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RAW LIKE SUSHI

2017-12-31

2017年のベスト10

僕です。今年は映画を沢山観て、色んなロックフェスに行った年でした。音楽とか小説は全然新しいのに触れられなかったので、来年はそこんとこどうにかしたい…と思ってまずはAWAに登録した。旅行のほうはアジア中心に何カ国か回れたので、来年も最低一回、できれば二回は海外行きたいところです。それでは2017年に読んだり観たり体験して面白かったものを紹介したいと思います。去年のベストはこちら↓

10位 長井龍雪・監督『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』
9位 津田尚克・監督『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』
8位 CanonPowershot G9X』
7位 甘詰留太ナナとカオル
6位 原作・森高夕次 漫画・アダチケイジ『グラゼニ 東京ドーム編』
5位 アサイ『木根さんの一人でキネマ』
4位 BABYMETAL『METAL RESISTANCE
3位 石田敦子球場ラヴァーズ 3−2(フルカウント)』
2位 山田尚子・監督『聲の形
1位 庵野秀明総監督シン・ゴジラ



10位 タイカ・ワイティティ監督『マイティ・ソーバトルロイヤル

今年もマーベル・シネマティック・ユニバースの映画には楽しませてもらった。『ドクター・ストレンジ』も『スパイダーマン・ホームカミング』も良かったけど、一番爽快だったのはコレ。アベンジャーズの中でも、アイアンマンキャプテン・アメリカのような内省が多いキャラを省いたら、バカばっかりでコメディに振り切ったお祭り映画になりましたという感じ。正確にいうとバナー博士(ハルク)は違うんだけど、周囲の奴らに振り回されて苦労ばかりしているタイプのコメディ登場人物になってしまった。個人的にはソーがBIGBOSS化したのも見所でした。

9位 赤松健UQ HOLDER!

赤松健先生の作品、ことごとくメディアミックスに恵まれないのが本当に不憫だと思う。ていうか赤松先生自体がめちゃくちゃ偉大な人なのに、なぜオタク業界でもっともてはやされないのかがわからない…。名実ともに『魔法先生ネギま!』の正統続編になってしまった本作は、『ラブひな』も含めた赤松作品をスターウォーズ並の一大叙事詩に編成していく大作なので、あの頃『ラブひな』や『ネギま!』に夢中になったオタクは全員読むべきなのではと思う。まあ、世界線が枝分かれしたほうのうち、バッドエンドになってしまった方の話をなぜやるのか、という疑問はあるものの…。今年は赤松健原画展や本作のアニメ化などもあり、赤松先生の画業20周年にふさわしい集大成的な年でした。

8位 pha『ひきこもらない』

ひきこもらない

ひきこもらない

今年になって、元「日本一ニート」と呼ばれていたpha氏の著作をまとめて全部読んだ。ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』が話題になったのがきっかけだった。本書を読む前に『ニートの歩き方』や『しないことリスト』といった著者の過去作も読んで、京大卒後数年サラリーマンをやった後に会社を辞め、シェアハウスを運営したり、本を書いて有名になったり、何もしないをしてたりしている著者のバックグラウンドを知っておくのがオススメ。長時間じっとして同じことをするのが苦手だったり、肉体的・精神的にすぐ疲れたり、対人口頭コミュニケーションが苦手だったり、というような点でも著者には共感を覚えた。そういう人が見つけた、世の中とある程度折り合いをつけながらも、自分が無理なく生き延びるためのオルタナティブな方法論というのは、例えそのまま使えるものでなくとも非常に面白く感じた。なお本作については「ひきこもりひきこもり言ってるけど実はひとりでふらっと外出するのとか結構好きで、サウナの名所だけが目的で名古屋に行ったり、小笠原諸島に船で渡ったけど特に一ヶ月間何もしないをしてきた」話などが書かれてます。

7位 永田カビ『一人交換日記』

一人交換日記 (ビッグコミックススペシャル)

一人交換日記 (ビッグコミックススペシャル)

『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』著者のエッセイ漫画(出版されたのは16年末だけど)。自分は福満先生とかカラスヤ先生とかの漫画が大好きなので、この人はテン年代最後のダウナー系エッセイ漫画家だと期待してます。割と徹底的に自分がなぜダメになっているか考え抜くタイプの人だけど、「原因はわかるんだけどダメなもんはダメだぜイエ〜イ」みたいに落とすのは嫌いじゃないです。新刊待ってます。

