLATORのオシレータのFRをそれぞれ6〜10cent上げました。FRは右チャンネルのFine Detuneです。いろいろ弄っているうちにtriple OSCILLATORのパラメータはだいたい把握したのですが、一番いじりやすい位置にデチューンやフェイズ関係のノブがあるあたりはやはりFM変調をやるための音源なんだろうなぁと思います。現在は単純Mixで使用していますが、そのうちいろいろやってみたいです。また、デチューンで左右に振るだけではちょっと単調だったのでディレイで奥にやりました。ディレイにはSimple Delay Lineというプラグインを使用。これも左右でDeley Timeを変更してより広がりを出しました。

Track1とTrack2を同時に鳴らしてみるとフェーダーがおもいっきりオーバーになり歪んでしまいました。ヘッドルームに余裕がないんでしょうね。マスタートラックにコンプを差して調整しました。コンプにはDyson Compresserを使用。マスタートラックへのインサートはどうやるかわからなかったのですが、エフェクトミキサーというやつに入れたらマスターに掛ったのでこれでいいのでしょう。エフェクトミキサーのことはまだよくわかりません。通常のDAWにあるミキサーとはちがってセンドリターン用のミキサーだと思うのですが今のところどうやってルーティングするのかわかっていません。

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できたMixはこんな感じです。

Mix

今日はここまで。

ようこそオプソシバリへ。

オプソシバリオープンソースで行こう!

オブソシバリは、「オープンソースソフトウェアOSS)限定でどこまでできるのか、がんばってみよう」という主旨のサイトです。なんでそんなことをするのかというと、サイブタイトルにあるとおり「自由」のため。「なんでOSS縛りだと自由なんだ!?縛るんだから不自由なんじゃないのか?」と思う人もいるかもしれないけど、そんなことはない。OSS縛りは自由を勝ち取るための養成ギプスです。ではまず、その辺の解説をしましょう。

フォトショイラレがないとデザインが出来ないなんてありえない。

デザイナーの必携ツールPhotoshopIllustrator。これをMacBookインストール。パソコンにエクセル入れてオフィスで仕事している人たちを小馬鹿にしつつ、カフェでオシャレに仕事をこなす。そんな俺カッコイイ! ・・・なんて思っている人はいませんか? いやたくさんいるでしょう。そういう「デザイナーだからPhotoshop、プロならIllustrator」みたいな思考から抜けだせないどころかすすんでそこに入りこんで行く人達を見るとかわいそうだなぁと思うのです。そういう人たちはもう「A」マーク付きの首輪がついたAdobeの奴隷です。そういうことを言うと「俺は割ってるから奴隷にはなってないぜ!」という人もいたりしてこれがまた痛々しい。不法行為をおこなってまでAdobeにしがみつくかわいそうな人々です。首輪が付いていないから自分は奴隷じゃない、と思い込んでいる一番かわいそうな奴隷です。

ここでは別に「不法コピーはやめましょう」のような道徳を語るつもりはありません。ただ、正規品にしろ不法コピーにしろ、フォトショイラレがないと仕事ができない人は「自分で行きているのではない、生かされているんだ」ということを伝えたいだけです。いろんな事情でしょうがなくフォトショイラレを使ってるというのならわかりますが、多くの人は率先してフォトショイラレに向います。世の中にはほかにたくさんのソフトウェアがあるにもかかわらず、です。これは選択の自由の放棄ですね。

こういうことを言うと「いや、俺は自分の意思でフォトショイラレを選んでいるんだ。フォトショイラレを選ぶ自由だってあるんだよ。」と反論する人が多いでしょう。しかしみんなが自分の意思でソフトを選んでいたらこんな寡占状況にはなんかなりません。InkscapeIllustratorと互角とは口が割けても言えませんが、ではCorelDRAWならどうでしょうか?「そんな知らないソフト使ってたらカッコ悪い。やっぱイラレじゃないと」というのが本音でしょう。その「マジョリティに流される」だけの行動を「自分の意思で選んでいる」と思い込んでしまうくらいに、人の意識は操作されてしまうんですね。

辛い思いをして自由になるか、楽をして服従するか

長いものに巻かれると楽ですよね。「楽になった」を「自由になった」と勘違いする人が多いんですが、実際には逆です。マジョリティに流されると、自由を失うかわりに楽になれます。自由を手に入れるために流れにさからうと辛い経験をすることになります。

これは究極の選択です。辛い思いをして自由になるか、楽をして服従するか。この問題には過去いろんな人が取り組んできました。エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」やニーチェの各著書を読むと如何に人間が自由を苦手としているのかよくわかります。人は自由を求めているように見えながら、実は束縛されたがり、奴隷になりたがり、搾取されたがる。そんな中でも、自由を求める人はいます。すくなくとも僕はそうです。このサイトはそういう人へ情報提供の場として作りました(ほんとは情報交換になるとベストなのですが)。

レディメイドの個性なんて個性じゃないんだぜ。

「長いものに巻かれるのが好きだって? そんなことないよ。だって俺はWindowsじゃなくてMacを使ってるんだぜ? Windowsはダサいからな。やっぱMacはいいよ。スマートでオシャレで。」というのは僕のいう自由ではありません。それは別のモノに服従してるだけです。「でもそんなこと言ったってLinuxだってFirefoxだって服従じゃないか」って? そんなことはありません。なぜかはあなたの頭で考えてください。ヒントは「可能性」です。

とにかく始めよう

なんにしてもブログを始めます。どうなるかはわかりません。更新頻度は低いと思いますので、暇なときにでも覗きに来てください。

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