石と賢治のミュージアム

〜 今週はホテルニュー江刺より 〜



一関市東山町にあります「石と賢治のミュージアムをご紹介します

このミュージアムは、土壌改良材の石灰石粉を製造していた「東北砕石工場」に隣接しています。
砕石工場は大正13年から昭和53年まで操業しており、
この建物は平成8年に文化庁登録有形文化財に登録されました。
砕石産業関連の建物では第1号です。

東北砕石工場の工場主だった鈴木東蔵は、
病床にある宮沢賢治
「安い肥料は農村にどうしても必要だから協力して欲しい」と
説得して砕石工場技師として来てもらったのだそうです。

宮沢賢治の最後の職場となった工場でもあります。

工場の中には実際に入って見学することができます。
掘削跡のトンネルがあり中に入ることもできます。

宮沢賢治がここで働いている時に冷害があり、
その時に書いたのが有名な作品「グスコーブドリの伝記」です。

また技師として活躍していた宮沢賢治関係の
いろいろなものが展示してあるのが「太陽と風の家」です



賢治のトランクから発見された「雨ニモマケズ」手帳です。


たくさんの種類の宝石の原石も展示してあります。

キラキラした石が沢山あって、
ついつい見入ってしまいました(@_@)

こちらでは実験もできます。
生石灰に水を垂らすと・・・
化学反応が起こって・・・
シュワシュワと音をたてて熱を発して消石灰になります。

説明してくれた方に
「食品の袋に入っている乾燥材には生石灰が使われているので
水はかけないでね!危ないからね!」と言われました。
知らなかった・・・大変勉強になります(゜o゜)!!

【営業時間】
・10:00〜17:00
・休館日 月曜日、祝日の翌日、年末年始


【入館料】
・大人(高校生以上)300円
・小学生、中学生 200円


【場 所】
一関市東山町松川字滝ノ沢149-1
JR陸中松川駅の隣にあります。
一関駅からですとバスで35分
一関ICからですと18Km(約20分)
自動車でお越しの際は陸中松川駅の駐車場に停めて下さい。
駐車場から「太陽と風の家」「東北砕石工場」までは、
枕木を敷き詰めたトロッコ道でつながっています。