「変人」は褒め言葉 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

はなごよみ公式ブログに、文藝同人サークル「はなごよみ」のイベント参加や新刊の告知があります。併せてご覧下さい。

2004-06-06

[]玄箱狂想曲(くろばこラプソディー) 玄箱狂想曲(くろばこラプソディー)を含むブックマーク 玄箱狂想曲(くろばこラプソディー)のブックマークコメント

 NAS(=Network Attached Storage; ネットワーク接続ストレージ)の組立キットである「玄箱」が、今、どえらく人気である。というのも、外付けHDDくらいの大きさしかなく、しかも十数ワットしか電力を消費しないという超小型Linuxサーバが、(中に収めるHDDを除き)何と15,000円前後で購入できるのだから。元々はLANの各端末からアクセスできる共有フォルダを提供するファイルサーバとして用意された製品であり、完成品として売られているものではバッファローLinkStationが比較的有名である。

 この商品は今年の2月頃に登場したのだが、大変な人気のためずっと品薄状態が続いていた。私も秋葉原に行くたびに各店を回ってみていたが、ただの一度も見かけたことがなかった。探し疲れてとうとう、実際には店頭にないはずの玄箱の幻影が目の前をチラチラするほど……というのも大袈裟かもしれないが、私にとって、とても欲しいのに幻の商品であったことは間違いない。それじゃLinkStationを買えばよいかというと、こちらは完成品である。HDDがおしゃかになった時を考えると、別売のHDDを買ってきてインストールし直すだけで自分で修理できる組立キットの方が自由がある。それに、単なるファイルサーバではなく、Webサーバなど他のLinuxサーバ機能も自在にいじれるものが欲しかった。玄箱はソースコードが別途入手できるし、改造に役立つ情報も多い。

 二週間前に秋葉原に行った時にも玄箱を探したのだが、その時はどの店でも見つけることができなかった。ところが最近、ようやく品薄状態が少しずつ改善されてきているという。これはチャンスと、昨日土曜日に、それも朝に行ってみることにした。あちこちの店が開き始める10:30〜11:00頃なら、まだ売れてないかもしれない。6,7件くらいあちこち探し回ってやっと、あきばお〜壱號店で\16,798の値札の付いた最後の一箱を見付けた。平均価格は\15,000円台だから高い方だが、品薄だけに贅沢は言えず、すぐレジへ持って行った。ところがその後、近くのテクノハウス東映に行ってみると、何とあんなに探し回った玄箱が、ショーケースに3箱も鎮座しているではないか。しかも15,500円くらい。巡回順序の違いで千円以上損したことになるが、品薄ゆえの保険として、あきばお〜で先に買ったのだから、仕方ない。こんな状況に面しても「やっぱり返品して安い店で買い直そう」などとは考えないのが玄人志向というものだ。

 もう一つ品薄といえば、DVDの二層書込対応に対応したNECDVD±RWドライブである(なお、ソニーやLGなら二層書込対応ドライブも多く見かけたが、NECや、中身がNECであるI-O DATAのものは品薄だった)。こちらは、例のテクノハウス東映でちょうど最後の一台を購入できた。ソフトは付属しないが\11,000円台。新しい製品にしては安過ぎである。この価格を見せられては、かの玄箱の件も気が済むというものだ。残念ながら、肝腎の二層書込対応のDVD+Rメディアは見つからなかったが、もしあっても一枚千円以上するのだから、本格的に使うのはもっと安くなってからで十分だろう。

 中央通りとは小学生の通学路なのにすけべなゲームのポスターが堂々と何十枚も貼られている(またそのため秋葉原が嫌いだという人も多い)というトンデモナイ「魔境」であるが、そこから一本二本裏に入ると、また別の意味での「魔境」である。「中古パソコンソフト」と偽って海賊版を売る中国人留学生男女や、今映画館で好評上映中の「PASSION」を含め最新のDVDを\2,000で売っている露店(しかしよく見ると印刷が荒いし、なぜかリージョンフリーだし、海賊版の可能性が限りなく強い。欲しい人に忠告しておくが日本語字幕は全くないぞ)があったり、「CATVスクランブル解除器」を白昼堂々販売している店もある。特に最後のは「もっとコソコソ売らなきゃヤバいだろう」と突っ込みを入れたくなる程、これがどんな機能の機械なのか大声で解説しているのだ。そんな売り子など目もくれず、PCパーツという名の虎児を得るために虎穴に入る、これが私の秋葉原での日常である。

 普通の電気製品に目を向けてみるなら、最近は一万円を切る無名メーカーの安価なDVDプレイヤーをあちこちで見かけるようになった。私はこれまでPCでDVDを見ていたのだが、リモコンがないことと、DVDを見ている間はPCを使えないことが問題であった。PCで使えるリモコンはないかと以前から探していたのだが、むしろこういうDVDプレイヤーを買った方が全て問題が丸く収まることに気付き、買う事にした。CyberHomeのCH-DVD 300という製品は、幅22.5cm、高さ5cmというコンパクトさで6,000円台。もちろんリモコン付きだし、音楽CDMP3の再生も可能ときている。後で実際に使ってみたら、DVD-Rはたまに認識しづらかったり、DVD再生時に音がたまに途切れたり、たまにハングアップすることもあるけれど、そこらへん割り切って使えるなら問題ないだろう。PCでのDVD再生に不満を感じているなら、こういう安価な製品を試してみるのもよいだろう。

