俺はなでしこ このページをアンテナに追加

2018.6.14 Thu. 久しぶりに美術館

[] プーシキン美術館展〜旅するフランス風景画〜 @東京都美術館

午前代休を取って、上野は東京都美術館の「プーシキン美術館展」を観てきました。

【公式】プーシキン美術館展ー旅するフランス風景画

ロシアはモスクワにある、プーシキン美術館所蔵のフランス風景画を特集した展覧会です。でもこのコレクション、ロシア革命のときに自国の実業家から接収したものなんだよな〜。美術館の建物も、接収した邸宅なのよね。虐げられた民衆から搾取した金で集めたコレクションなのだから、当然、民衆の国ロシアのものであるという論法なのですが、個人的に釈然としない思いはありますね。それを言ったら、大英博物館もルーブルもどうなの、という話ですが。


思ったより、地味な展覧会でした。地味というより、「通」というべきなのかな?

カミーユ・コローの「夕暮れ」がよかったです。あと、ルイジ・ロワールの「パリ環状鉄道の煙 (パリ郊外)」。油絵なんだけど、水墨画みたい。アンリ・ルソーの「馬を襲うジャガー」が妙ちきりんで面白かったなあ。

お昼は10分で食べて、なんとか午後出勤に間に合いました。あぶなかった〜。

2018.3.21 Wed. ポスターの魅惑

[] サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法@練馬区立美術館

友達から教えてもらった、「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」展に行ってきました。練馬区立70周年記念で、練馬区立美術館での開催です。

練馬区独立70周年記念展 サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法 | 展覧会 | 練馬区立美術館

「美術手帖」による本展の見どころ


フランスを代表するポスター画家、レイモン・サヴィニャック(1907−2002)の作品を過去最大規模で展示。ポスターが貼られた街角の風景写真も含めて計201点を見られます。サヴィニャックは1950〜60年代を中心に活躍した人で、いかにもパリッ子らしい、シンプルでウィットに富んだ作画でした。

ポスターとは広告。今のデジタル全盛の時代と違い、サヴィニャックの頃は全部手描きです。それこそ、ポスター中のレタリングも。原画と、実際に仕上がったポスターとを見ると、印刷時に色みを操作してるな〜とか、ここ加工してる、とか、そういうところも含めて面白かったです。

f:id:orenade:20180321173639j:image:w150 f:id:orenade:20180321173729j:image:w150

一世を風靡したサヴィニャックでしたが、実は遅咲き。1949年、牛乳石鹸のポスターで注目を集めてから快進撃を始めるのですが、そのとき齢41歳でした。1958年には、森永チョコレートの宣伝ポスターも作っています。驚き〜!

しかし、時代はどんどん世知辛くなります。サヴィニャックの考えるポスターのあり方と、広告会社が求めるものが合致しなくなり、サヴィニャックは「大家」であっても、使われることは激減しました。うん……切ないね。

都心というには遠いせいか、観客もほどほどで、2時間くらいでゆったり観られました。面白かったです。

2017.11.24 Fri. 有休で美術館

[] 2館めぐり

昨日の木曜日は勤労感謝の祝日、今日の金曜日を休むと、続けて土日で4連休。

はい、有休とりました! やったネー。

せっかくの平日休みなので、土日は混んでいそうなところに行ってみました。上野にGO!


まずは、中野京子さんの「怖い絵展」@上野の森美術館。

怖い絵展

ツイッターを見ると、休日は入館まで2〜3時間超えになってきている、怖い展覧会です。朝イチで行けば大丈夫でしょ、ああでも思いつきで決めたからチケット買ってないや、スマホ入場できるよね……って、できないんかーい!

事前にチケット用意していなかったせいで、このあと、痛い目を見ました……。

プレイガイド系のコンビニ発券で買うと、発券手数料がかかるからヤダナーと、上野駅か、上野公園の案内所で買うことにしたのですが、これが間違いだったわ。どちらも、すんげーーー並んでる。駅構内のチケット販売所の並び具合を見て、上野公園の案内所に行ったら、そっちも同じくらい並んでて泣いた。購入まで30分かかった。買ったとき「120分待ちですがよろしいですか?」と聞かれ、実際に行ってみたら、150分待ち(2時間半)だった。泣いた。

スマホにヘッドホンで音楽聴きつつ並んでいたから、なんとか耐えられました。午前中は天気もよく、暖かかったですしね。上野公園の紅葉が、なかなか綺麗でした。帰りに撮るつもりが、午後は曇って雨降ってきたのが予想外だったな〜。

さて、ようやく入場できたので、珍しくイヤホンガイド借りようとしたら、ここでも20分待ち。諦めて、そのまま観ることにしましたよ。

さて、肝心の展示内容ですが、とにかく人が多すぎ! まあ、私もその一員なのですが。列は進まないわ、絵画は見にくいわでストレスがたまり、楽しいより疲れました。上野の森美術館て小さめだし、動線がイマイチだから、もともとあんま好きじゃないんだよね〜。やっぱりか!てな感じ。

ハーバード・ジェイムズ・ドレイパー「オデュッセウスとセイレーン」がよかったな〜。そして本展の目玉作品、ポール・ドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」がさすがだった。正直、これを観られたから来た甲斐があったというもの。観るまではなんとも思ってなかったのですが、いざ目にしたら、すごく迫力がありました。天地2.5メートル×左右3メートルの大きさは伊達ではなく、劇的な緊張感のある絵でした。


入館までに2時間半、鑑賞に2時間弱で、美術館を出たのが14時頃だったかなあ。ちょうど公園内で、伊賀の物産と飲食の屋台が並んでいたので、オム焼きそばを買って食べました。ここで小雨が降ってきたのよなあ。

「怖い絵展」が、人に揉まれて終わってしまった気分だったので、もう1か所くらいちゃんと観たいと思い、上野公園の入口近くにある西洋美術館へ。こちらは館内が広いから、混んでいても見やすいだろうと踏みました。正解だった!

