「変人」は褒め言葉 このページをアンテナに追加 RSSフィード

はなごよみ公式ブログに、文藝同人サークル「はなごよみ」のイベント参加や新刊の告知があります。併せてご覧下さい。

2015-01-18

[][][]幼女先輩プリパラおじさん・プリパラカップル 幼女先輩・プリパラおじさん・プリパラカップル - 「変人」は褒め言葉 を含むブックマーク 幼女先輩・プリパラおじさん・プリパラカップル - 「変人」は褒め言葉 のブックマークコメント

 主に女児を対象とした、アーケード版のリズムゲームと聞いて、皆さんは何を想像しますか。

最近はスーパーの小さなゲームコーナーから大きなゲームセンターまで、「アイカツ!」はどこに行っても見掛けます。

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一ゲーム百円で、服や靴の絵の入ったカードが一枚出て来ます。歌とダンスを披露する舞台の雰囲気に合せて、トップス(Tシャツやジャケットをはじめ上半身の服)+ボトムス(スカートやズボン)+シューズ、またはワンピース+シューズをうまく組合せ(組合せ次第で得点が高くなる)、その後、「太鼓の達人」や「初音ミク Project DIVA」に似た要領で、音楽に合せてリズム良くボタンを押していくゲームです。

この種の女児向リズムゲームの元祖は、2004年に稼働開始したセガの「オシャレ魔女 ラブandベリー」で、こちらは髪型+服+靴のカードの組合せでしたが、「ストリート」「ディスコ」「舞踏会」等の状況に応じて適切な服をコーディネートした後、画面に表示されるタンバリンが叩かれるのと同じタイミングでボタンを押していくものでした。登場人物のラブやベリーは、最初は寝起きの「寝癖にパジャマにスリッパ」の状態で登場しますが、そのまま外に出るのはみっともない事や、場所に合った適切な服がある事を子供に楽しく教育出来るゲームだったかも知れません。

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このゲームの大ヒットにより「女の子はトレーディングカードで遊ばない」とする「常識」が誤りだった事がわかると、その後は類似のゲームが雨後の筍の様に登場しました。同名の漫画が原作の「きらりん☆レボリューション」、白雪姫シンデレラかぐや姫モチーフにしたアイドルが活躍する「リルぷりっ」などです。「データカードダス プリキュア」やサンリオの「まほうのエプロン」シリーズは現在も時々見掛けるかもしれません。

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2010年に登場した(アイカツ!は2012年なので、その2年前)のが、フィギュアスケートに似た「プリズムショー」を舞台にしたリズムゲーム「プリティーリズム」で、今日の本題である「プリパラ」の前作になります。

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YouTubeに上がったプレー動画を見てみると、子供向けどころか大人っぽいクールな曲、レベルによっては大人でも難易度の高い本格的なリズムゲーム、そして3DCGもより自然な動きと、決して子供騙しでないしっかりとした造りです。これは名作だと今でも語り継がれるゲームで、大人(特に成人女性)の隠れファンも多かったと聞きます。

上の動画では、ハート型の何かをテーブルにセットしてましたが、これは「プリズムストーン」といって、服や靴などの絵の入ったプラスチック製のストーンを組合せてコーデする様になってます。

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「幼女」なのに「先輩」?

この種のゲームのファンは、メインターゲットである女児だけではありません。成人男女(特に女性の比率が高いらしい)のファンも存在します。ゲーム関連のネット掲示板によると、先に挙げた「ラブandベリー」の頃から、少数ではあるものの大人のファンも居たらしいです。

しかし、大人のファンの存在がネットで大きく注目され始めたのは、2012年に稼働開始した「アイカツ!」の頃かも知れません。どうして大人が女児向けリズムゲームに興味が湧いたのかは、人それぞれかも知れませんが、アニメ版面白かったのでそこから興味を持った可能性や、青年をメインターゲットにしたアイドル育成ゲーム「アイドルマスター」(アーケード版は2005年から2010年まで稼働、家庭用ゲーム機にも移植された)のファンが流れた可能性があると聞きます。

