「変人」は褒め言葉 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2005-11-17

[]“秋葉原はオタクの聖地”か “秋葉原はオタクの聖地”か - 「変人」は褒め言葉 を含むブックマーク “秋葉原はオタクの聖地”か - 「変人」は褒め言葉 のブックマークコメント

 何を勘違いしているのかと言いたい。秋葉原は江戸っ子の住み処だ。私を含めたおたくは、その“江戸っ子の住み処”にお邪魔しているよそ者に過ぎない……と、時々言いたくなる。

 「秋葉原はオタクの街」という言い方は、確かに秋葉原はおたくの沢山やって来る街だから、そういう意味では真実だろう。しかし“秋葉原はオタクの聖地”という言い方は、もちろん前後の文脈によって意図は異なるだろうけど、時々私は「これは違うだろう」と思う事もある。

 「おたくなら一度はアキバ詣でしたい、そんな街」という意味で「聖地」と呼ぶのなら良い。しかし、「秋葉原は俺たちおたくだけの安住の地だ、よそ者の一般人は来るな、邪魔だ」という考えが背後にあるのなら、それはちょっと違うのではないかと思う。

 秋葉原はおたくだけの街ではない。秋葉原駅JR各線や地下鉄つくばエクスプレスを乗り換える大勢の一般客の為のものでもある。電子部品店に来る電子工作マニアは、飽くまでもその店の売上のごく一部を占めるに過ぎない。電子機器メーカー等の研究・開発スタッフこそ、そのような店の大口顧客であることを忘れてはならない。地元住民もたくさん住んでいる事は、昌平小学校を見れば明らかだ。下校時間にランドセルをしょった小学生がPCパーツ激戦区や中央通りを歩いている様子は、よく見かける光景である。

 秋葉原という街は決して“おたくだけの安住の地”などではなく、他の一般人とも共存している事を忘れてはならない。確かに、同好の士が多く来訪していて心強い街である。よそではなかなか手に入らない電子部品やパソコンパーツやアニメグッズが簡単に手に入る街でもある。昔はどこか男臭くて殺伐とした雰囲気の街だったけれど、最近はあちこちで見かけるメイドさんの格好の店員が、そんな空気を穏やかに和ませている。しかし、それらがアキバで許されるのは、一般常識として、周りの人々、特に地元住民と摩擦を起こさないよう気を付ける事が前提である。

 三年ほど前、末広町会(地元の町内会)が、ある美少女ゲームショップに面する道路を完全封鎖してバーベキュー大会を行い、その店舗を開店休業状態に陥れた事が秋葉原通の間で話題になったが、地元住民の日頃の不満が原因ではないかとも噂されている。私が「地元住民を怒らせるな、彼らと摩擦を起こすな」と言いたいのは、こういう事である。つまり、もしアキバの店舗とか我々来訪者といったよそ者が地元を荒らすような真似をするなら、最悪、オタクショップ群が秋葉原を追い出されてしまうかもしれない、という危機感を、果たして我々は持っているだろうか。そうならないためにも、秋葉原は“おたくだけの安住の地”ではなく一般人とも共有している地域である事を認識し、時と場所をわきまえた行動をすべき事は、ごくごく当たり前の事である。

 私は何も、単純にパソコンマニアやアニメマニアだというだけで劣った人間と決め付けるような人に屈服しろ、と言いたいわけではない。しかし、そうみなす心の狭い人間がいるからと言って、自ら進んで本当の劣った人間になる必要なんて全然ない。むしろ、そういう人を態度で見返してやろうではないか。「あいつらの趣味はすごく変わってて自分たちは全然理解できないけど、行状は立派だし、身なりも好感は持てる」、このように思われることを目指したいものだ。

 そして、行く行くは、「全然理解できない」から「この分野なら理解できる」に変わって、従来マニアの文化だと思われていたものの裾野が一般人にも広がって欲しい(もちろん、健全な分野において)という思いも私にはある。最近「電車男」「アキバ系」「萌え」「メイド喫茶」という言葉をテレビで頻繁に見かけるようになった。これはうまくいけばおたく文化の認知と一般化につながるが、下手をするとおたくバッシングとか興味本位なおたくウォッチングの格好の題材にされてお終いである。平成のマニア受難の時代が始まって十数年、このまたとないチャンスを活かすも殺すも、我々おたく一人一人(それに加え、オタクショップの良識)の肩にかかっている。

