残雪の河原

osyousan2006-01-24



朝食後、陽当たりいいソファで
目を細めるムック。(写真大)
この小動物は暖かいところをよく知っている。


ちょっと早めだが10時に家を出る。
まだツルツルに凍った道があるので注意。
獨協病院手前のセブンイレブン
インターネット料金を払い込む。
コンビニで払い込みが出来るようになって
本当にコンビニエンスだ。
なるべく自動振替はしたくない主義。


雪が積もった川辺を見ようと市民会館裏に行く。
東屋のようなベンチに汚らしいオヤジ達がいた。
自転車が5台くらい乱雑に置いてある。
大きな声で話をしているが、とても乱暴な言葉。
普通の年金オヤジではない。
予測だがビールなどのアルミ缶を売り払った
帰りじゃないかと思う。
私が彼らの領域に入っていくと一斉に睨む。
私は一切無視して川辺の手すりまで辿り着いた。


逆光の中、うねった水の流れをデジカメで撮る(写真)。
水たまりが凍っている。そこに小さな水鳥を見つけた。
残雪の河原。
枯れた蘆に雀が10羽ほどとまってチュンチュンと
鳴いていた。
まるで北国のようだ。
とても寒いがいい気分である。


11時から2時間働いて昼食。
カレー屋に行く。
またブラジル人コンビと会う。
「カレー屋で 焼酎飲んでる ブラジル人」
カウンターでスポーツ新聞を広げる。
当然、ライブドアの記事で埋まってる。
電子メールで色々指示を伝達しているので
証拠の隠しようがない。
全部のパソコンを消去できないからだ。
時代の寵児が瞬間に消えていくのも
自浄作用が働いた結果。


寒い中、7時半に居酒屋「M」に着いた。
戸を開けるともうカウンターは満席。
テーブル席に工場長SさんとスナックHのママがいた。
その前に座る。
「じゃあ、寒いから生ビールをお願い」と注文。
単身赴任の工場長は九州出身。
子供の頃はこんな雪は見たことがないと言う。
でも上京して関東で過ごした年数のほうが長い。


カウンター席で背中を見せていた印刷工のIちゃんと
都の職員Oちゃんが振り返って「おや、来てたの?」と笑顔。


私の隣りに一人貿易商のNちゃんが座る。
Nちゃんは独身。
年の頃は50才くらい。
この居酒屋には風呂に入ってから登場。
だからツルツルの顔をしている。


Nちゃんの相手国はシンガポール
カメラの一流ブランドCの部品を輸出しているそうだ。
そして海外へも飛ぶ。
だから英語はペラペラ。
外見は平べったい顔でどこにもいる中年オヤジだ。


Nちゃんは居酒屋の旅行には参加しない。
その訳はカラオケが嫌い。
「俺は昔から一匹狼で来たから群れない」を
信条としている。
それもいい。


奥の座敷に珍しく彫りの深い顔立ちの美人がいる。
この店によくくるフィリッピンの女性とは違い
日本人である。
30代後半の男性と一緒だ。
面白い居酒屋を知ってると言って
連れて来たのかな?


その隣のテーブルは口ひげを蓄えた常連。
いつも一緒に来る酒が強いいい女との
関係は不明。
マスターは知っているだろう。


その後、やってきたのは息子を連れた社長。
よく似ている。
ただ口元の大きな黒子は遺伝しない。
20代の息子は海外留学から帰ってきたそうだ。


お通しの薩摩揚げ、その後は中トロのぶつ切り、
そして牡蛎フライを食べる。
生ビールの後は焼酎の梅干しお湯割り。
Nちゃんとおしゃべりが面白くて
オニギリを食べずに時間がきた。