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このはずく医者の「よろず備忘録」

2018-07-12

牛・豚好む男性 糖尿病ご注意 発症リスク4割高く

牛肉や豚肉を多く食べる男性は、あまり食べない男性と比べ、糖尿病発症する危険が4割高くなるとの調査結果を、国立がん研究センターなどの研究チームがまとめた。

女性では違いが見られなかった。

牛肉や豚肉に含まれる鉄分などが、血糖値を下げるインスリンの分泌に悪影響を与えているらしい。

 

研究チームは、健康な45〜75歳の日本人男女6万4千人のうち5年後までに糖尿病発症した1178人について、食べた肉の量や種類別に発症との関係を分析。

 

男女それぞれ、肉の摂取量順に4グループに等分して糖尿病発症率を調べたところ、男性では、最も多いグループが、最も少なかったグループに比べ、1.36倍高かった。

さらに肉の種類を「牛肉か豚肉」「馬肉」「ハムやソーセージなどの加工肉」の三つに分けて調べた。

男性は牛肉か豚肉では最も食べるグループの発症率が、最も少ないグループに比べ1.42倍高かった。

鶏肉と加工肉は影響がなかった。

研究チームによると、牛肉や豚肉に多く含まれる鉄分膵臓などに炎症を起こし、インスリンの分泌などを低下させている可能性があるという。女性は元々男性より鉄分が少ないため、発症に影響がなかったのではないかとしている。          

参考・引用

朝日新聞・夕刊 2013.6.3

2018-04-09

JRC 蘇生ガイドライン 2015

06:22

JRC 蘇生ガイドライン 2015:

心停止かどうかの判断に自信が持てない場合も、心停止でなかった場合の危害を恐れずに、ただちに胸骨圧迫を開始する。

なお、CPR に熟練した医療従事者が心停止を判断する際には呼吸の確認と同時に頸動脈の脈拍を確認することがあるが、市民救助者の場合、その必要はない。

傷病者に反応がなく、呼吸がないか死戦期呼吸が認められる場合、あるいはその判断に自信がもてない場合に心停止と判断することは理にかなっている。

市民救助者は,傷病者が心停止でなかった場合の CPR による危害を恐れることなく,心停止を疑った場合にはCPRを開始することを推奨する(強い推奨、非常に低いエビデンス)。

重要なアウトカムとしての有害事象について、院外において心停止でないのに市民救助者から CPR を受けた計762 名を対象とした観察研究が4件あった(非常に低いエビデンス:バ イアスのリスク、不精確さによりグレードダウン)。

このうち3件は、診療記録を元に、CPR を受けたことによる有害事象を調査し、うち1件では、その後の電話インタビューも行われていた。

これら3件の研究の対象者は計345名で、1.7%(95% CI 0.4~3.1)に骨折(肋骨と鎖骨)、8.7%(95% CI 5.7~11.7)に胸骨圧迫部位の痛みを認めたが、臨床的に問題となるような内臓損傷はなかった。

別の1件は、消防職員による現場での観察に基づいた報告で、 417名の対象者において外傷の報告はなかった。

2018-01-19

花粉症、加齢につれ軽く

22:02

花粉症、加齢につれ軽く 民間調査、子供は重症化リスク

花粉症は高齢になるほど症状が軽くなる・・・。

ロート製薬(大阪市)が実施した花粉症に関する調査で、こんな結果がまとまった。

子供は「副鼻腔炎」を併発して重症化するリスクが大人より高いことも分かり、同社は早い時期からの予防や治療を呼び掛けている。

調査は昨年11月、インターネットで実施。20〜79歳の男女500人に症状を聞いたところ「軽症」と回答した人は20代で30.1%、40代で39.3%となり、60代以上では61.1%に上った。

「年齢を重ねるにつれ楽になってきた」と答えた人は全体の19.6%だった。

 

また、花粉症になった0〜16歳の子供についても、保護者500人に調査。状態が悪化し、鼻の奥に炎症が広がる副鼻腔炎と診断された子供は36.2%で、診断はされていないが副鼻腔炎の症状が出た子供が20.2%。

合わせると56.4%と半数を超え、20〜79歳への調査の45.0%を上回った。

 

