『干潟のサバイバル 1・2』
文:ゴムドリco./絵:韓賢東
朝日新聞出版 定価本体1200円
かがくるBOOK 科学漫画サバイバルシリーズ
として出ています。オールカラーの漫画でとても見やすいです。
主人公の子どもたちが誤って新発明の服を着て、身体が小さくなってしまう
という設定で、ヤマトオサガニ、アシハラガニ、ダイシャクシギ、
ツメタガイ、スゴカイイソメ、ユムシ、クモヒトデなどなどに
次々に襲われながら干潟から脱出しようとする冒険物語です。
それぞれの生き物の生態や食性が詳しく出てくるし、登場する生き物も
ほぼ韓国と日本で共通種なのかな?
ところどころに「干潟のサバイバル科学知識」のページがはさまっていて
干潟での観察の仕方や干潟の生態系など、写真入の詳しい解説がされています。
こんな生き物が漫画になるんだとまずびっくりしました。子どもたちが
これを読んで、干潟のにぎやかさや面白さを知ってくれたら
いいなあと思います。
河添純子