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2014-07-30

7.27 山本精一、白波多カミン2マン /木屋町アバンギルド

| 21:27 |  7.27 山本精一、白波多カミン2マン /木屋町アバンギルドを含むブックマーク

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こんな2マン行かない訳にはいかないでしょう!ということで行ってきました。ここのところ山本さんを毎週観ている気もしますが、気にしてはダメです。

開場時間を少し過ぎた頃に到着すると、けっこうな列ができていて、自分が入ったときにはテーブル席、椅子席ともにほとんど埋まった状態でした。それでもなんとか椅子席の後ろの方を確保してビール飲んだりして開演を待っていました。

開演時間から30分ほど過ぎた頃、ふらりと山本さんがやってきてステージへ。セッティングをして一言。「ごめん、7時からやったんやね」。どうやら開演時間を勘違いされていた様子。「苗場に行っていてモードが戻ってない」とも。そんな状況でライブは始まりました。


山本精一

ライブは「ふたつの木のうた」からでした。モードが変わっていないからか、声が裏返ったりあまりらしくない演奏でした。2曲目からは大丈夫でしたが、珍しかったので、少しあせってしまいました。

新譜の発売もありましたが、新しい曲の演奏はほとんどなかったように思います。淡々と、盛り上がることもなく盛り下がることもなく演奏は続けられていきました。目を閉じて、美しいギターの音と歌詞から頭の中に浮かんでくる情景を眺めながら、自分の世界に浸りながら聴いていました。山本さんの歌を聴いていると、やたらと情景が浮かんでくるから不思議です。都会の喧騒や夜の森だったり、日常のふとした風景がどんどん観ててくる。中盤くらいで演奏された「小さなもの」で涙腺が崩壊しそうになったりもしました。

最初はアンプ2台使っていたんだけど、片方がダメになってしまって、中盤以降は1台だけだったのは少し残念でしたが、1時間くらいが一瞬に感じられて、いいライブでした。


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白波多カミン

初音階段で何度か観ていますが、カミンさんソロで観るのは初めてだと思います。ファーストアルバムは持ってるんだけど、なんとなく実はあまり聴いていませんでした。

アコギの弾き語りピアノ弾き語りで、伸びやかで澄んだ歌声が印象的でした。女性ならではの優しさもありながら、その裏には真っすぐした強さも感じられたり、とてもよかったです。一方でMCだとぽわんと無邪気で可愛らしい女の子といった感じで、そのギャップがたまらなかったです。でも、「カバーをします…」といって山本さんの「人形が好きなんだ」をカバーするあたり、変な人なのかも?と思ったり。

こちらも、ライブ中ほとんどずっと目を閉じて浸っていた訳ですが、情景というよりはカミンさんの声に浸っていたり、綺麗なメロディーに耳を傾けていました。本当にいい声だし、感情が揺さぶられるようなメロディーが素晴らしかった。最後の曲ではマイクを通さずに肉声で歌っていたのもとてもよかったです。

アンコールでは山本さんと一緒に演奏もされていました。最初何の曲かわからなかったけど、帰っていろいろ調べたりして、山本さんの「名前なんてつけたくないうた」だった。カミンさんボーカル、山本さんギター&コーラスで。山本さんとカミンさんの声はちょっと輪郭がぼやけたようなところがあるのか、溶け合って聴こえてきて、とても心地よく聴こえてきました。この曲はサビのメロディーラインが涙腺を刺激するから恐ろしい…。そして、ダブルアンコールもあって、とても満たされた気持ちになって終演となりました。


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今まで、初音階段でしたか観てこなかったことを後悔するような凄くいいライブでした。終演後、思わず新譜も買ってしまったし。


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山本さんの女性シンガーとの共演というところでいくと、先月の柴田聡子さんとの共演が記憶に新しいところですが、柴田さんは「いびつさ」や「空虚感」みたいのがけっこうある気がするんだけど、カミンさんにはそれをあまり感じなくて、なんとなく正統派なのかなと思いました。もちろん、ところどころ「いびつさ」もあるんだけど…。どちらも、いいメロディーと澄んだいい声なところは共通しているのかな、と思ったり。どちらが…ということもなくて、どちらも好きだと思い直したりしました。

2014-07-27

7.20 HARDY SOUL + 湯浅湾 /六本木SUPER DELUXE

| 10:01 |  7.20 HARDY SOUL + 湯浅湾 /六本木SUPER DELUXEを含むブックマーク

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東京滞在2日目、この日は池袋猛毒展を観に行くという事以外、何の予定もなかったので、教えてもらっていたこのイベントにふらりと行ってきました。

スーデラに行くのは3回目。さすがに道も覚えて、迷うことなく開場時間に到着。ここはいつも椅子あり&満員のイメージがあったのですが、お客さんもまばらで椅子がなく、ちょっと意外でした。開演までの間にはパラパラとお客さんも増えてきましたが、それでもスペースが目立つ状況でした。