年をとると花粉などの異物を排除する免疫系の働きが衰え、アレルギー反応が起きにくくなる。

若い世代ほど、アレルギー性疾患になりがちだ。

 

また、子供の花粉症の予防には屋内への花粉の侵入を防ぎ、肌の保湿を心がけてアレルギー体質になるのを避けるのが重要だ。

参考・引用

日経新聞・朝刊 2018.1.8



関連サイト

花粉症、加齢につれ軽く

https://wordpress.com/post/aobazuku.wordpress.com/70

2017-11-26

友人との交流で認知症を防ぐ

22:27

友人と交流で認知症少なく

友人と交流し、地域の活動に参加するなど、社会的なつながりが多い高齢者は、認知症の発症リスクが46%低下するとの研究結果を国立長寿医療研究センター(愛知県)などのチームがまとめ、発表した。

 

チームは、2003年に65歳以上だった1万3984人を対象に約9年間健康状態を追跡調査し、社会とのつながりと認知症発症との関係を調べた。

 

この結果「配偶者がいる」「同居家族と悩み相談などをする」「友人との交流がある」「地域のグループ活動に参加している」「働いている」に該当する人の場合、発症リスクはそれぞれ11 ~ 17%低下していた。

 

すべてに当てはまる人は、ゼロか1つの人と比べ46%下がることが分かった。

 

一方で、子や親戚との交流があっても別居の場合は、発症リスクとの関連がみられなかった。

 

多様な社会とのつながりが認知症の発症リスクを下げる。

家族の支援が期待できない高齢者も家庭の外でのつながりが予防に重要な役割を果たす可能性がある。

参考・引用

日経新聞・朝刊 2017.11.24

2017-11-03

11:58

がん対策、予防を重視 世代別支援も柱 計画閣議決定

今後6年間の国のがん対策の指針となる第3期がん対策推進基本計画が24日、閣議決定された。

予防を強く打ち出し、若年・高齢者など世代ごとの支援に力を入れることが特徴だ。

医療の進歩で、がん全体の5年生存率は約6割に達する中、がんとの共生も柱の一つとした。

■受動喫煙目標値は先送り

2015年までの10年の75歳未満のがん死亡率の減少は15・6%で、2期計画の目標「20%減少」に届かなかった。

検診受診率が伸びなかったことが一因とされる。

市町村には、検診の受診手続きの簡素化や効果的な受診勧奨への取り組みを促す。

検診受診率は50%、精密検査受診率は90%の目標を設定。

十分な精度管理も求めている。

 

「予防可能ながんのリスク因子」とされる受動喫煙の目標値は、盛り込めなかった。

がん対策推進協議会は6月、東京五輪・パラリンピックのある20年までに「飲食店や職場、家庭など全ての場所でゼロ」とする新目標を盛り込む方針で一致していた。

だが健康増進法の改正案が先の通常国会で自民党と調整がつかず、まとまらなかった。

改正案がまとまれば、内容を踏まえてがん計画に追加する方針という。

 

世代ごとの医療の充実として今回、AYA(アヤ)(思春期と若年成人)世代への対策を初めて盛り込んだ。

進学や就職、結婚、妊娠などの節目を迎える世代で、多様なニーズへの対応が求められる。

だが年に推計100万人ががんになる国内で、AYA世代は約2万人と少数で、支援は十分ではなかった。

計画は、この世代向けの診療体制の整備や情報提供をしていくとする。

 

一方、2025年には団塊世代が75歳以上になり、高齢のがん患者がさらに増えると予想される。

高齢患者に適した治療法や診療指針を確立するための研究を進めることも盛り込んだ。

 ■第3期がん対策推進基本計画の骨子

 【予防

 ・感染症対策、生活習慣の改善

 ・検診受診率50%を目標

 ・精密検査受診率90%を目標

 医療の充実】

 ・ゲノム医療の推進

 ・希少がん、難治性がんの研究

 ・AYA世代、高齢者など世代別のがん対策

 【共生】

 ・診断時からの緩和ケアの充実

 ・患者の就労支援

 ・がん知識の普及

参考・引用

朝日新聞・朝刊 2017.10.25