プリン

イースターが近づいてきました。私にはあまり思いいれのないこのお祭り。
でも、北米ではどこでも、日本のひな祭り程に盛り上がります。
我が娘達の学校も例外ではありません。
さて、このイースターを祝うために欠かせないものがありますね。
そう、卵です。
といっても、卵を食べることが目的ではないのです。
国によっては、色の付いた卵を食べる風習があるようですが。
一般的に、北米では卵の中身を卵の殻を割らずに出し、殻だけ使うようです。
前のプレスクールでは、ちゃんと中身入りの卵だったのですが、
娘達が今行っているkindergartenからは、しっかり「殻だけ」持ってくるように指示されてしまいました。
しかも、子ども一人当たり2ダース分の卵の「殻」を用意しろというミッションです。
こういうときにうちみたいな家は本当に損ですね。
2ダース×2です。4ダースです。48個分の卵の殻です。
そしてさらに悪いことに(これが一番我が家にはつらい)、白い卵の殻という条件付き。
我が家は赤玉しか買わないんですよ。なぜなら、ここでは白い卵でオーガニックの卵が手に入らないからです!
先日仕方なく、スーパーの白い卵(一応Veggi Fedという、動物性のえさを与えてないもの)を購入。
食しましたが、やはりおいしくないんですね。
しかも、娘2に「この卵おいしくない」とはっきり言われてしまいました。
こういうおいしくない卵は、我が家ではどういう運命にあるかというと、
ハンバーグのつなぎ、パンのつやだし、チャーハンの具など、卵の味があまり前面に出ないものに使われます。
夫曰く、「白い卵の殻じゃないといけないなんて差別だ」確かに・・・
赤玉も、色の薄いものであれば、色を塗ってもなかなかきれいだと思うんですけどねぇ・・・
そんなわけで、今日はプリンを作りました。
これは、いくらなんでもおいしくない卵で作ってしまってはおいしくないプリンができてしまうわけで、
不本意ながら、おいしい卵とおいしくない卵を混ぜて使いました。
やっぱりいつもより味が劣ります・・・
ところで、プリンの味の決め手の一つとして、決してあなどってはいけないのは「砂糖」。
おいしい砂糖を入れる(オーガニックが好ましい)とおいしいプリンができます。
私の舌はこう解釈しています。
通常の砂糖は、砂糖の甘みが前面に出てしまい、他の素材の味わい、風味を感じにくくしてしまう。
オーガニックの砂糖は、他の素材を邪魔しない、というのが私の体が感じたことでした。