初詣、浅草寺

osyousan2006-01-07



国道脇の酒屋に行く。
ムックを抱いて店に入る。
青い顔をした主人に「犬、いいですか?」とことわった。
主人はしょうがないという顔で頷いた。
ウイスキーを買い、次兄に送る手続きをする。
そうです。
元旦にムックがジャンバーにオシッコをかけたお詫びです。
次兄はウイスキーが好きなのだ。
日本国では少数派である。


フジテレビ「ワッツ!?ニッポン」を見ていたら新潟地震にあった
盲導犬クララの話をしていた。
クララは温厚な犬種ラブラドール。
目の不自由な飼い主中村さんがその前に飼っていたのは
ハイジ。
こっちは黒ラブである。
ハイジは年とったので役目を終えてお寺に貰われていった。
90歳になるお寺の方の話では、ハイジは
長年連れ添った飼い主と離れて元気がなかったそうだ。
白内障で目が真っ白になったハイジが死ぬ間際
立ち上がって悲しそうに吠えた。


その頃、元飼い主の中村さんは温泉旅行中。
新しい盲導犬クララと宿の部屋にいた。
ハイジが最後の鳴き声をあげた時間に
大人しいクララが遠吠えをした。
中村さんがたしなめたが鳴き続けた。


不思議だがありそうな話である。
テレビを見て涙を流した方も多いだろう。
ムック爺も泣いた。
この話は「震災にあった盲導犬クララ」という
本になっている。読んでません。

クララこの春、高齢のよりリタイヤする。

盲導犬は常に飼い主のことを気にして生きている。
そのためストレスで長生きできない。
盲導犬、ありがとう!


ママとムックとで浅草に出る。
隅田公園際に車を路駐した。
ムックをカンガルーだっこに入れて歩く。
浅草寺裏では猿芸人の太郎さんがデカ猿を連れて
大道芸をやっていた(写真大)。
黒山の人だかり。
猿の次郎はもう3代目?
芸をする猿はやっぱり短命である。
ストレスが溜まるからだ。


青空が広がった仲見世はすごい人。(写真小)
本堂にお参りする人が階段の下まで長い裂。
横から入れるのに..。

ママは横から階段を上りお札を買った。
本当は新仲見世玄品ふぐや今半のすき焼きでも食べて帰りたいのだが
ムックがいる。
ペットを抱いて気楽に入れる店があればいいなあ。


ママが浅草松屋で昼弁当を買っている間。
ムックと建物入り口で待つ。
「おや、可愛いわね」とおばちゃんが寄ってきた。
「うちにもシーズが4匹いるのよ」と教えてくれた。


車椅子の青年が駅エスカレーターのボタンを押した。
すると駅員がやってきて下りのエスカレーターを止める。
4人の駅員が駆け足で集まった。
車椅子をエスカレーターに固定してスイッチON。
5人係で階上にあげた。
体の不自由な人を率先して助けるという
見本を見た感じがした。


ママが飼ってきてくれた寿司弁当を公園で食べる。
休みの日にアルコール抜きで昼食なんて
珍しい。


帰りの日光街道で白バイの「ウーウー」というサイレン。
後ろを見たら川崎ナンバーの黒い車が「左側に寄ってください」
と指示された。
運転をしていたのはソフト帽子を被った紳士だった。
どうやら一方通行入り口から出てきたらしい。


警察官は優しい言葉でアプローチしてくるが
決して許さない。
罰金。ゴールドカードはこれで終わり。


家に帰ると留守電が入っていた。
新年会の誘いである。
だが、その日は山登りが入っていた。
残念!