6位 上村泰・監督『幼女戦記

今年、テレビアニメは結構不作だったと(個人的には)思うんだけど、その中で一番面白かったのは本作。第一話ラストで主人公(現代のエリートサラリーマンが転生して幼女軍人になった姿)が狂気の笑みを浮かべてからタイトルロゴに移るところ、久々に震えた。飛行できるタイプの魔法使いが実際に兵士として軍事的に運用できたら…という仮想戦記として楽しめる側面もあるので、情報量が多くて絵がめっちゃ上手い漫画版のほうもオススメです。巻中で主人公役の悠木碧さんがインタビューに応えていて、「作中の男性キャラで付き合うとすれば?」みたいな質問から展開して「浮気されるんだったらバレずにやってくれれば問題ない」みたいな回答しててお前イメージ的にそれで良いのかと思った。

5位 エドガー・ライト 監督『ベイビードライバー』

今年話題になった洋画だと、『ダンケルク』も『ラ・ラ・ランド』もウーン別に…って感じだったけどこの映画はすっげー刺さったんだよね。前半はレトロデバイスiPod classic)で音楽聴きつつ街中を踊りながら歩く〜、みたいな感じでオシャレ映画かと思わせておいて、後半は銃で撃つ・車で轢く・爆発に巻き込んで殺すなどのダイハードな暴力をやっていてその落差も快感でした。同じ監督が去年撮ったマーベル・シネマティック・ユニバースの一作品でもある映画『アントマン』もすげー面白かったから観ろよ観ろよ。

4位 森アーツセンターギャラリー『創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.1 創刊〜1980年代、伝説のはじまり』

今年はあんまり企画展の類には行かなかったんだけどこれは凄くよかった。全三部構成の第一部なので、時代でいうと創刊から80年代後半(ジョジョで言うと二部)まで。名前くらいしか知らない作品もあれば、これなら自分でも知ってるってのもあり、来年開催されるVOL.2とVOL.3への期待が高まる。VOL.2で『るろうに剣心』がなかったことにされるんじゃないかとヒヤヒヤしてたけど、最近の本誌広告を見た限りではそんなことなさそうでよかった。個人的には本宮ひろ志参院選に立候補しようとして、いつものノリで田中角栄に会いに行こうとする漫画がめっちゃ読みたくなりました。

3位 Re:animation 10(@お台場潮風公園)& Re:animation 11(@新木場ageHa

いまや日本最大級となったアニソンクラブイベント、Re:animation通称「リアニ」。数年前からナンバリングのイベントは欠かさず行ってるけど、今年は夏にお台場潮風公演で2DAYS、冬には新木場ageHaで入場無料で開催するなどスケールが天元突破してきた感があります。次はどこでやるんだろ…。主催の人たちこれからも頑張っていって欲しいし、アニメ好きで都内へのアクセスが容易な人は一度で良いから行ってみて欲しい。

2位 DelightWorks『Fate/Grand Order

Fate特化で完全にガンダム級のコンテンツビジネスと化したタイプムーン。自分も特に今年前半はかなりの時間をこのゲームに割きました。欲しいキャラをガチャで引きたいとか、レベルMAXまで育てたいとか考え始めると時間とお金を無制限に喰っていく人類悪の如き娯楽なので、個々人が上手い付き合い方を見つけたほうが良いと思う…。とはいえ第一部最終章は久々にゲームやってて感動で泣いたので(今まで戦った敵が味方になるところと、ラスボス戦でOP曲が流れるところ)、希有な体験をさせてくれたゲームだと思ってます。いったんは完全に引退したものの、今度第二部が始まるらしいのでアカウントを復旧できないか試してるところ。

1位 久保茂昭・監督『HiGH & LOW THE MOVIE2/END OF SKY』

今年の秋にハイローにドハマりして、Huluでドラマのシーズン1&2を一気観したあと映画版も配信等で立て続けに観て、最高のテンションで劇場で観られたのが『END OF SKY』だった。詳しい感想は一個前のエントリで語ってるのでそっちを読んで欲しい。なお、11月に公開された完結編である『HiGH & LOW THE MOVIE 3/FINAL MISSION』のほうは、

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という感じでした(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』にも似たような感想を抱きました)。

