oreoreoreoreの日記

2009-01-29

[]何が足りなかったのか、やっとわかった。

何度かここでお伝えしている通り、僕は、もう、税理士試験に3回も失敗しています。


(以下、ク ソ 長 い エントリーを書きます。興味ない方には、ものすごくつまらないエントリーになります。ご了承下さい。)



税理士試験っていうのは、会計2科目、税法3科目に受からないといけません。税法は選択があるのですが、会計2科目は必修です。


会計2科目は、簿記論と財務諸表論というもので、簿記論はその名の通り簿記財務諸表論は、財務会計の理論と、決算書を作る計算問題から成っています。


王道としては、いわゆる日商簿記の3級や2級に合格して、そこから例えば、大手企業の経理なんかに行く人は1級をやったりするし、或いは、1級の勉強をやらないで、税理士会計士の勉強に進む人もいます。


ですが、実は、僕は、日商簿記の資格を持っていません。


1度受けたことがあるんですが、不合格でした。少し言い訳をすると、概ね、日商2級の合格率は、30%前後だったと思います。ところが、僕が受けたときは、何故か変な問題が出て、日商2級始まって以来の、確か7%そこらというものすごく低い合格率でした。


日商は、1年間で、合格率を統一させないといけないという事情があるらしく、その次の回は、これまた始まって以来の合格率50%というすごい問題だったみたいですが、そんなこんなで、僕は、日商の2級に受からないまま、税理士の勉強に突入しました。


実は、税理士簿記論というのは、日商とは少し違っているし、会計士ともまた、違っているようです。僕の友達で、税理士簿記論と日商の1級に受かっていて、会計士の勉強をしている人がいますが、「どれが一番難しい?」と聞くと、「やってることが全然違うから、比べられない」みたいに言ってました。


なので、「まあ、別に、日商に受かってないけど、税理士簿記論はまた別だって言うから、先に進むか。」ということで、簿記論と財務諸表論の勉強に行った訳ですが、今思うと、あれは、何か、今の状況を占っていたのかもしれない、と思ったりします。



会計事務所に入る前に、一度、簿記論と財務諸表論の勉強をして、それから、財務諸表論の勉強は少しやってたけど、簿記論は一切やってなくって、都合、1年半ほどブランクが空きました。


で、2ヶ月ほどの勉強で試験に臨んだのが、一昨年の試験。結果、不合格だったので、今度は、しっかりと半年勉強して臨んだのが、前回の試験。で、不合格でした。


僕が行っているTACという学校の簿記論のテキストは、改正論点や直前のテキスト以外は、ほとんど内容が変わらないので、前年にやったものと、ほとんど同じものを、今年も解いています。


「あー、これ、去年もやったなあ・・・」


とか、思いつつ、今年も勉強しているのですが、去年と今年で、自分の解き方がかなり変わってきたことに気づきました


特殊商品売買の、本試験の過去問で、去年、40分〜50分ぐらいかかっていたのがあるんですが、今年は、30分もかからないで、解けてました。


何故、スピードが速くなったのか?


それは、実は、初めて、簿記の解き方を教わったからなのです


僕は、今、イソベ先生という先生に習っていますが、イソベ先生は、答練を自分で解いた計算用紙と、問題を、生徒に見せてくれます。自分はこうやって解いているから、参考にしてね、という感じです。


去年、僕は、3月まで、簿記・財表、法人税の3科目をやってヒーヒー言ってたので、簿記は、1年半のブランクがあって、その後2ヶ月の勉強しかやってないにもかかわらず、そこからまた半年も空いているのに、通信教育で勉強していました。


で、直前期の直前に、法人税をあきらめて、簿記と財表の2つにしぼることにして、教室に通い直したのですが、そのとき、初めて、自分以外の人が、どうやって簿記の問題を解いているのかを、イソベ先生の計算用紙で知りました。


僕の解き方とは、全く違っていました。


ただ、直前期間近だったのもあり、あまり自分の解き方を変えずに、「なるほど。」ぐらいだったのですが、3回も不合格になったのを受けて、今年は、やり方を変えてみたのです。