湯浅湾

名前は知っていたけど、全然観たことがなかったです。音楽評論家湯浅学さんがボーカルのバンド。音はオーソドックスなロックという感じなんだけど、歌詞がけっこう不条理というか、不思議な世界観のあるもので、耳に残るちょっとした違和感が心地よかったです。

このバンド、とにかくギターがよかったです。ファンキーなアプローチからブルージーなねっとりさまで、表現力が半端なかったです。


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HARDY SOUL

灰野敬二さん、川口雅巳さん、山崎怠雅さん、宮崎理絵さん、藤掛正隆さんによる60年代R&Bなんかをカバーするバンドらしいです。この日の灰野さんは楽器を弾くことはなく、ボーカルに専念されていました。

カバーなので、哀悲謡みたいかなと思っていました。哀悲謡は演奏もカチッとしていて灰野さんのバンドの中では聴きやすくて好きなのです。で、このHARDY SOULです。演奏はとてもタイト。でも、そこに灰野さんの歌が加わることで、とてもつないエネルギーを放っていました。情熱的というか、魂を擦り減らしながら歌っているような灰野さんのボーカルが圧倒的でした。カバーというか、原曲をバラバラに解体して、再構築された感じで、他にはないオリジナルなものへと昇華されていたように思います。R&Bっぽくもあり、サイケっぽくもあり、歌の奥底に悲哀を感じさせる独特の演奏でした。これはとんでもないものを観ているな…そう思いながら観ていました。

演奏時間も1時間半とたっぷりで、立って観ていた自分には少しばかり長かったです。椅子に座ってゆっくりと観賞していたかったというのが本音でした。


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ライブが終わって、「なんだか観ては行けないものを観てしまった」ような不思議な感覚に取り憑かれる夜となりました。

2014-07-26

7.19 TRANSPARENTZ vs 血と雫 / 秋葉原GOODMAN

| 17:31 |  7.19 TRANSPARENTZ vs 血と雫 / 秋葉原GOODMANを含むブックマーク

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昨年結成されたノイズバンドTRANSPARENTZ。2月にあった関西公演も素晴らしく、またライブが観たいと思っていたら秋葉原でやると。ちょうど夏の3連休だったこともあり、勢いに任せて行ってきました。

お昼頃に新幹線東京へ。とりあえずホテルにチェックインし、秋葉原を目指しました。秋葉原の街は出口を間違えると完全に迷子になってしまう。だもんで、慎重にいきたいところでしたが、時間に少し余裕があったので適当に街中を歩く。そのまま上手いこと着ければいいな〜と思ったり。ナチュラル呼び込みをしているメイドさんを横目にブラブラしてたけど、「そろそろ本格的に迷いだしたな」と思ったので、駅に戻ってから改めて会場を目指しました。そうしたらなんとか到着できた。

既に来ていた知り合いたちと話したりしながら、程なくして開場。GOODMANは初めてだったのですが、適度な広さと高めのステージが観やすそうで好印象。スルスルと前の方へ行き、日野さんの目の前にいてました。

ステージに目をやると、中央には日野さんの機材が机の上に鎮座。ツマミ各種とエフェクターテルミンなんでしょうか、いろいろ「ややこしそうなもの」が並べてありました。台に乗ったワウペダルと鉄板の姿もあり、期待感が膨らんでいく。山本さんもアンプ3台にエフェクター各種とカシオレーターが机の上に鎮座していました。このお2人の機材が異様な空気を放っていました。

開演時間を少し過ぎたあたりで、おもむろにメンバーが登場し、演奏が始まりました。


TRANSPARENTZ

機材のチェックを終え、静まり返った場内。山本さんはサングラスをかけていて、たぶんバイオレンスモード。これは凄いことが起こりそうです。HIKOさんのカウントからいきなりテンション120%くらいの轟音が鳴り響きました。

HIKOさんは基本ブラストビートで身体がちぎれそうなくらいの圧巻のドラミング。Issheeさんのベースは相変わらずぶっとい音で、バンドの土台をしっかり支えていました。そこに日野さんと山本さんのノイズサウンドが乗っかり、ステージからは隙間のない強烈な轟音となって客席に襲いかかってくる。この感覚はTRANSPARENTZでなければ味わうことのできないものです。

2月のベアーズのライブでは、会場のせいもあってか音が少し潰れ気味でグシャッと聴こえていて、それはそれでよかったのです。それに対してGOODMANは音の分離がよく、それぞれの音がくっきりと聴こえてきたのが印象的でした。そんな中で聴くTRANSPARENTZの演奏は、ジャズ即興音楽のようでもあり、ロックやハードコアみたいだったり、すべてのジャンルを飲み込み、喰らいつくした先にある音のような気がしました。圧倒的な轟音とノイズの粒子が血液と細胞の中で暴れ回り、それが次第に癒しへ、そして快楽に変わっていく…そんな感じ。