良いお年を。

2017-09-10

久保茂昭・監督『HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY』

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ドラマのシーズン1(30分×10話)、シーズン2(同)、映画2本(『HiGH & LOW/THE MOVIE』と『HiGH & LOW/THE RED RAIN』までを二週間で一気観した後、公開中の映画『HiGH & LOW THE MOVIE 2/END OF SKY』にたどり着いた。自分が実写ドラマ(特に邦画)にハマることなんて全然なかったので我ながら驚いている。きっかけは↓のまとめを読んだこと。

俺たちオタクもそろそろEXILEへの食わず嫌いを捨ててHiGH & LOWと向き合う時が来た

俺は最初、この作品をエグザイルがバカとガキを騙して小銭を稼ごうとして作った作品だと思っていたが・・・それは完全な間違いであり、真にバカなのは俺自身だった。

そもそも奴らエグザイルは片手間で作った軟弱な作品で小銭を稼ごうと思ったらいくらでも小銭を稼げる立場に既にいる。こんなアホみたいに大規模な総合エンタメ作品をわざわざ作る必要はまったくないのだ。

この作品はむしろ、奴らが稼いだ金を凄まじい勢いで突っ込んでいる作品だ。何故か?それはよくわからない。多分エグザイルの偉い人が強く頭を打ったとか何かだと思うが・・・ともかく、HiGH & LOWは出来てしまった。


あと、映画の話で気が合うことが多いトーニャハーディングさんもハイローにはまってるのをツイッターで見かけていて、「エグザイル」「実写」「TVドラマ」という(自分にとっての)ハードルを乗り越えてでも観る価値があるかもしれないと思い、とりあえずhuluでドラマの1話から順番に観始めた。

結論からいうと尻上がりに面白くなっていって、気づけばドハマりしていた…。序盤は確かにドラマ面でかったるい部分があるかもしれない。冒頭から各勢力(S.W.O.R.D地区の5勢力+雨宮兄弟+ムゲン)についての説明から入るので、「こいつらの名前全部覚えて、意識しながら観ていかなきゃならないのは大河ドラマなみに大変だな…」という気分にもなる。でも初めからグループ名を頭に叩きこんで、かつネタバレなしで順番に観ていったほうが絶対に面白い。雨宮兄弟なんてドラマのシーズン1ではほんとにちょっとしか出てこないけど、今となっては序盤にちょっと顔出しした時のヤバさが理解できる。

ハイロー、観る前は勝手に「高橋ヒロシの漫画×『マッドマックス』みたいな感じかな?」と思ってたんだけど、途中からこれはむしろ『ONE PIECE』だなと思った。主人公たちは基本商店街を拠点にブラブラしてるプーか実家手伝いのヤンキーなんだけど、彼らと並存する敵対グループは、ヤンキー漫画に出てくようなケンカしかしてない不良高校(五留して一流というギャグ漫画みたいな設定)だったり、ナイトクラブを経営するスカウト集団(全員白装束)だったり、ハンターハンターの流星街みたいなスラム街(ハイロー世界の日本にはそういうのがある)を守っている浮浪者の自警団だったり、それぞれが全く別の漫画から飛び出してたような設定の集団なのである。

この、「自分たちが面白い・カッコイイと思ったものを強引にまとめて一つの世界観をでっち上げる」という荒唐無稽さは、『ONE PIECE』のそれに近い。エグザイルの人たちとかはONE PIECE好きそうだもんな…。先に強キャラの名前だけ出しておいて、散々放置したあげくおいしいところでポっと投入するのもONE PIECEっぽいと思う。あと、ハイローには主人公たちにとての「赤髪のシャンクス」みたいなキャラや、「黒ひげ海賊団」みたいな勢力も登場します。

マッドマックス』のイメージを勝手に抱いてたのは多分この画像のせい。(これは『THE MOVIE』から)
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実を言うとお話的には「何だそれ」みたいな部分も結構あるんだけど、それに目を瞑れるくらいにアクションが凄かったり、展開が熱かったり、キャラクターが魅力的だったりする。特に衣装・小道具やロケ地は、各勢力ごとの世界観をチープなものにしないために、死ぬほど凝っているので細かいところを追っているだけでも楽しいです。無名街(上に書いた、流星街みたいなスラム街)なんてよく作ったなと思いますよ…。完全にスプラトゥーンのステージみたいになってる街で、バルクールを取り入れた戦闘をするシーズン1の第六話には度肝を抜かれた。