[]「安くなる」の為に払う代償 「安くなる」の為に払う代償 - 「変人」は褒め言葉 を含むブックマーク 「安くなる」の為に払う代償 - 「変人」は褒め言葉 のブックマークコメント

 今はほとんど来なくなったが、以前うちに「省電器」のセールスの電話が掛かってきた事がある。何でも、それを付けると電気代が何割だか節約になるのだという。

 そんな話を聞いて、「これはお得な買い物だ」とすぐ飛び付くのは、悪い意味での衝動買いである。電気代が節約になるどころか、ほんのチョコッとしか節約にならず、なお悪い事に一部の電気製品がうまく動かなくなる。残るのはその機械代の何十万円分のローン、ということになる。

 さて、私がそのセールス電話を断った理由はというと、パソコンマニア的な理由である。「省電器」とは、電圧を98Vとか95Vとか、大方の電気製品が動くギリギリの範囲で下げる機械である。しかし、電圧が低いとパソコンの動作不安定の原因になりやすい。多くのデスクトップパソコンには外国製の電源ユニットが搭載されているが、これは外国の電圧に合わせて110Vを前提に設計されており、日本の100Vは10V低いけれど、大抵はギリギリ動く範囲である。同じコンセントに沢山の機器を付けていたりしてもっと電圧が下がると、ただでさえギリギリまで低いのだから、どうなるかは自ずと明らかだろう。ちょっとした電圧の変動で突然パソコンがリセットされ再起動する、不安定な状態になってしまう。

 だから私の場合、可能なら日本の100V電源にちゃんと対応した電源ユニットをパソコンに積むことにし、さらにメインマシンにはUPS(無停電電源装置)を付けて、突然の電圧低下に備えている程である。それを、事もあろうに、そういう状況を人為的に作り出すなんて、考えただけでも恐ろしいくらいだ。

 そもそも、電圧を低くして節電できるのは、白熱電球くらいのものであるが、副作用として少し暗くなる。こんな高い機械を導入するよりも、白熱電球を全部ワット数の少ない電球に交換した方が、余程、投資金額も電気代も節約になる。モーターを使う機器には効果がないだけでなく、逆に電流が増えて寿命を縮める事になる。先に挙げたパソコンのように、電圧を下げた事で動作が不安定になる機器もある。

 最近ようやく勧誘電話が少なくなってきたが、一時期、「電話料金が数百円安くなるサービス」のセールス電話が週一、二回は掛かってきた時期があった。これは「直収電話サービス」と言って、NTTの交換機自体を迂回して独自の回線で電話を接続することで、電話の基本使用料を安くする、という触れ込みのサービスである。

 しかし、このサービスの隠れたデメリットもある。まず、インターネットを使用している人にとって深刻な問題としては、0570で始まるアクセスポイント電話番号や、フレッツADSLでの接続ができない。特にADSLは直収電話サービスを提供している会社の関連プロバイダ(おとくラインならYahoo!BBメタルプラスならDION)しか使えなくなってしまう。プロバイダの囲い込みがされるという事は、つまり、これまで使い続けてきたプロバイダから業者指定の別のプロバイダに乗り換える必要が出てくるし、その後により安いプロバイダが出てきても、おいそれと簡単に乗り換えることが出来なくなるという事である。それに、月々100円くらいの工事費が5年間請求される事や、電話帳も有料になってしまう事までは親切に教えてくれなかったりするが、こういう隠れた費用をプラスすると、営業マンの言うほどお得になるのか少々疑問に思えてくる。

 時々、「安くなる」という話に裏がある事がある。“隠れた費用や手間や時間”がかかるかどうか、きちんと調べる必要がある。それに、安くなるとしても信用の確かでないものは、あわてて導入すべきではない、というのが鉄則である。こういう時には、安定動作と安心とは買ってでも手に入れるものだ。

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