「変人」は褒め言葉 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2005-05-07

[][]イラストの「一姫二太郎」 イラストの「一姫二太郎」 - 「変人」は褒め言葉 を含むブックマーク イラストの「一姫二太郎」 - 「変人」は褒め言葉 のブックマークコメント

 しばしば間違われる事だが、「一姫二太郎」とは「女の子が一人に男の子が二人」という意味ではなく、「最初に女の子、次に男の子が生まれたほうが、母親にとって育てやすい」という意味である。

 さて、アマチュアのイラストレータ漫画家の世界では、何かと男性キャラより女性キャラの方が、より好んで描かれる傾向にある。女性が女性キャラを描くのは、小さな女の子の「お姫様絵」に代表されるように、比較的自然に受け入れられると思う。しかし男性も男性キャラより女性キャラを好んで描く人が多いのはなぜか。

 「それは男性イラストレータの強い女性願望の現れだ」と安易に結論付けるのは簡単なことである。もちろんそれも一つの要素だろうし、“萌える”つまり惚れ込んでしまうほど可愛らしいイラストを求めているファンも多いからこそ、その要望に応えるべく、しばしば魅力的な女性キャラが描かれる、といったところだろう。しかし、それだけではなく、他のいろいろな要素もあると私は見ている。

 ここで、冒頭に挙げた言葉「一姫二太郎」である。男性キャラより女性キャラの方が、素人にとっては何かと描きやすいものである。その理由は

  1. 男性より女性の方が服装や髪型のヴァリエーションが多く、変化を付けやすい。
  2. また、女性の方が服装や髪型のヴァリエーションが多い分、自分の描きやすいスタイルを選択しやすい。
  3. 顔の表情や仕草等だけで勝負しなければならない男性と違い、女性は小物に大いに頼ることができる。安直な手段とは言え、リボンの一つも付けてやれば可愛らしさを表現しやすい女性の方が、男性/女性らしさを引き出しやすい。アキバ系キャラの「猫耳」も似たようなものだろう。
  4. 女性の場合、ロングスカートで描けば、脚のラインを描く手間を省ける。

 要するに、女性キャラの方が手抜きしやすいし、手抜きしてもアラが目立たないということである。

 私はというと、まだまだ「一姫」の段階で停滞しているところである。本当は、リボンやフリルといった小道具に頼れない「二太郎」を、顔の表情や仕草等を活かしながら、どれだけ魅力を引き出して描けるか、こちらの方がやりがいがあるだろうし、人物画の本質をつかむには欠かせない訓練だと考える。しかし、そのレベルに到達するのはいつのことになるやら。そしてそれがクリヤできた時、「一姫」の描き方も自ずと変わってくるだろう。安易に小物や“萌え属性”に頼らず、人間をちゃんと観察して描く、そんな描き方になるのだろうと思う。

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