『END OF SKY』は最終章となる『HiGH & LOW THE MOVIE 3/FINAL MISSION』に向けて、話の風呂敷がどんどんデカくなっていく一本でもあるので、できればこれ単体では観ずに、ドラマ版からコツコツ観て欲しい。

2017-08-27

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2017 in EZO

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夏が終わる。

もう二週間前の話になりますが今年もライジングサンロックフェスティバルに行ってきますた。親戚の家が会場からタクシーで数十分のところにあるので、遠征民なのに札幌麻生駅からのシャトルバスを使う必要がないというアドな条件下。まだ全然先のことなんてわからないけど来年も行ってるかもしれない。というか、会場で参加者の会話聞いてて思ったけど、他県から来る人よりは圧倒的に地元民(中高生とか含む)の比率のほうが高いんじゃないか(フジロックサマソニみたいに外タレがくるわけでもないし、考えてみればそりゃそうか)。

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豪雨レイプ!田んぼと化した会場。 二日目に行ってみたらこんな感じでした。フジロックの二日目もこんな感じだったしオイオイオイ雨男かよと思った。一応、札幌で登山するという目的もあったのでモンベルのトレッキングシューズ(ミドルカットのやつ)とアウトドアプロダクツのレインコートを持っていたのが幸いだった。でもみんな結構長靴はいてたな…。特に足場が悪くなってるとこでは埋まった足を片足ずつ引っこ抜きながら歩かなきゃならなかったので、トレッキングシューズだと浸水することこそないけれど、体力をかなり奪われた。というか雨のなか行っても不便だし疲れるしで色々辛いんだよな…。このために北海道来たんだから行くしかないんだけどさ。

出発前にばーちゃんの家で、プリンセス・プリンセスのボーカル・岸谷香さんがTVに出演していたのをたまたま観ていたんだけど、ちょうど会場入りする午後2時ごろ演奏しているミュージシャンに岸谷さんがいたので、def garageというテントに観に行くことにした。そしたら開幕一番『世界でいちばん熱い夏』のピアノ弾き語り(Hold me tight,darling…ってやつ)が始まって…瞬間的に「最高の夏」が到来した。

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会場内で撮った良いイキフンの写真。PROVO AREAは毎年ハッピーな空間が展開されてるのでオススメです。確か去年は、ゴジラのライブドローイングやってるおっさんがいたんだよな。

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夜になるとこんな感じです。河かな? ライジングで夜通しライブをみたのは始めてだったんだけど、ライブを観てない間は寒いし結構厳しいものがあるね。ウインドブレーカーの上にレインコート装備してたからまだ良かった。足湯ゾーンにも行ったんだけど、もともとそんなに広くない上に大勢の人が使った後だと濁りきってて微妙な感じになってた。これも、何年か前に晴れてて明るいうちに行ったときはかなり良かったんだけどな。

いくつか観たライブのうち、この日に観られて本当に良かったな〜と思ったのは、RIZEでした。中学の頃からずっと好きだったけど、ステージを観るのは始めてだった。ボーカルのJesseは

「腐った街東京からやって来ましたRIZEと申しますよろしくお願いします」

とか

北海道の神様、人間のRIZEです」


みたいなクソヤベーMCをガンガン繰り出すし、スペシャルゲストとしてJesseの父親Charkenken&金子ノブアキの母親の金子マリをステージに上げるし…RIZEChar金子マリの親子共演は初めてって言っててマジかよと思ってたら、下の記事読むと本当にそうだったっぽい。だとしたらすげー貴重な瞬間に立ち会えてめちゃくちゃ嬉しいんだけど…

rockin’on.com-RIZE、Char&金子マリと夢の親子初共演。JESSEが親への感謝をラップで披露

Jesseが家族への想いをラップしたのも凄く良かったよ…「嫌なこととか色々あったけど、いまこの瞬間ステージで親父と共演できてるから音楽やっててよかった」「いつか、親父と娘と一緒に一家三代でステージに立ちたい」みたいな内容で(大体の記憶です)。というか、バンドのボーカルがラップできると、音楽に乗せていろいろ状況説明できるからめっちゃ便利だな。

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二年前のロックインジャパンフェスぶりに、マキシマムザホルモンのステージを観られたのも最高だった。一緒に行った従兄弟が大ファンなんだけどまだライブ観たことないって言ってたから、今回観せられたことも良かった。

あとは、二日目のオールナイト明けに朝日が昇る(ライジングサン)のを観られたら良かったんだけど、曇ってて全然無理でした。またリベンジしたいところです。天気は完全に運任せだけどな!