何はともあれ、「アイカツ!」をプレーする成人男性に「アイカツおじさん」なる呼び名が付いた事で、「実は存在した大人のファン」にスポットが当たることとなります。*1

アイカツおじさんとは - ニコニコ大百科

アイカツおじさんとは【ピクシブ百科事典】

それに対し、本来のプレーヤー層である女児は「幼女先輩」と呼ばれる様になりました。何故「幼女」なのに「後輩」ではなく「先輩」なのか。それは、「女児は『女の子文化』の先輩」で、我々成人男性はその点ではまだまだ未熟な「後輩」だからです。そして、大型スーパーのゲームコーナーや、ゲームセンターで子供の入れる日中は、飽くまでもちっちゃな「先輩」が優先。「ガキ」「チビ」と呼んで邪魔者にするなんてもってのほか。「アイカツおじさん」の多くは、なるべく「先輩」の来ない夜にプレーしたり、日中でもなるべく「先輩」に席を譲ったりと、結構気を遣ってたりします。

プリパラとプリパラカップル

先に挙げた「プリティーリズム」の後継となるアイドル育成リズムゲームが「プリパラ」。

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※この動画は開発中の画面らしく、現在のものとは細かな相違があります

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「プリズムストーン」の代りに、プレー後にQRコード*2の入った「プリチケ(プリパラチケットの略)」が毎回プリンタで印刷されて出て来る(プリクラのプリンタを想像していただければ話が早い)のが特徴。ゲットした服や靴はもちろん、プレー時のコーデやチームメンバー、そして顔写真を撮った時はそれも印刷されます。*3上部のマイクロミシン目で半券を切り離す事が出来、下部は「ユーザ認証(最新のプリチケを使用)」と「使用したい服や靴」を兼ねた「マイチケ」、上部は「トモチケ」(自分のアバターとプレー時のコーデ、写真撮影した時は写真が印刷される。詳しくは後述)「アクセチケ」(ヘアアクセサリ)「アゲアゲアイテム」(ボーナスポイント加算)のどれか。

このゲームの大きな特徴の一つが、先に挙げた「トモチケ」。自分をセンター、それにプラス二人まででチームを組んでプレーするのですが、そのもう二人はどう決めるか。それが先に挙げた「トモチケ」で、これは他のプレーヤーにあげる事で、その人自身のアバターと自分のアバターが一緒のチームに入ってプレーする事が可能になります。プレー後に印刷されるプリチケにも、その三人の名前と姿がマイチケ部分に印刷されるので、プレーのいい記念になります。

ちなみに、プリパラをプレーしてる友人が居ない場合でも、イベントをクリアする事でゲーム内のキャラクター(らぁら、みれぃ、そふぃ等)のトモチケを入手して同様にチーム編成出来ますし、トモチケがない場合でも一応ゲーム内キャラクターがレッスン着(Tシャツにショートパンツにスニーカー)で参加してくれますので、心配ご無用です。

普段着や大人っぽいコーデの多かった「プリティーリズム」と異なり、J-POPのアイドルのステージ衣裳みたいなコーデの多い「プリパラ」は、とにかくふりふり多めの可愛い衣裳が多いのも特徴。*4そんな衣裳を集めるだけでも、大人でも、そして男ですら、何だか心がわくわくしてくるものです。

「プリティーリズム」の大人のプレーヤーが「プリパラ」に流れた*5だけでなく、アニメ版は明快なギャグ路線だが実は奥深いしっかりした造りで、アニメからゲームに流れた人も(私もその一人)。プリパラの成人男性のプレーヤーは、「アイカツおじさん」に倣って「プリパラおじさん」と呼ばれる(その女性版は「プリパラおばさん」「プリパラお姉さん」)様になりました。


夜六時以降の、「プリパラ」のあるゲームセンターの様子を見ると、様々な人が来るのが興味深いものです。独りで来る大人の男性や女性。そして成人女性の二人組。ここまでは容易に想像出来ますが、更にビックリするのが、成人男女のカップルで交互にプレーする様子を私も時々見掛けます。女性が主体で男性は付き合ってるだけ、ではなく、二人ともプリチケを入れたケース*6を持ってるので、二人の共通の趣味になってる様で、端から見ても仲良しカップルでうらやましい。本当、時代は変ったものですね。

(大人だと写真を入れないのが多数派だが)自分のアバターとコーデの印刷されたトモチケをせっせと作って友達と交換する。これは、子供の頃に友情の証としてプリクラで撮った写真を交換し合った世代にとって、同じ様に親しみの持てるシステムなのかも知れません。


