ゴールデンウィークだってのに
ちょこちょこ仕事があったり古い友人に会ったりで割と忙しい。ここしばらくは外為市場で戦っていたわけだがこつこつ積み上げた勝ちをどかんと持っていかれて数日放心状態だったよ。そんな俺を癒してくれたのはローゼンメイデンっつうか水銀燈だった。フィギュア買おうかなんて思っちまったよ。これはまずいね。まあ止めたんだけどね。フィギュアには水銀燈の目元の邪悪な感じが出ていない(あれが魅力だってえのに)。つうか、水銀燈が出るシーン以外はほんっとクソアニメだよな。
新作映画をどさっと借りて観たんだがどれもこれもつまらんね。「ダ・ヴィンチ・コード」「SAW3」「16ブロック」その他全部つまらんかった。レビュー書く気にならん。いちいちCinemascapeのリンク入れたりして手間かけて駄作を紹介するのもなんだかなって感じだ。SAW3は1が面白かっただけに残念だった。作中で頭蓋内圧減圧術するんだけど道具の滅菌シーンがなく(消毒液っぽいのに漬けてるようではあった)あと無麻酔でやってた気がするんだけど脳に至るまではめっさ痛いわけでリアリティに難があった。骨膜って痛いんだぜ?骨膜なめんなよ?「トゥモロー・ワールド」はビルから赤ん坊を救出して外に連れ出すまでの長回しが良かった。あのシーンで「HOLD YOUR FIRE!」って叫んでた兵士はおいしい役だなあと思った。
音楽はMOSAIC.WAVなんかにハマっていた。聴きたい曲が即座に買えて聴けるmoraは偉大だ。安いし。
http://mora.jp/artist/80328021/PRY186/
あとサディスティックミカバンドのベストが良かった。ダウンタウン松本がガキの出囃子でぱくってたWA―KAH!CHICOも入ってる。
20 Songs to 21st Century -BEST OF SADISTIC MIKA BAND-
- アーティスト: サディスティック・ミカ・バンド
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1988/01/25
- メディア: CD
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あとは本だな。久々に小説読んだよ。
- 作者: 小林泰三
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1996/04
- メディア: 単行本
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http://www.kadokawa.co.jp/contest/horror.html
40ページほどの超短編だがラストのオチはすごい。あと同時収録の「酔歩する男」も量子論をうまく小説に取り入れていて上手い。事故で死んだエキセントリックな少女、手児奈(てこな)を救うために男2人がタイムトラベルするって話なんだけど。パラサイト・イヴもそうだったが理系が書く小説って面白いよな。妙に説得力あるし。あとこのシーンが好きだ。
「君はいったい誰なんだ?」女は答えました。「わたしは数奇な運命の下に生まれた者。わたしは二人の男の人生を狂わせた。波動関数は収束した。わたしは音を見る者。わたしは光を味わう者。わたしは匂いを触る者。わたしは味を聞く者。わたしは形を嗅ぐ者。わたしは古代詩の女主人公(ヒロイン)になる。波動関数は発散した」瞳が緑に輝きました。「わたしは手児奈」
「何度も言っているように、それは、小竹田、おまえの脳が作り出している錯覚なんだよ」あなたは言いました。「錯覚というのはこういうことだ。時間は過去・現在・未来に三分割できる。そして、未来は刻一刻と現在になり、同時に現在は次々と過去になっていく。ちょうど、ビーズに糸を通すようなものだ。糸が時間でビーズがある所が現在、ビーズが通ったあとの部分が過去、そして、これからビーズが通る部分が未来。でも、本当か?糸が時間だとするとビーズはなんだろう?」
「ビーズは人間だ」
「じゃあ、未来や過去に人間はいないのか?」
「ビーズは人間の意識だ」わたしは訂正しました。
「未来や過去の人間には意識はないのか?」
「……じゃあ、ビーズはなんなんだ?」
「ビーズなんて、ないんだよ」あなたは鼻で笑いました。「時は流れてはいないんだ」
まあ古本で\100で売ってるから読んでみれ。
漫画はデトロイトメタルシティくらいしか買っていない。
ああそうだ思い出した。タイムトラベル繋がりでこの映画。5点あげよう。
http://cinema.intercritique.com/movie.cgi?mid=16075
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