2017-08-21

新房昭之・総監督『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』

きょう観てきました。

夏季休暇期間中は北海道に行ってライジングサンに参加したり、初めて自主的に登山をしたり、神奈川に戻ってからはサマーソニックに参加したりと色々あって、その時のことも写真を交えて書きたいんだけど、とりあえず先に本作について。

原作は岩井俊二出世作で、プロデューサー川村元気、脚本は大根仁総監督新房昭之で制作スタジオはシャフト、くわえてキャラデザ渡辺明夫 a.k.a ぽよよんろっくという侍JAPANみたいな編成で、夏の国民的ヒット作になり得る映画をつくってみました、という話らしい。

PVを観た段階では、ぽよよんろっく先生の描くスクール水着が全国のお茶の間に宣伝されるというロックな事態をうけて、外人四コマみたいにガッツポーズしてしまいました。



シャフトお家芸だった歪曲空間演出を徹底的に排除した、リアリティに寄せた映像はめちゃくちゃ綺麗。20年以上前の実写映画をアニメリメイクしたと考えると非常に満足できる。

ストーリー(特にオチ)については良くも悪くもなかったです。タイムリープものにしてはやたらストレスフリーな展開で、オチもあれでいいんじゃない?という感じ。

キャラクターについては年相応に本能で動いているため、これは少年の心を失ってしまったオッサンには良いか悪いか判断しかねる。主人公はあの年齡の男だからあれくらい馬鹿でも自然だし、ヒロインはあの年齡の女だからあれくらいクソでも自然なんじゃないの…

あえて比較する必要があるのかどうかというのは一旦おいておくと、これだったら去年の『君の名は。』のほうが、上映後に話すことがいっぱいあった気がします。「あのシーンは綺麗だった」「あそこでグっときた」「あれは流石にないんじゃないか」「あれは監督の発想がキモい」みたいにいくらでもゴチャゴチャ語るところがあるもんな。

君の名は。

君の名は。

本作は映画終わったあと「映像綺麗だったねー」「なんか懐かしい感じだったねー」で終わりそう…。

2017-07-30

FUJI ROCK FESTIVAL '17


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そういえば主要なフェスにはあらかた行ったけどフジロックにはまだ行ったことなかったな〜ということでフジロックに行ってきました。山中で行われるアウトドアなフェスということはわかっていたので、事前にネット等で調べて必要な装備を買い足していった結果、チケット+交通費よりも新規に調達した装備代のほうが全然高くなってしまった。まあ自分の中で最近、キャンプや登山やトレッキングといったアウトドアな趣味への興味は高まっているのでそちらにも流用していきたい。

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自分が行った二日目は一日中天候が悪く、越後湯沢駅に着いてシャトルバスを待っているときからずっとポンチョに頼り続けることになりました。フジは「毎年が雨が降る」と言われているとはいえ、参加している間ずっと曇天で快晴な時が一度もないというのは、運が悪いほうかな…

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写真ももっと撮れればよかった。防水コンデジ欲しい。

ライブアクトで良かったのは何と言ってもホワイトステージの小沢健二。時間帯的にはコーネリアスやエイフェックスツインと前後し、移動の際の混雑を考えるとこれらのうち2つ以上を観るのは不可能だったのでは?自分はコーネリアスを確認したあと早々にグリーンステージを離脱し、朝の横須賀線なみの混雑で押し潰されそうになりながら、何とかホワイトステージに入っていった瞬間に『今夜はブギー・バック』が流れてきて優勝してしまった。

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セットリストには新曲も含まれていましたが、半分以上はアルバム『LIFE』からの選曲でした。

LIFE

LIFE

自分も含め、リアルタイムでオザケンを聴いていた世代ではないけど、音楽掘っていったらオザケンに出逢って、特にこのアルバムの圧倒的な才能に打ちのめされたって人凄い多いと思うので、そんな人たちがあの日のホワイトステージでシンガロングしてたと思うと本当に感動する。懐かしいとか大御所とかそういう枠じゃないんだよ。

なお、オザケン終了時点でフィールドオブヘブンへの移動は不可能な状態(入場規制)になっていたので、くるりの二時間セットは観られませんでした。

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