新刊「プリパラおじさん日記」

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はなごよみ公式ブログには既に書きましたが、新刊「プリパラおじさん日記」を先の冬コミで頒布開始しました。プリパラのアーケード版に出会ってからの出来事を日記風に綴ったエッセイです。

通販もありますので、ご興味のある方は「はなごよみ」の同人セクションをご覧下さい。

ちなみに、購入者にはおまけとして「プリチケ風のPDFダウンロードカード」および「プリパラで使用可能な本物のトモチケ(通販では、コーデはランダム)」が付いてきます。また、「300円」の代りに「1トモチケ」でも入手可能(つまりトモチケを一枚くださるとタダ)です。


追記

プリキュアについて載ってないとのコメントをいただきました。ごめんなさい。「データカードダス プリキュア」「まほうのエプロン」についてちょこっと追加しました。(1/20)

*1:成人女性のプレーヤーは「アイカツおばさん」「アイカツお姉さん」と呼ばれるらしい。

*2:一般的なQRコードとは異なり、白黒反転されたもので、テキストではなく特殊なバイナリデータとして記録されてるらしい。また、セーブデータがそこに記録される事で、数百円するICカードを購入する必要が無くなったのも興味深い。

*3:ただし、幼女先輩も含め、写真撮影を飛ばす人の方が多数派だったりしますが。

*4スケートではなくなった分、衣裳の自由度が増したかも知れません。

*5:プリズムストーンをプリチケに変換する機能があるので、既存のストーンも無駄にならないのも好印象。

*6:男性側はゲーム内ブランド「Holic Trick」のゴスロリ調ケースの所持率が何だか高い……

2014-02-15

[][][]たんきゅんの冬期講習に行ってきたよ たんきゅんの冬期講習に行ってきたよ - 「変人」は褒め言葉 を含むブックマーク たんきゅんの冬期講習に行ってきたよ - 「変人」は褒め言葉 のブックマークコメント

 先月の話になりますが、1/25に渋谷のアップリンクで開かれた「たんきゅんの冬期講習〜みんなで14歳〜」に出掛けてきました。

 「たんきゅん」とは、女子中学生の制服で歌って踊る「みやまゆ」「チャンユメ」の二人組。

たんきゅんの車内ライブに出掛けてきたよ

一晩限りの中学生! #たんきゅんの夏期講習 に行ってきたよ

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サボッタージュ [Analog]

サボッタージュ [Analog]

ティーパーティーパーティー!

ティーパーティーパーティー!

たんきゅんS・O・S (single CD)

たんきゅんS・O・S (single CD)

 今回も前回と同じく、たんきゅんと一緒に「生徒」役として、先生方の授業を受けたり課題をこなしたりしてきました。前列の生徒席の後ろが授業参観席なのも、前回と同じ。


1時間目:滝本淳助久住昌之『タキモトの世界〜夢の採集

 写真家の滝本先生と「孤独のグルメ」でも有名な久住先生のトーク。

 今回も滝本先生の奇妙な夢の話が繰り広げられました。

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 「母の弁当箱

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 「傲慢ゴキブリ ムスットゴキブリ」

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 「暖簾のセンスはバツグン」

 ざるの上にはそばではなく挽肉らしい。何故?

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 「ベルばら関取

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 「百約束物語(B面 教えてよ、教ちゃん)」

 これは前回の夏期講習にも出て来たネタですが、今回は何と歌詞メロディ付き。

 ただし歌は滝本先生の夢の通りのAKB48ではなく、たんきゅんで、B面曲の歌を少しだけ聞く事が出来ました。

 今回の課題は、前回と同じく「夢のスケッチ」。山を張ったら丁度当たったので、気合を入れて描き描き。クレヨンです。今回は前回と違って休み時間に余裕がある上、2時間目の終りまでに提出すれば良いので焦らず描けます。


2時間目:ダスティン・ウォング『蒸気になっていく音の共鳴

 ミュージシャンのダスティン先生によるお話。音の共鳴、ギリシャ神話、ヴァーチャル空間アニメ文化広告宣伝等、様々な話題が出ました。

 ちょっと難しめの講義でしたが、英語の言葉を一つ覚えました。"peripheral resonance"(周辺を狙って中心を共鳴させる事).