[]前回とは対照的なメイド喫茶 前回とは対照的なメイド喫茶を含むブックマーク 前回とは対照的なメイド喫茶のブックマークコメント

 さて先々週はメイド喫茶について書いてみたが、一口にメイド喫茶と云っても、店によって大きく特徴が異なると気付いたのも昨日のことであった。ここに書くネタの取材も兼ねて、今度は別のメイド喫茶に行ってみたのだ。以前は19世紀のイギリスのメイドというものをモチーフにした「CURE MAID CAFE」という店だったが、今回は「cos-cha」という別の店である。私はすぐ隣の「パソコン工房」には何度も行っていたはずなのに、その隣にまさかメイド喫茶があるなんて、これまで全く気付かなかった。私がこれまでいかにメイド喫茶に興味がなかったかがよくわかるだろう。

 ウェイトレス制服は、以前行った店のクラシックで落ち着いた雰囲気とは打って変わって、紺色をベースとしながらも、現代的、キュート&ポップで活動的といった印象の服であった。まず、後ろから見た襟が鋭角であるというのが特徴的であり、「カードキャプターさくら」の友枝小学校の制服とか、昔ジャンプで連載されてた「I's」という漫画の制服を彷彿させる。スカートもミニぎみでふくらんでいる様は、まるで「ザ・ベストテン」に登場する80年代のアイドルを思わせるし、注文端末が天使の羽根を描いた可愛いポシェットに入っているのが何ともキュートである。

……と書くと良く書き過ぎの様な気もするが、まあ、ぶっちゃけて言えば「ギャルゲー風に解釈したメイドさん」である。店員によっては猫耳の飾りを付けていたりもした。店内装飾もギャルゲ系で、ウェディングドレスを着た二少女や、靴下を直してたりスカートの裾をつまんであいさつのメイドさんの絵が飾られていた。また、ウェイトレスを漫画的に描いたイラストバッジとか、「おねがいティーチャー」というアニメトレーディングカードとか、正確な商品名は忘れたが、スクール水着姿の二少女を描いたミニクッションなども売られていた。ギャルゲー好きなら気に入りそうな店なのだろう。とは言え、露骨にすけべなイラストなどは無く、エロ属性が抑えられていたのは、せめてもの救いであった。もし仮にあったとしたなら、私は註文を取る前に店を飛び出していたことだろうし、店の従業員もちょっと可哀想な気がする。(06/11追加:前回のCURE MAID CAFEの時は、たまたまハープ演奏会というイベントが開かれていたのが幸いして上品に楽しむことができたが、今回のcos-chaは逆に、何もイベントのない通常営業だったのが辛うじて幸いしたことを、後に知った。普段は先に挙げたようなキュートな制服だが、イベントデーに限っては別の仮装をするという。ウェディングドレスなど普通の仮装ならいいが、セクシーさを売りにした仮装、たとえばスクール水着の日もあったと聞く。これは引くだろう。その頃ウェイトレスが7人も辞めたと聞くが、さもありなん。そういうのが嫌いな人は、イベントデーに気をつけるべし。)

 今回はスパゲッティミートソースミルクティー(アールグレー)を註文した。待ち時間の間、「例によって9割以上が男性客であることと、従業員の制服と、店内のギャルゲ系な装飾を除けば、何だか普通の喫茶店レストランと同じだなぁ」などと考えていた。ウェイトレスさんの顔など今となってはほとんど忘れてしまったが、スパゲッティを運んできたウェイトレスさんは、いわゆるツインテールと呼ばれるお下げ髪に眼鏡という出で立ちだったので、「こういう世界では眼鏡をかけた女の子も人気者になれるのだろう」と思ったことは覚えている。もしかしたら皆さんもご存知かもしれないが、アニメやゲームの登場人物の眼鏡を掛けた女性が好きだという人は結構多いらしい。私なら、「眼鏡を掛けた女性で印象に残る人」を聞かれたら「Tommy february6」と即答するけれども、アニメやゲームにも眼鏡姿の魅力的なキャラクターがいろいろいるようである。

 肝腎の味であるが、ミートソースの味は甘めで、良くもなく悪くもなく。ただし、麺が細麺であるのはポイント高し。紅茶は葉っぱから淹れていることもあって、やはり美味しかった。

 前回(2004/05/24)・今回を通して私の書きたかった結論は「メイド喫茶などみんないかがわしい店だと決め付けるのではなく、比較的上品に楽しめる店もある。その点、店選びとイベントの有無の確認が大切」。メイド喫茶と一口で言っても、雰囲気は店により大きく異なるし、時々開かれるイベントも演奏会のように高尚な趣味のものもあれば、セクシーさを売りにした仮装や、えっちなゲームの製作会社のトークショーもあるので、もし上品に楽しみたいのであれば、良く選ぶことが大切である。私はメイド喫茶というものを「面白いからどんどん行きなさい」と手放しで薦めるつもりはないし、前回書いた記事のフォローと読者への注意の為にあえて書き記しておくことにする。巡回順で千円ロスした玄箱探しの時と違い、たまたま私にとってより良い印象の店で第一印象が形作られたのが、前回および今回のメイド喫茶巡りであった。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/osito/20040606
Connection: close