Pythonと変数(数値)

前回は文字列を例にとって変数を利用する場合の注意点を記載しましたが、今回は数値のお話です。

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a = 1
print a

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これを実行すれば当然1と表示されます。これをちょっと応用して変数同士の計算をさせることも出来ます。Pythonでは四則演算が利用可能ですが、少し変わったところもあります。

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a = 1
b = 2
print a + b
print a - b
print a * b
print a / b

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順に、3, -1, 2, 0と結果が返ります。「最後の結果おかしくない?」という方がいると思いますが、Pythonの仕様では、整数同士の演算では、小数点以下の結果は切り捨てられてしまうのです。これを回避するためには、

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a = 1.0
b = 2
print a / b
a = 1
b = 2.0
print a / b

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と記述すると結果はどちらも0.5になります。Pythonの演算結果は、計算に利用したオブジェクトの型が複雑な方の型に合わせられます。どちらかが少数点以下を表示する型であれば、演算結果も小数点以下の結果を返してくれます。