3時間目:サノシュンスケ『私じゃない誰かになってみよう』

 アニメ「Peeping Life」で有名なサノ先生の講義。折角イケメンな先生なのに、残念ながら写真NG

 「自分の出せる一番高い音・一番低い音・一番早口・遅く」隣の人と話してみたり、(タモリみたいな)インチキ外国語を話してみたりと、ユニークな実習だらけでした。


4時間目:オル太『自分で造る身体ギャラリー

 集団で顔や体を使ってパフォーマンスをしてみる授業。メンバーのみんなで幾つかの例を実演した後は、みんなで新作を創り出してみる番。

 色々ユニークなアイディアが生まれましたが、「おかあさんといっしょ」のそれみたいな「人間トンネル」が一番印象に残りました。


お楽しみ会:たんきゅんライブ

 お待ちかねのライブの時間。曲目は以下の通りでした。

1.たんきゅんS・O・S

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2.サボッタージュ

3.ティーパーティーパーティー

4.百約束の物語(4thシングル曲) 卒業ソングに相応しい曲で良かったです。

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放課後トーク

 最後に、各先生方の講評がありました。1時間目の授業の課題の優秀作が3枚選ばれたのですが、そのうちの一つに私の作品がありました。滝本先生有難うございます。

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 私の描いた「夢のスケッチ」は、これ。小学生の頃に見た「幼稚園に行ったら、そこはお爺ちゃんとお婆ちゃんの幼稚園だった」夢を基にして描いてみました。

 気付いた人が残念ながらこれまで居ないのですが、年齢の欄の「4」の部分だけ○が付いてるのは、1歳・4歳のうち4の方が幼稚園児の年齢だからです。


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最後の挨拶は二人の手でハートマークを作って「ハイ、たんきゅん!」


後日談

 2/2開催のコミティアに、たんきゅんが最後の同人サークル参加をしてたので、行ってきました。

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 新刊はJCシリーズの3冊目、「私立櫻梅女子中学校校歌」。二人の卒業後の進路を描いた、ちょっとさみしい物語です。

 また、3月にはシングルCDMD!)とアルバムが出る予定です。「ベンジャミンテーマ」等、ライブでやってもまだCD化されてない曲がアルバムに入る予定との事で、今から楽しみです。

 アルバムには、3/22に3331 Arts Chiyoda(元、練成中学校の建物)で開かれる卒業ライブの参加チケットのおまけ付きらしいです。これがたんきゅんを生で見る最後のチャンス!

百約束の物語 (single CD)

百約束の物語 (single CD)

百約束の物語 (single MD)

百約束の物語 (single MD)

JCJC

JCJC

2013-08-05

[][][]一晩限りの中学生! #たんきゅんの夏期講習 に行ってきたよ 一晩限りの中学生! #たんきゅんの夏期講習 に行ってきたよ - 「変人」は褒め言葉 を含むブックマーク 一晩限りの中学生! #たんきゅんの夏期講習 に行ってきたよ - 「変人」は褒め言葉 のブックマークコメント

 八月三日(土)に「渋谷アップリンク」で開催された「たんきゅんの夏期講習」に参加してきました。

 「たんきゅん」とは、女子中学生の制服で歌って踊る二人組なのですが、今回はたんきゅんと一緒に「生徒」役として、先生方の授業を受けたり課題をこなしたりしてきました。

 前列の生徒席(三十三名)の後ろは授業参観席で、課題はこなさず見てるだけの席でした。

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一時間目:大谷能生「中学三年生の社会科と音楽

 リアル学校の先生による、クラシック音楽と平均律に関する講義でした。大学と同じ九十分授業と思ってカリキュラムを組んできたら、実は中学で四十分授業だったとの落ち。

 地域や文化によって様々な音階が使用されてきた中、一オクターブを十二に分ける「平均律」の登場で、それらのどの音階も近似値として表現出来る様になり、まるで「デジタル化」の様なものだった、といった内容でした。

 それにしても小テスト(五分間!)はかなりの難問でした。授業では全く説明されなかった内容の穴埋め問題(「次の文章の[ ]内に入るだろう言葉を、授業の内容から想像して記入しなさい)とか記述問題(「第二次世界大戦以降に生まれた西洋クラシック音楽における、上述されたもの以外の作曲技法について、三つ書き出しなさい」)。でも受けを狙った回答(「フランス料理、中国料理、トルコ料理」等)でもおまけ点になるとの事だったので、大喜利になる事は目に見えてましたが……

