A HAPPY NEW YEAR!

結局昨年はほとんど書けませんでした。
 ということで2015年。何とか記事を書けるよう時間を作りたいものです。
 昨年の自分の音楽状況を顧みるに、「これ!」という音に出会わなかった気がします。
 CCMにほとんど触れなかったのもここ数年で初のケースでした。年の暮れから再びCCMに触れるようにはなったのですが・・・。
 今年はあまりジャンルにこだわることなく、良いものは良いのスタンスで紹介できればなあと思っております。
 

【今日の音:その1】

CHRLIE WORSHAM / RUBBLERBAND(2013)

Rubberband

 POP/COUNTRY のアーチスト。Marty StuartとVince Gillが参加した曲も含まれる非常に密度の濃いアルバム。そもそも本人がマルチプレーヤーであり、特にバンジョーの才能はピカイチとか。私はアメリカンドラマのBONESでも使用され、その一曲でエピソードが作られた#11”Love Don't Die Easy”が一番のお気に入り。チャートで人気の#1”Could it Be”や続くこ小気味良い#2”Want Me Too”もオススメ。


【今日の音:その2】

TAÏ PHONG / Return Of The Samurai (2013)

リターン・オブ・ザ・サムライ (SHM-CD生産限定紙ジャケット仕様)

 もうビックリでしたね、これは。何を今更血迷ったのか、しかもこんなアルバムタイトルまでつけちゃってと思ったのだが、そこは昔の血が騒ぐのか、購入しちゃったんですね〜。13年ぶりとのこと。変なジャケットであるし、歌物が前面に出ているようなアプローチなのだがこれはこれでありかと。プログレ的ではないけど。まあそこがAOR系の人達の間でも少し騒がれた要因だったのかなと分析。もともとプログレの中でも日本人好みの叙情的なアプローチで名を馳せてきた訳だし、その名残が少しでも感じられればいいんじゃないのかなあと思ったんですね。
 しかしながら限定1000枚の自主制作盤、しかもCD-Rとしたのはどうやらサンプラーとしての意味があったよう。その後発売された日本盤(買っちゃいました)ではデビューアルバム的なジャケットデザインに変更され、お得意のストリング系のアレンジが導入されている。こちらはドラマチック度が上がった分、より本来のTAÏ PHONGを意識したような仕上がりになっている。今後このようなサンプラーの限定リリース→リスナーの反応→改良・改変→正式版リリースという形は手を変え品を変えた種々の形で増えてくると予想。昔の技術ではおいそれと出来なったことが簡単に出来るようになってきているからね〜。批判はしませんが凄く合理的で今風の考え方・作り方だな、と。

Love In The Moonlight

【本日の一枚】

Love In The Moonlight / Audy Kimura (1989)

Audy Kimura: Audy in L.A.
You Are The Love

 満を持してではないが、重い腰を少し上げていこうかと。
 当然、何度か再浮上を試みてはいたのだがどうにも完全な状態でその気にならない。
 素晴らしい記事を書かれていた方々も次々にお休みに入ってらっしゃるし。twitterfacebookの影響って大きいですな。
 私は両者ともやらないたちなので(facebookはくだらない理由でやめましたが)その良さが微塵も理解できないのだからblogに取って代わったのかどうかも定かではないが、確かにここ数年の良質のblogの閉鎖/お休みは数的に多かった。ただそれだけである。
 ということで今回はさらにペースを落としての復活になると思うのだが、少しでも共感していただける部分があることを願い、つらつらと駄文を連ねたいと思う。

 Audy Kimuraの『Love In The Moonlight』(1989)である。3枚目。musician/composerとしてだけではなく、video producerとしても活躍するなどマルチな才能を持つ方である。高校・大学時代は国際大会レベルの競技ライフル選手でもあり、めちゃくちゃ頭も良い人らしい。前作までよりもさらに洗練されたコンテンポラリーなサウンドは25年経った今も変わらず爽やかな風を吹かせてくれる。
 CMとの相性がバッチリな曲線を持っているんで、そんな方向から再度注目されるといいですわな。ハワイでは様々な分野で着々とキャリアを築いているようなんで日本での再ブレークは想定外なのかもしれないけど。