やり方を変えた、というか、簿記論を、解き方そのもののやり方から含めて、ちゃんと習うのは、実は初めであることに気づきました。


日商は1,500円ぐらいのテキストで独学だったし、TACで初めて習った先生からは、いわゆる「解き方」的なものは教わりませんでした。


最初の年の先生に、「解き方って自分のスタイルをちゃんと作った方がいいですか?」って聞いたら、「どうせ本試験では、いつも通りできないから、解き方を作っても意味無いよ。」とのことだったので、なるほど、と思って、その都度、その都度で、適当に解いて、「まあ、最終値が合っているから、いいか。」みたいな感じでした。



成績は、そこそこ良かったです。去年の全答練という全国模試で、総合問題は、上位1%ぐらいでした。個別がヘタレだったんで、全体だと少し下がるけど、それでも11%ぐらいです。



ただ、改めて、今年のイソベ先生の授業を受けて、上記の通り、初めて、「簿記の解き方」を意識し始めました。



僕は、これまで、計算やら仕訳やらを、頭で考えて、電卓叩いて、ちょこちょこっとメモして、それをくっつけて、みたいな感じで解いていました。



ところが、イソベ先生は、ものすごい簡単な問題でも、ちゃんと仕訳を書いているし、集計もちゃんとやっているんです。で、スピードは、聞いてみると、そんなに速くない。去年の答練なんかだと、僕の方が速いこともありました。だけど、当然、先生は満点を取っている。



ちょっと話がズレますが、法人税の勉強をやっていて気づいたのが、人間が、思考過程を紙に書くスピードっていうのは意外と速い、ということです。



法人税は、最近の本試験は別として、学校での練習では、とにかく速く字を書かないといけないので、頭で考えるのと同時に、紙に書いていきます。


ところが、頭だけで考えてやるのと、同時に紙に書くのは、スピードがそれほど変わらないことに気づきました。ストップウォッチで両方計って、比べたんです。


で、簿記でも、今年は、頭で考えたことを全部紙の上で表現していくやり方に変えたのですが、かえって、スピードが速くなりました。


もうちょっと、解き方的なお話をすると、先生は、仕訳を書いて、集計をするときは、ちゃんと仕訳を線で消したりしているし、棚卸資産の集計なんかも、自分で表を作って、一個ずつ集計していました。



僕の中では、そうやって、仕訳を一個ずつ書いて、しかも、線で消して、なんてやってたら、ものすごくタイムロスになるのかと思ってたし、また、そういうやり方も教わったことはなかったのだけれど、やってみると、むしろ、普通にやるより、速い。





で、気づいたんです。



僕が、何故、3回も税理士試験に失敗したのか。




それは、「謙虚さが足りなかったから」なんじゃないか、と。






僕は、本試験で、いつもミスをします。


いつもなら、絶対やらないようなミスを、試験では平気でバンバンやる。


それを、自分の緊張のせいにしたり、運の悪さのせいにしたりしていた。


でも、たぶん、違うんです。


そうじゃなくって、もっと、根本的な部分で、僕は、税理士試験を、簿記の勉強そのものをなめていたんだと、最近、気づきました。


2回やれば、受かるんじゃないの?


3回やれば、受かるんじゃないの?


答えさえ合っていれば、いいんじゃないの?


そういう考えと姿勢で、勉強に取り組んでいたような気がします。


もちろん、それで受かる人もいるだろうし、僕も、ひょっとしたら、あと1点で受かっていたかもしれない。ところが、不合格だった。


神秘主義者では無いですが、僕は、人間に起こる行動っていうのは、何かしら、意味やメッセージがあると思ってます


マジメにやってるつもりなのに、3回も落ちた、これは、僕の運命が、僕自身に、何かを伝えようとしているんじゃないか、そう思っていました。


僕がいつも、人生の軌道修正をするのは、失敗したときです。


受験に失敗したとき、女の子にふられたとき、仕事を辞めたとき、そういうときに、いつも、必ず、素晴らしい出会いがあって、素晴らしい人や本から、いろんなことを教わってきました。



必死にやっているのに、何故、こんなに過酷な運命が待っているのか??