二時間目:松永天馬「てまきゅん流・歌詞の創作現場」

 ロックバンド「アーバンギャルド」の松永天馬先生による、歌詞の創作入門。「歌詞とはお菓子である」のキャッチフレーズが気に入りました。生きていく上で必須なものではないけど、少ない文字の中に色々なものを詰め込んで人生を楽しいものとするのは、お菓子に似た部分かも知れません。

 歌詞を作る上では、メロディを聴いた上で印象的な言葉を挙げていく事から始まりますが、その際「抽象的な言葉ではなく具体的な言葉を」が大切。AKBのシングル曲も、女の子の気持ちを、女の子の身の回りのものに形容して題名が附けられる事が多いものですが、これもその一つ。

 また、天馬先生は頭韻を多用したり言葉遊びを織り込んだりと、音としての気持ち良さを追求した歌詞が特徴ですが、具体例を挙げながら説明してくださいました。

 今回の課題は「作詞」。事前に宿題として出されたメロディに歌詞を附けるのですが、時間は五分間+休み時間です。これは宿題をやって来なかった人には無理ゲーです。私は宿題はやって来たものの、細かい部分は現場で推敲すれば良いかな、となめて掛かったら、実際には宿題をテスト用紙に書き写すだけで精一杯。でも一番最後のフレーズだけ修正したり、題名だけはさっき習った「頭韻」を使ってみたりと、一部だけ直してみました。

三時間目:滝本淳助久住昌之「タキモトの世界〜夢の授業」

 久住先生の名前は「孤独のグルメ」「花のズボラ飯」等で聞いてましたが、それ以上に滝本先生のキャラがものすごく強烈でした。とにかくナンセンスな夢の話(イラスト附き)が一杯。クッキングパパのおすもうさん版みたいな「おすもうさんパパ」とか、宝塚スターみたいにメイクの濃い「ベルばら関取」には爆笑。

 滝本先生の夢の中に出てきた、なんちゃって若者語「耳却下」(その言葉を脳に送る前に耳に入った時点で却下、の意)は夢生まれの言葉の癖に秀逸な造語です!

 今回の課題は「あなたが今まで見た中で一番印象に残っている夢を、言葉や絵にしてみよう!」。私は、空を泳ぎながら追っ手(空は泳げない)から逃げ回る夢をイラストにしてみましたが、滝本先生のケッタイな夢に比べれば、あまりにも味気なくて普通も良い方です。

四時間目:本秀康「漫画の描き方、教えてモト先生!」

 漫画は上手い下手よりも、とにかく最後まで描き続ける事が大事。それに、漫画原稿用紙ではなく普通の紙と鉛筆で十分漫画が描けるのだ、と、気楽に漫画を描いてみる事の勧めでした。

 今回は生徒の課題はありませんでしたが、先生とたんきゅんの二人とでリアルタイムにリレー四コマ漫画を描く試みが。これは八月十八日のコミティアの「たんきゅん」ブース(M04b)で同人誌の素材になるとの事なので、今から楽しみです。

お楽しみ会(たんきゅんライブ)

 今回はたんきゅんの出番は少なめですが、待ってました!

 曲目は以下の通り。

1.じこしょ☆

2.ベンジャミンテーマ(オリジナル曲・未CD化)

3.V・A・C・A・T・I・O・N(夏季限定)

4.サボッタージュ

5.ティーパーティーパーティー

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 「ベンジャミンのテーマ」で猫耳と猫しっぽをつけて踊ったり、「V・A・C・A・T・I・O・N」では花の冠を頭に、首にレイを下げて踊ったり。中でも最後の曲で二人がリスの人形を手に取って踊らせながら歌ってたのが特に可愛かったです。

放課後トーク

 最後に、各時間の先生方による小テストの優秀作品の紹介と講評がありました。


 一時間目のテストの平均点は五十点、大半が三角だったとの事。珍回答の数々に爆笑の連続でしたが、真面目な回答だらけの男性陣に比べ、女性陣の方が面白い回答ばかりだったとの事で意外でした。


 二時間目の作詞の課題は、優秀作が五つ紹介されました。(名前や題名が間違ってたらごめんなさい)

