opuesto / Tate’s Official Blog

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1945〜1954〜2011/墓石の前

ブログをさぼっていた間の事をまとめて書きたいのですが、まだ整理が出来ず苦戦中です。

やはり、山梨を震源とした地震は心配です。
首都直下型地震の確率が引き上げられた事で、都内のあちらこちらでは
その話題で持ち切りだそうです。

ただ、ちょっと遅いと言いますか、マスコミの情報にあおられ過ぎかなとも感じますが、
そうして、意識して備える事でパニックが軽減される事を祈っています。

もちろん、福島での地震も、かなり心配です。
次の大きな地震原発に被害が出たらと、、想像するだけで嫌になります。

何もなくても、この寒波の影響で、
『福島第一、凍結で14カ所水漏れ』という記事も出ているくらいですし。


まず、情報を整理している中で、昨晩、NNNドキュメントで放送されました、
『3・11大震災 シリーズ27 放射線を浴びたX年後〜ビキニ水爆実験、そして・・・ 』が強烈でした。

その水爆実験で被曝した方々のその後を長年追い、救済活動をしている、
高知県太平洋核実験被災支援センターの山下正寿氏という方がいらっしゃいます。

この番組の件は、また改めて触れたいと思いますが、最後の最後に番組スタッフから
「こんなにしんどい思いをして、(事件に対する認識が)変わりますかね?」と聞かれ、
山下氏は「やってみないと分からない」と苦笑いしていました。
さらに、「ちょっとづつコツコツ、穴をあけるように、、谷川でカニが穴をあける、赤い子のカニが、、、
赤い子のカニがセキを切る時がある。いずれ変わる時が来るだろうと思ってやらんと、しんどうて出来ない」
と。

最後の言葉がとても心に響きました。


今の原発事故からの放射能汚染問題。

ただ、この事を突き詰めて考えて行くには、この放送で改めて感じたビキニ水爆実験、
さらにさかのぼって、1945年7月16日に行われた人類初の核実験『トリニティ実験』、
同年の広島・長崎への原爆投下。

1945年 トリニティ実験、広島・長崎への原爆投下。
1954年 ビキニ水爆実験、山下氏が追い続けている第五福竜丸事件。
2011年 福島第一原発事故


もっともっと、調べる必要があります。

それらを踏まえて、今を見返す事が大切だと感じました。

少し時間がかかりそうですが、やってみます!

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ちなみに、この写真は帰省した時の1枚です。
28日が、親父の月命日という事もあり、お墓参りへ行き、
墓石の前、母親の背中にガイガーカウンターを置き撮影しました。
0.13マイクロシーベルト/時です。

栃木はやはり、線量がやや高いなと感じました。
ただ、思っていた以上の値ではなく、少しだけ安心しました。

少しだけですが。。。


(2012年01月28日 墓石前にて〜RICOH CX4)

「墓石の前?母親の背中で?」と、不謹慎に見えるかも知れませんが、これも現実です。

亡くなった親父は、歴史や政治の事が大好きで感心の高い人でした。
その親父にも現状を報告したかったので、撮らせて頂きました。

凍結で14カ所水漏れ

一応、この記事をメモしておきます。

▼『福島第一 凍結で14カ所水漏れ』
東京新聞 2012年1月30日 朝刊

東京電力は二十九日、福島第一原発の使用済み燃料プールや予備の原子炉冷却ポンプなどの
周辺十四カ所で、水漏れが相次いで見つかったと発表した。今冬一番級の冷え込みによる凍結で、
配管やホースに亀裂が入ったのが原因とみられるが、これほどまとまって水漏れが見つかるのは初めて。

東電によると、同日午前九時三十五分ごろ、4号機の使用済み燃料プールの循環冷却装置で警報装置が作動。
現場を確認したところ、ポンプが止まり、燃料プールの冷却水が漏れているのを発見した。

その十五分後には、高台に設置されている非常用の原子炉注水ポンプの流量計の付近から、
微量の放射性物質を含む処理水が近くの側溝に流出しているのが発見された。

このほか、増設中の2、3号機用原子炉注水ポンプの流量計や、淡水化装置、蒸発濃縮装置などの
周辺十二カ所でも水漏れが見つかった。

一部は中濃度の汚染水の漏れもあったが、いずれも漏れた水の量は少なく、海の汚染はなかったという。

原発では二十八日にも、原子炉注水ポンプの弁で凍結が原因とみられる水漏れが三カ所見つかったばかり。

福島地方気象台によると、原発に近い福島県広野町では二十九日午前六時二十分ごろに
今年の最低気温となる氷点下八・三度、浪江町では同三時で氷点下八・七度を記録した。

東電松本純原子力・立地本部長代理は「保温剤を巻くなどの対応を取ってきたが、
場合によっては電熱器を巻くことも考える」と述べた。

また水漏れ

また、水漏れ、、だそうです。

メモしておきます。

『第一原発 新たに4か所で水漏れ』
NHK 1月30日 20時43分

水の凍結が原因とみられる水漏れが相次いでいる東京電力福島第一原子力発電所で、
29日夜から30日にかけて、新たに4か所で水漏れが見つかり、
東京電力は、パトロールを強化するほか、設備を保温材で覆うなどの対策を急ぐことにしています。

福島第一原発では、29日、4号機の使用済み燃料プールを冷やす装置など14か所で、
合わせて8トン近い水が漏れているのが見つかり、いずれも水が凍結して膨張し、
部品が壊れたり、ゆるんだりしたのが原因とみられています。東京電力によりますと、
30日午前9時すぎに、原子炉に水を送る配管の弁から水が漏れているのが見つかったほか、
29日夜6時半ごろには、汚染水から塩分を取り除く装置でもおよそ30リットルの水が漏れるなど、
29日夜から30日にかけて新たに4か所で水漏れが見つかりました。

東京電力は、漏れた水はいずれも海などへの流出はないとしていますが、凍結が原因とみて調べています。
福島第一原発の周辺では、30日朝も最低気温が氷点下8度7分まで下がり、
東京電力は冷え込みが厳しい早朝にパトロールを強化するほか、配管や装置を保温材で
覆うなどの対策を急ぐことにしています。東京電力松本純一本部長代理は
「凍結防止対策が行き届いていない設備があり、今後も厳しい冷え込みが続くとみられるので、
至急、不十分なところの対策を急ぎたい」
と話しています。
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合計8トン近い水が漏れていたそうです。

「凍結防止対策が行き届いていない設備があり〜」だそうです。
相変わらずで、言葉も出ないですが、この手の心配は、冬が入る前から指摘されていました。

それでも管理出来ない東電。やはり、『ヤクザと原発/鈴木知彦著』を思い出してしまいます。