2008-11-30 (Sun)
ニコニコ動画を見るのは別の意味でみっともないと思ってしまう
はてダに、
電車の中でマンガを読んでいるのは別の意味でみっともないと思ってしまう - ハックルベリーに会いに行く
という記事があったのだけれど、これを読んで、そう言えばニコニコ動画を見る人は本当に少なくなったなあということに思い至った。
ぼくは今、暇があるときはよくインターネットをするのだけど、最近はニコニコ動画を見ている人というのをとんと見かけない。
よく見かけるのはやっぱりmixiに書き込みをする人だ。一番多い内容は日記なのだろうけど、ネットで見かけた話題を書いたり、マイミク同士でキャッキャウフフしたりしている人もいるように思う。
次によく見るのがTwitterを更新する人で、取締役という立場を離れてブコメをdisったり、開き直ってみせてさらに炎上したりしている。これはけっこういい歳をした大人がやっている。書き込みをしたらすぐにブックマークされたりしていて、Twitterが広く一般に普及しているというのがあれを見るとよく分かる。
それからたまにYoutubeを見たりブログを読んだり、あるいはニュースサイトを読んでいる人を見かけるのだけれど、ニコニコ動画を見ている人というのはほとんど見かけなくなった。
かく言うぼくは、昔は本当にニコニコ動画をよく見た。特に休みの日は、パソコンを立ち上げてまず開くページがニコニコ動画だった。
その頃のぼくは、ほぼ毎日、その日のデイリーランキングを見て、MADとか初音ミクの新着動画を見るのが習慣となっていた。当時、ぼくはメッセをしながら彼女と一緒に見たりしていたのだけれど、彼女はどちらかと言えばニコニコ動画に否定的で、貴重な休みの日にいい大人が「www」とか「/hidden」とか書き込みしているのを見かけると、みっともないと言って眉をひそめた。そうしてぼくには、あなたはまだ学生だからぎりぎり許されるけど、大人になってまでまさか書き込みするようなことはないわよね――?と、遠回しに釘を刺してくるようなところもあったりした。
しかしその頃のぼくは、大人になったらどうなるかなどというのはちっとも考えたりしなかったので、そんなふうに言われても、何かを思ったり考えたりすることはなかった。
それから長い歳月が過ぎて、ぼくはいつの間にか大人になっていたのだが、気がついてみると、全くと言っていいほど家の中では(あるいはそれ以外の場所でも)ニコニコ動画を見なくなっていたのである。つまり、彼女が望むような大人に、一応はなれたわけだ。
ところで、ぼくがニコニコ動画を見ない理由は一つしかなくて、それは面白くないからである。ぼくは今、本当に見たいと思える動画というのがほとんどなくて、わずかに「歌ってみた」系と「作業用BGM」系の動画だけだ。だから、家の中に限らずニコニコ動画を面白そうに見ている大人を見かけると、「いい大人が……」とは思わないけれども、面白さの感性みたいなものは疑ってしまうのである。「どうしてあんな面白くない動画を、回線費用と電気代を出して見ることができるのだろう?」と。
面白さなんて人それぞれという考え方もあるけれども、ニコニコ動画のPV数は本当に落ちているらしいから、単純に「人それぞれ」で済まされる問題でもないと思う。どうひいき目に見たって、やっぱり今のニコニコ動画は面白くなく、だから見る人が減ってるのだろうし、ぼくも見なくなったのだろう。
そういう意味で、いまだにニコニコ動画を見ている人に対しては、「いい歳をして」という意味ではないのだが、面白さに鈍感な人だなあという意味では、やっぱり「みっともない」と思ってしまうところはあるのである。本当に便利なテンプレートだと思う。