くまちゃん(私)「強かれ兵(つはもの)よ」:「進撃の巨人のオープニングみたいで軍歌は意外と合うな、縦書きで高校の国語の中島敦みたいな世界観」

めいさん「(題名失念)」:「(頭韻や言葉遊び等)こっちが言ってる事を全部反芻して書いてるな」

うさやまさん「カラーアゲ・ソング」:「ギャグっぽいタイトルとは裏腹に…」(唐揚げになって食べられる鳥の悲哀を歌った歌)

みやまゆさん(たんきゅん)「子猫は夜に鳴く」:「サビの部分で(猫の鳴き声の)擬音語を使って、後の部分でストーリー、よく出来てるな」

まがたさん「14歳だけに中二ing」:「(掛詞で)秋元先生みたい(なタイトルの付け方)、でも音と言葉の文字数が合ってない?」

 同じ曲にここまで多種多様な歌詞が付いたのが興味深かっただけでなく、色々な工夫が見られて参考になりました。

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 その後、たんきゅんとてまきゅん(天馬先生)の歌で、「強かれ兵よ」を実際に歌ってみる事になり、まさか自分の作品が、と大変ビックリしましたが、電子音楽的なロックのメロディと文語詩の一見ミスマッチな組合せが意外にも受けたのが、作詞者として不思議でもあり、嬉しくもあり。たんきゅんも「私立櫻梅女子中学校校歌」で文語の歌詞を歌ってますが、時には文語を見直して見るのも悪くないのかも知れません。文語詩については語ると長くなるので、この作詞に関する裏話は次回書く事にしますが……。

(それから、この私の歌詞は、突貫工事で作成したので一部文法的に誤りのある可能性があり、これを文語文のお手本にするのはおすすめ出来ませんので悪しからず。これから文法チェックも含めて推敲した上で、今年十一月四日に開催される「文学フリマ」で初売予定の文藝同人誌、「正かなづかひ 理論と實踐(じっせん) 第5號」に掲載する予定です)


 三時間目の夢の絵の課題は、とにかく面白い回答だらけでした。

「第一図書館、第二図書館、第三図書館、…全部図書館!」

「あこがれの先輩の脇毛が三つ編みになってる」

「バーベキューのホットプレートを開けると千原ジュニアが出てくる」

「冷蔵庫を開けるとキムタクが出てきて、幸せって何だっけ?と言ってる」

「核ミサイル発射スイッチ(意外とちゃっちい)をズボンの中(ポケットではなく)に入れられる」

「車内にシャワーのあるバス」

「リビングで積み木で遊んでると泥棒が来てピンチなんだけど、両親は台所でニヤニヤ笑いながら見ている」

「ジョン・コルトレーンが自分の前を歩いている。NYのものすごい坂道ですたすた歩いていて、(自分は)苦しくてたまらない。横から見ると角度がすごい」


 そして四時間目の本先生も揃ってみんなでフリートーク。授業では滝本先生のオーラにすっかり負けて影が薄かった(失礼)久住先生も、やっとグルメネタが出て本領発揮。

 最後に、生徒からの感想。やはり滝本先生の奇妙な夢の話がかなり好評でした。


 その後、たんきゅんと一緒にスリーショットチェキを撮ったり、天馬先生にサインを頂いたり、隣の部屋のレストランで先生方やたんきゅんと一緒に飲み物を飲みながら雑談したり。ツイッターで可愛いたんきゅんイラストを描いていらっしゃる、あゆみさんの生原稿(何と今では少なくなりつつあるアナログ彩色! 味が出てて好きです)も拝見できただけでなく、その中から一枚(下の写真の真ん中辺り)お土産に頂けたのが嬉しかったです。来る夏のコミティアではたんきゅんやあゆみさんの作品も含めたアンソロジー同人誌が出る予定との事で、今から楽しみです。

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おまけ

 ところで、今回の記事、何だか変だと感じる部分があったかも知れません。実は、今回は縦書きにしても大丈夫な様に書いた(後で冗長な部分を整理する等いろいろ手を入れた上で「正かなづかひ 理論と實踐 第5號」*1の原稿に流用する予定)ので、算用数字メインではなく漢数字だらけなのです*2

 以上、正かな同人誌のステマ終り!

*1http://osito.jp/minkana/

*2:ちなみにこの同人誌、「固有名詞や引用文を除き、全頁歴史的仮名遣」なのですが、この記事も鉤括弧の中を除いてちゃんと歴史的仮名遣になって……ますよね?