北斎とジャポニスム ―HOKUSAIが西洋に与えた衝撃

はい、「北斎とジャポニスム」展です。先月末に両国で観た北斎がよかったので、ふらりと入ってしまいました。こちらも混んでいたけれど、人溜まりはそれほどなく許容範囲です。楽しく作品を観られました。これ大事だよね〜。

f:id:orenade:20171124154442j:image:w220 f:id:orenade:20171124155450j:image:w220

ジャポニスムだけあって、印象派の絵画が多かったかもしれません。アールヌーヴォーのポスターやガラス工芸も展示されていましたよ。どれも脇に、元ネタと思われる北斎の絵が、ちんまり並べられているのが面白かったです。これは観てよかったなあ。


せっかく西洋美術館に来たので、常設展示のほうも冷やかしてから、さて夕飯をどうしましょうか。もう18時を回っていたような……。

なんとなく今日は贅沢をしたい気分だったので、西洋美術館内のレストラン「すいれん」で、ビールと洋食をいただいてまいりました。ランチタイムでないと、高いのねえ。

2017.10.29 Sun. 北斎はおもしろい

[] すみだ北斎美術館@両国

飲んでからのお泊まり会チウ。昨日は眠くて寝ちゃったため、朝風呂です! 宿から徒歩5分の温泉SPAで、朝7時から真っ黒な温泉を楽しんできました。都内の温泉はお湯が土色のところ、多いよね。

さて、宿の無料朝食サービスをいただいてからチェックアウト。10月末だというのに台風が近づく中、また両国に舞い戻って「すみだ北斎美術館」へ行ってきました。

雨だったけれど、けっこう混んでましたね〜。企画展が終わり、次の準備をしているところで、常設展のみだったけれど、見せ方が工夫されていて楽しかったです。番町皿屋敷や、富獄三十六景の中でも有名な神奈川沖や赤富士もあり、「これこれー!」なんて言って盛り上がりましたね。すみだ北斎美術館、オススメ!

体験型の遊びもあって、今風でした。写真撮影も基本的はOKなのが、さらに今風。最近は「一部写真OK」が増えましたよね。しかし、それに気づいたのが展示を見終えてからだったので、1枚も撮ってません(笑)。まあ、むりやり撮るものでなし、自分の目で見て楽しめたからいいのだ!

両国は、ちょっとオサレな店が増えた感じ。美術館ができたのもあるでしょうけれど、下町人気のせいかな〜。

お腹が空いてきたけれど、雨も強くなってきたし、遠くまで行くのはやめて、駅併設のレストラン街でお昼を食べました。ちょうど両国国技館でコンサートがあり、その開始を待っているのか、若い女の子たちが駅の周りで屯(たむろ)していました。スゲーな。

2017.6.23 Fri. バベルの塔展

[] ブリューゲル「バベルの塔」展@上野・東京都美術館

24年ぶりに来日の、ブリューゲルの最高傑作と言われる「バベルの塔」を観に、上野の東京都美術館へ。

f:id:orenade:20170623123443j:image:w140


babel2017.jp このドメインはオークション中です。


午前半休をとったのですが、思ったより混んでました! もっとゆっくり観られるかと思っていたけれど、7月2日の会期最終日に近いのも災いしたかなあ。展覧会を観たあとは、上野で早めのお昼を食べてから出社のつもりが、そんなヒマありませんでした。パンを買って、会社でササッと食べたよ。


ブリューゲルの「バベルの塔」は大小2点あって、今回は小さい方です。大が描かれたあとに小が制作されて、より洗練されたとかナントカ……らしいですよ。

目玉展示の「バベルの塔」は、小さめながらも、本当に緻密。当時の建築技法や生活が随所に描かれていて、「バベルの塔」のイメージ自体、この絵が後世にかなり影響したそうです。じっくり観たかったけれど、絵が小さめの上、人が群がるのを阻止するために、この絵だけは立ち止まることを許されず、流れ作業のように人が回遊していったのでした。開館直後か、閉館間際なら、人が少ないから好きなだけ眺められたかもしれぬ……ぐぬぬ。

もうひとつの目玉展示は、ブリューゲルの少し前の画家、ヒエロニムス・ボスの真作2点です。これも面白かった!

現存する油彩は25点で、奇妙な人や怪物を多く描いた画家です。暗喩が多く、意匠を読み解く面白さがあります。有名なのは「悦楽の園」ですね。これはさすがに来日していなかったけれど、どこかで目にされた方も多いのではないでしょうか。

ボスの絵画(もしくは銅板)よりも、それを模した後世の画家たちの銅板画のほうが多かったですね。ブリューゲルもその一人で、変な怪物てんこもりの絵が楽しかったなあ。そのぶん、来場の皆さんがじっくりご覧になるので、やっぱり一枚一枚、人だかりになります(笑)。


開館に合わせて行けばよかった、とちょっぴり後悔。のんびり支度してたら、家を出るのが遅くなっちゃったのよね。