ちなみにリンクは輸入盤用です。個人的にはこのジャケ好きですね。

You Are The Love


Only My Heart Can Say


The Best In Me

休止のお知らせ

 しばらくぶりでございます。
 仕事も忙しく、何かと純粋に音楽と向き合えない毎日が続いております。
 まあ、そんなにこのblogを楽しみになさっている方が多いとは思いませんが、幾ばくかでも情報を発信していた身としては
心苦しくもあり、しかしながら現状を考えると何もコメントを残せないのが実情です。
 音楽は定期的に聴いております。(Mandooの新譜は落ち着き払った曲調が今の自分のドライブ用にはぴったりです。)
ということで、しばらく休止期間をおかせていただきます。
 いずれ、発信力が戻った際にはまたお目にかかることをお約束して・・・。
 

Carolina Days

【本日の一枚】

LIVINGSTON TAYLOR / Carolina Days (1998)


Hush A Bye

 最近の車中Music。
 ゆったりとレイドバックしたメロウな音は気分を解すのには最高。
 初期から70年代末までのコレクション的な一枚。
 彼が未聴だという方にもオススメできる内容。
 これでまた頑張れる!


Siberia

【本日の一枚】

ECHO AND THE BUNNYMEN / SIBERIA (2005)


Avalanche

 2005年リリース。
 初期に最も近い最近リリースものか。やっと聴けた。
 メロディやウィルのギターにも初期の片鱗が見え隠れする。
このあとの『Fountain』同様に、さすがに張り詰めたあの空気は存在しないが、この何とも落ち着いた感じで#1,#2と続いたところでネオサイケっぽい#3に移行するところなんかは、年取ってもさすがの展開。
 うん、結構好きかも。




Embraced

【本日の一枚】

ERICA DEAN / EMBRACED (2011)


serving as an usher

  以前、BEN KOLARCIK絡みでちょっとだけ紹介したCCM Artists。
  
  ヨハネの第一の手紙第三章1節から
  『わたしたちが神の子と呼ばれるためには、どんな大きな愛を父から賜ったことか、よく考えてみなさい。わたしたちは、すでに神の子なのである。世がわたしたちを知らないのは、父を知らなかったからである。』を掲げ、世の中で起こりうる様々な変化や移り変わりを眺め、我々のアイデンティティは彼の愛に包まれていると知ることで見つけられるという願いと自信を歌い上げている。テクニカルフュージョンバンドJAYME LEWIS BANDのJASON LEWISがプロデューサー。

  オープニングにふさわしい#1“Joyfully”、BENをフィーチュアした#3“Strong Tower”のほか、女性版CHRIS TOMLINか?というようなドラマティックな#4“Love God Love People”、流れるような旋律に心打たれる#6“In This Moment”、さわやかなmid tempoのメロディの下でJASONのBassが動き回る#8“New Song”、彼女の声にしっかりとフィットしているメロディラインが印象的な#11“Melt My Heart”などがオススメか。

BROOKE FRASERやLAURA STORYなどに興味・関心があるならぜひ一聴を。

Official Website: http://ericadean.com/Erica_Dean/Home.html


Erica Dean: Embraced

Open Your Heart

【本日の一枚】

KILIMANGARO / OPEN YOUR HEART (2012)


West Coast Music with a touch of funky crunch


また注目株がかの地より。
ウェストコーストタッチのソフトな音像に時折見せるハネのリズムが小気味よく絡む。
久々のあたり。

詳細はこちらで。
http://kilimanjaroofsweden.se/

なお、こちらで購入可。
http://www.bluedesertmusic.com/