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このはずく医者の「よろず備忘録」

2017-08-15

「三大死因」の死亡率、過去最低に

16:09

「三大死因」の死亡率、過去最低に 青森県が男女ワースト

・がんや心疾患、脳血管疾患の「三大死因」の死亡率が過去最低を更新したことが(2017年6月)14日、厚労省の「都道府県別年齢調整死亡率の概況」で分かった。

死亡者が最も多いがんでは、男性は全都道府県で、女性は41都府県で死亡率が低下した。

都道府県別でみると、男女ともに青森県がワーストだった。

 

厚労省は「医療技術の進歩や健康志向の高まりなどを背景に、死亡率は年々低下している」と分析した。

 

・調査は1960年から5年ごとに実施。

高齢者が多い地域では死亡率が高くなるため、年齢の偏りを調整した人口10万人当たりの死亡者数「年齢調整死亡率」を用いた。

 

2015年の死因別の死亡率は男女ともがんがトップ。

男性は165.3人(前回調査比17.1ポイント減)、女性は87.7人(同4.5ポイント減)だった。

心疾患の死亡率は男性が65.4人(同8.8ポイント減)、女性が34.2人(同5.5ポイント減)。

脳血管疾患は男性が37.8人(同11.7ポイント減)、女性が21.0人(同5.9ポイント減)。

いずれも過去最低を更新した。

 

・がんの死亡率を都道府県別でみると、青森の男性が201.6人、女性が103.0人で男女ともにワースト。

2位は男性で秋田、女性で北海道だった。

東北地方で比較的死亡率が高いことについて、厚労省は「塩分の多い食習慣などが影響している」とみている。

 

・一方、男性は長野滋賀、女性は岡山長野でそれぞれがんの死亡率が低かった。

 

・全体の死亡率は、男性が486.0人(同58.3ポイント減)、女性が255.0人(同20.0ポイント減)。

都道府県別では、男女ともに青森が最も高く、長野が最も低かった。

参考・引用

日経新聞・朝刊 2017.6.15

2015-06-09

中国、感染症対策の先端拠点を年内稼働 日本に先行

14:38

中国政府2015年中に最も危険度が高いウイルスを扱う「高度安全実験施設(BSL4施設)」の稼働を始める。

日本ではまだ稼働していない最新の研究設備で、エボラ出血熱などの診断や治療法を開発する拠点として活用する。

今後10年でBSL4施設をさらに5カ所以上増設する計画だ。

資金や人材を先端分野に大量投入し、アジア感染症研究をリードすることを狙う。

中国科学院などが約23億円を投じ、湖北省武漢市に新施設を建設した。

危険度を表すBSL(バイオ・セーフティー・レベル)という国際指標で最も高い「4」の病原体を扱う。

中国科学院によると、民間も使える公開型の実験施設としてはアジア初という。

建設には仏診断薬大手のビオメリューやパスツール研究所も協力し、最新技術を導入。

感染症の基礎研究から診断、ワクチン開発までを総合的に手がける。

エボラ出血熱天然痘など危険な病原体の研究が可能になる。

エボラなどが流行するアフリカには中国企業が多数進出し中国を訪れるアフリカ系の渡航者も多い。

このため中国国内への流入阻止や感染拡大に備えた対策が課題となっていた。

アジアでは台湾シンガポールに同様の施設があるが、軍の専用設備で民間向けには原則公開していないとされる。

日本では国立感染症研究所長崎大学などが稼働を検討しているが周辺住民の反対で実現していない。

中国感染症対策に力を入れるのは米国などに安全保障上で対抗する狙いもある。

中国は自国を「アジア最先端拠点」に位置付けたい考え。

日本が同分野で出遅れる可能性も出てきた。

出典

日経新聞 2015.4.2

私的コメント

中国、畏るべし

2015-06-06

韓国からの入国者発熱なら「疑似症」届け出通知

06:26

韓国で中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染が拡大していることを受けて、厚生労働省は2015年6月4日、MERS感染が疑われる患者を診療・介護するなどし、発熱や風邪などの症状がある韓国からの入国者について、「疑似症患者」として国に届け出るよう都道府県や検疫所などに通知した。

感染の有無を調べる検査や専門医療機関での対応を迅速に行うのが目的。

これまでは、全国の地方衛生研究所で行う検査で陽性と判明した後、疑似症患者として国に届け出を求めていた。

今後は、全国の検疫所や保健所などで、38度以上の発熱などの症状や韓国での患者らとの接触が認められれば、疑似症患者として、衛生研での検査や専門医療機関への搬送・入院などの措置を行うようにする。

14日以内に韓国への渡航歴があり、患者らと接触したものの、発熱などの症状がない人については、健康監視の対象として検疫所が指示書を交付。

その後14日間は、マスク着用や朝夕2回の体温測定をしてもらい、職員が定期的に電話で確認するほか、38度以上の発熱や激しいせきが出るなど、体調が悪化した場合は検疫所への連絡を求める。

http://www.m3.com/news/general/327747?dcf_doctor=true&portalId=mailmag&mmp=MD150605&dcf_doctor=true&mc.l=105952798

私的コメント

保健所は24時間体制ではありません。

何よりも土日、祝祭日は業務を行っていません。

一方、病院などの医療機関は休みなく医療業務を行っています。

かつての和歌山の「毒入りカレー事件」も土曜日に怒り初期対応が遅れました。

教訓は生かされていません。

まさに「お役所仕事」です。

「届け出を求める」なら、まず「隗より始めよ」です。