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このはずく医者の「よろず備忘録」

2017-12-14 (イラスト)動脈硬化が進行すると

2012-06-10

老化防げる?血中の老化物質

05:59

老化防げる?血中の老化物質発見、阪大グループ

加齢に伴い、高齢者に発症する様々な病気にかかわる老化物質を、大阪大の小室一成教授(循環器内科)らのグループがマウスの血中で発見した。

この物質の働きを抑える薬が見つかれば、元気に暮らせる「健康寿命」が延びる可能性があるという。

9日の米科学誌セルで発表する。

マウスを使った海外の実験から、血中に何らかの老化物質があることは知られていた。小室教授らは、高齢者に多い心不全を人工的に発症させたマウスの血液成分を解析。

健康なマウスと比べて多くなった物質を探したところ、老化と密接に関係し、炎症を起こす免疫系のたんぱく質「C1q」を突き止めた。

若いマウスのふくらはぎを傷つけ、C1qを投与した結果、骨格筋の再生能力が低下した。

一方、遺伝子操作でC1qを作れなくしたマウスは、高齢になっても再生能力が衰えず、糖尿病動脈硬化になりにくいことも確かめた。

小室教授は「C1qの老化に関係する働きだけを抑える薬を見つけ、さらに、C1qとどんな病気が関係しているかも探りたい」としている。

出典 読売新聞 2012.6.9

版権 読売新聞社

<追加記事>

■実験の結果、高齢マウス心不全マウスの血液中で増加し、細胞で起きる「Wntシグナル」と呼ばれる現象を活性化していることが分かった。

■このシグナルの過不足が、がんや骨粗しょう症心不全など多くの病気の発症に関与することは以前から知られていた。

C1qによるシグナルの活性化を抑制すれば、老化の防止や、老化に伴う多くの病気を予防できる可能性がある。

■適度なシグナルは体の維持に重要な働きをしており、小室教授は「C1qによるWntシグナルの活性化だけを抑える薬を開発するのが理想」と話している。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012060900041

時事ドットコム 2012/06/09-04:32

2012-04-30

脂質異常症の基準見直

10:18

脂質異常症の基準見直し 日本動脈硬化学会、「境界型」設ける

日本動脈硬化学会は27日までに、心筋梗塞などにつながる脂質異常症の新しい診断基準を作ったと発表した。

悪玉コレステロール値が血液1デシリットル中120ミリグラム以上140ミリグラム未満のケースについて、脂質異常症が疑われる「境界型」として新たに設定。

糖尿病などを併発している人は投薬治療が必要になる。

一方、これまでは140ミリグラム以上ならすぐに投薬治療を始めていたが、今後はほかの生活習慣病を患っているかどうかや、喫煙の有無などから患者ごとに医師が総合的に判断すべきだとしている。

糖尿病などがなければ、まず食事や運動などの生活習慣の改善を勧める。

5月下旬にも新しい指針としてまとめ、医療機関などに伝える。

今回の診断基準は、過去の疫学調査から得た糖尿病の有無や血圧、年齢、男女差などのデータを基に、10年後の動脈硬化などによる死亡リスクを割り出して作成した。

新基準作成を担当した寺本民生・帝京大医学部長は「現在薬物治療をしている人の中に、薬が不要になる人も多いのではないか」とみている。

出典  日経新聞 Web刊 2012.4.27

版権  日経新聞社

2012-03-15

心筋梗塞の死亡率 カテーテル普及で50年前の3分の1以下に

07:46

がんと並ぶ三大疾病のひとつに心筋梗塞がある。昨年は、元サッカー日本代表の松田直樹選手が34歳の若さで亡くなった。

心筋梗塞による死亡者は年間4万人にものぼる。これは、がんに次ぐ哀しい記録になっている。

 

1960年代には心筋梗塞の死亡率が3割。やがて集中治療室(ICU)の登場で15%に減少し、現在ではカテーテル治療の普及で10%以下になっている。

 

さらに、心筋梗塞治療には新たな光明がさしつつある。

脚の閉塞性動脈硬化症治療で信州大学の池田宇一教授が、「血管再生治療法」を大きく前進させたからだ。

 

2005年、池田教授は重度の狭心症患者から骨髄液を採取。

そして、血管の元となる「CD34陽性細胞」を分離採取し心臓に移植、血管を再生する手術に成功した。

 

池田教授はいう。

 

「心筋梗塞は死に至る動脈硬化性疾患の代表です。骨髄細胞はさまざまな細胞に代わりうることがわかっているだけに、心臓の血管にも応用できないかと研究を続けていました。しかし、患者さんへの手術数が少なくエビデンス(科学的根拠)が不十分で、先進医療の適用までは、もう少し時間がかかるかもしれません」

池田教授は10年以内の実用化を期待している。

出典 週刊ポスト2012年3月23日号

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120314-00000019-pseven-soci