去年、試験の不合格の通知を見てから、ふとしたときに、自分の人生を振り返ったり、考え込んだりする時間が多くなっていました。



今まで、試験にはどちらかというと、強い方だったし、必死にやれば、何かしら結果が出ていた。でも、今回は、どんどん最悪の方に向かっている。なんでだろう??勉強をやってても、そう、考えたりしていました。



だけど、やっとわかりました。



問題は、僕の、「謙虚さの無さ」にあったんです。




考えてみると、税理士試験の会計科目の受験生には、日商からコツコツやっている人もいれば、会計事務所の経験が5年とか10年ある人もいます。


僕は、全く違う分野から入ってきたし、簿記や会計の勉強も未経験でした。


なのに、自分がそういう人たちと同じバックグラウンドであるかのような、傲慢な態度で勉強に取り組んでいたんだと、気づきました。



考えてみると、友人で、一発で合格した人も、かなり前に日商をやっていて、会計事務所でずっとやってた人だったりする。



そういうのを忘れてて、「なんで僕だけ受からないんだろう?なんで成績は良いのに受からないんだろう?」とか、深みにはまっていったんですが、結局、根っこの部分に問題があったわけです。



つまり、おそらく、みんなが普通にやっているであろう、「そもそもの問題の解き方」っていう根本的なところに、原因があったわけです。





もちろん、学校では、有価証券とか、有形固定資産とか、会計基準とかの勉強はするから、普通にやっていれば、成績は良くなる。だけど、本試験みたいに緊張する場所で、いかに冷静にミスをしないか。


それは、たぶん、「そもそもの問題の解き方」にあるんだと思います。


僕の友人のように、簿記を昔からやってて、基本ができている人は、緊張する場所でも、今までに体にしみついているやり方がぶれない。だけど、僕みたいに、付け焼き刃でやっていると、緊張したときに、ミスが連発する。


一部の問題では、去年の僕は、確かに先生よりも、解くのが速かった。


だけど、それは、本来のプロセスをすっ飛ばして解いていたからです。


先生は、ものすごく丁寧にやった上でのスピードだった。


結果として、たしか、そのときの問題は、僕も満点で、先生も満点。俺の方がスピード速いぜ、みたいに思ってた。


でも、プロセスが全然、違っていたんです。



ものすごくクソ長いエントリーなんで、誰も読んでないかもしれませんが、僕は、このエントリーを、自分と、或いは、たまに検索で来て下さる、税理士試験の受験生の方のために書いています。


ひょっとしたら、僕みたいに、結果が出ていない人かもしれません。


だから、あえて、書いてみました。


自戒もこめて書きますが、結果が出ないっていうのは、どこかが間違っているんです


前にいた事務所の先生が、「運もあるよ。」っていう慰めのメールをくれたりして、調子こいていました。「そっか、俺は、運が悪かったのかもしれない。」って。


でも、違うと思います。


確かに、運もあるかもしれない。でも、運が悪くても受かるぐらい、自分のレベルを高めないといけないんだと思うし、根本的に欠けていたのは、謙虚さでした。



法人税も、留保項目は仕訳が切れるわけだし、結局、簿記がベースになっています。


その簿記の根本である、「仕訳を書く」→「集計する」っていうところを、乱雑にやると、この先、勉強に苦しむよ、って僕の運命が教えていてくれているのかもしれない。自分の間違っていたところが、やっとわかったのです。





勉強に対しての、謙虚さが足りませんでした、というエントリーでした。

けんけん 2009/01/30 21:00 はじめまして。
「けん」と申します。私も税理士受験生です。

税理士試験と運について書かれていたのでコメントしちゃいます。
税理士試験は、運が良くて合格することはあります。
試験前夜に確認した箇所が出題された場合などは、まさに運が良かったということになります。

反対に、運が悪くて不合格ということは無いと私は思っています。
勉強の方法や勉強時間等を含めて自分の実力が足りないのが理由であって、運が悪かったからではないのです。(私が経験上感じたことです。)

税理士試験、本当に大変ですが、お互いに頑張りましょうね。

oreoreoreoreoreoreoreore 2009/02/01 11:00 はじめまして。

おっしゃる通りだと思います。


ご指摘どうもありがとうございました。


お互い、勉強がんばりましょう!

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