バルサ、首位に立つ

リーガ第6節は、バレンシアベティスにドロー、バルサは順当にヌマンシアから勝ち点を奪い、ついに首位に躍り出た。
開幕から不調が続くレアル・マドリードは、ラコールニャに0−1と敗れ、順位も10位となった。金に物言わせて各国のエースを集めた結果、この体たらく。まるでどこかの国のプロ野球チームのようだ。チームを良くしたいのなら、監督代えるよりも、まずは幹部を総退陣させるのが先じゃないのか。

10月2日(土) 
    ベティス 1−1 バレンシア 
   レアル・ソシエダ 1−0 アトレチコ・マドリード 
10月3日(日)
    レアル・マドリード 0−1 ラコルーニャ 
   ヘタフェ 3−1 ビルバオ 
   マラガ 2−0 オサスーナ 
   アルバセテ 1−0 エスパニョール 
   FCバルセロナ 1−0 ヌマンシア 
   レバンテ 2−0 マジョルカ 
   ビジャレアル 2−0 サラゴサ 
   サンタンデール 0−0 セビリア 

隣国ポルトガルリーグは、ベンフィカとFCポルトが無敗で1,2位。

プレミアもアースナルとチェルシーが無敗で、1、2位。昨夜は、オランダ・フェイエノールトのゲームの後、チャンネル変えて、プレミアのマンUのゲームを観たが、若手がチームに段々とマッチしてきている。
昨夜は、ドローに終わったが、ギグスやキーンなどのベテラン勢の中に交じって、ルーニーやクリスチャンロナウド、スミスなどの躍動感は本当に楽しみで、今季のユナイテッドは、見てて非常に面白い。現在は4位だが、そのうちアースナルを脅かすようになるだろう。
それにしてもアースナルも強い。2日のゲームは4−0と圧勝しているが、アンリも状態がようやく戻ってきたようでチャールトン相手に2得点している。

ブンデスは、時間がなくて今季は全然見てない。フランスリーグは、時間がある時にたまに見るが、現在6位のボルドーや17位のサンテチエンヌは好きなチームだ。ボルドーは、リールやリヨンの1,2位チームにも匹敵する守備陣の安定感があって面白い。失点は、9試合でまだ5点くらいだったと思う。J2のFC横浜のように、引き分けが多すぎるが。

セリエAは、なんと!メッシーナユベントスに次いで2位。3位がミランキエーボと続く。
今季のセリエAは、異変と言って良いだろう。お陰でコンディションに問題のあったヤナギの出る幕が無くなっている。
メッシーナは、次節17日に、ユーベとアウェーで戦う。メッシーナの勝ち目はないと思うが、万が一、引き分けでもすれば今季のメッシーナの強さは本物かも知れない。
<追記>:ユーべはトレセゲが離脱、デルピエロも不在だというが。
ひょっとしたら、UEFA杯圏内に、という色気も出てくるだろう。もしもそうなれば、貧しいシシリーの人々はお祭り騒ぎだ。チームはそのうち一度は谷底に落ちるだろうが。
序盤戦で、ローマに勝ち、ミランにもアウェーで勝利。キエーボにはドロー。シエナには4−1で圧勝。昨季はセリエBだったのに、なにしろ凄い。しかしこの勢いに乗って、ヤナギも早く完全復調して欲しいと思う。ゲームも次節まで2週間ほど空く。

「たぶん危機的な状況だと思う」

orion10142004-10-04

昨日のアジアユース準々決勝、日本代表はカタール相手に、ようやくのPK戦(5−3)での勝利で、準決勝に進めることになったが、準決勝の相手は韓国代表と決まった。

昨夜のゲームを見た限りでは、決勝進出の芽は、限りなく少ないと言って良いだろう。
もちろん、選手たちには頑張って欲しいが。

昨日のゲームの後、いくつかのサイトを見たが、このチームについて、世代的な分析ではこちらのBLOGに目が止まり、興味深く拝見した。これらは、今後時間をかけて論じられるとは思うが、現時点でKINDさんの見識には一定の評価をしたいと思う。少しだけ抜粋すると。

中東勢に個人能力で劣るのは今に始まったことではないが、過去の代表チームには個々の能力で勝る相手に対してはボールの出所に素早くプレッシャーを掛ける組織的なサッカーで対応してきたはずだった。だが今大会ではプレスの掛け方でも先手を取られ、DFラインはズルズル下がっての応対を強いられていた。個々の能力差が埋まったわけでもないのに、組織的なベースにほころびを感じさせる出来になっている(KINDさん)

相手のレベルが上がったとか相対的なハナシとは関係ない。試合を観れば一目瞭然な通り、日本の選手の力量は1979年組をピークにして明らかに下がっている。1981年組を「谷間の世代」と呼ぶことがあったが、それは違う意味で間違いである可能性がある。すなわち、1979年組が「山頂の世代」であるだけなのだと。これは、たぶん危機的な状況だと思う。(KINDさん)

私としては、”素材”としては一部では79年世代(いわゆる「黄金世代」)と比較できる位に揃っているとは思っているのだが、KINDさんが書くように、確かにチームとしては未熟なところが多く「組織的なベースにほころびを感じる出来になっている」のは、間違いない。故に昨日のようにゲームが不安定にもなる。
このことは、現在の日本サッカーが抱え込む問題であるだろうし、ユース世代というカテゴリーだけの問題ではないのかも知れない。