ステージ中央の日野さんは前屈みになって機材のツマミをいじったり、足を上げてワウペダルを踏み、身体を反り返らせて鉄板を振ったりとパフォーマンスも凄い。その姿がとても艶っぽくて、恥ずかしくなって何度も目を反らしてしまいました。反らした先では、山本さんがカシオレーターをいじっていたりして面白かったです。で、その山本さんは激しく弾きすぎたのか、ライブ中盤で6弦が切れるというハプニングが。でも、そんなのおかまいなしに、切れた弦を指板に押し当てて弾いたりとめちゃくちゃやっていました。弦は合間で張り直していたかな。

演奏時間は約50分。互いにアイコンタクトをとって、山本さんが机の上の機材をぶちまげ、アンプの上にあったチラシなんかもぶちまげて退場。その少し後で、Issheeさんもベースを床に落として退場。日野さんも去って行き、最後にHIKOさんも…。そして、ステージではループされたベースの音だけが不穏に鳴っている…。そんな終わりでした。50分間、カタルシスしかないような強烈なライブが終わりました。



血と雫

割礼のギタリスト山際さん、不失者のドラムであった高橋さん、Z.O.AやYBO2の森川さんという3人。多分、どこかで音は聴いたことあるだろうけど、あまり意識はしたことない人たちか…。

なんとも不思議な雰囲気のあるバンドでした…。真っ暗闇の中で血がポツリポツリと垂れて、浸されていくような…。淡々と、密やかに進行して行くライブ。忍び寄ってくるようなドラムとギターの音が不安な気持ちになってくる。どこか童謡みたいに聴きやすいメロディーなのが余計に怖い。童謡が持ってる本当は怖い感じ…そんなのが頭によぎりました。

いろいろ凄いバンドでした…。


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という感じで、とても個性的なバンドのライブ、とても面白かったです。TRANSPARENTZは10月にもここでライブがあるみたい。関東もいいけど、関西でもまたやってほしいです。MASONNAやbonanzasあたりとやってくれたら楽しくなりそうなんだけど。

2014-07-19

7.17 フェルナンド・カブサッキ京都公演 at UrBANGUILD(Fernando Kabusacki、山本啓、景山奏、川上優、堀川達 (from Nabowa)、山本精一(影武者アルゼンチン)) /木屋町アバンギルド

| 09:33 |   7.17 フェルナンド・カブサッキ京都公演 at UrBANGUILD(Fernando Kabusacki、山本啓、景山奏、川上優、堀川達 (from Nabowa)、山本精一(影武者アルゼンチン)) /木屋町アバンギルドを含むブックマーク

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昨年も来日公演を観たんだけど、あまりの音の純度の高さ、美しさに心奪われたフェルナンド・カブサッキさんが今年も来日。日本各地でその土地のミュージシャンとセッションを繰り広げられています。今回行った京都公演では、Nabowaのメンバーと影武者アルゼンチンという謎の肩書きを付けた山本精一さんが共演者。この申し分ない組み合わせに、即予約メールを送っていました。

仕事が長引いたせいでオープンから少し経ってからの到着。平日だったためか、思った程は人が入っていませんでした。最終的には椅子席がほぼ埋まるくらいで50人はいないかな…くらい。とりあず、生ビールを飲み、ほろ酔い気分になった頃、おもむろにライブは始まりました。

影武者(山本さん)が司会っぽいことをされていて、まずはNabowaメンバーとのトリオ×2とのことでした。


第1部

初めのパートはフェルナンド・カブサッキさん(Gt)、景山奏さん(Gt)、山本啓さん(Vin)という組み合わせ。リズム楽器やベースがいないためか、浮遊感あるアンビエントっぽいアプローチでした。ディレイを聴かせた美しいギターの音がぽつりぽつりと浮かんでは消えて行くような音像がとても印象的で、自分は淡いピンクや青の光がじわじわと目の前に浮かび上がってくるような映像が見えていました。後半、少しメロディアスな展開へと変わっていき、長いトンネルを抜けた後のような心地よい開放感があって気持ちよかったです。

そのままメンバーが変わり、フェルナンド・カブサッキさん(Gt)、堀川達さん(Ba)、川上優さん(Dr)という組み合わせ。リズム隊のお2人が音の下地を作り、そこにカブサッキさんがギターを被せる感じでした。最初のセッションが左右の関係性だとしたら、こちらは上下の関係性の中での演奏といった感じかな。ジャズっぽいアプローチのメロディアスな展開が印象的でした。カブサッキさんの音は澄み切った純度の高い音で、歪ませていてもとても綺麗でした。前半はクールに演奏していたんですが、後半に差し掛かるにつれて音も大きく、歪んでいき、熱を帯びた演奏になっていました。少しダウナーな空気になっていく場面もあって、そこもよかったです。


ここで少し休憩をとなりました。自分は晩ご飯にタコライスを食べたり、物販で山本さんの新作CD-Rを買ったりして時間を過ごしていました。


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第2部

まずはフェルナンド・カブサッキさん(Gt)と山本精一さん(Gt)のデュオからスタート。このデュオが凄かったです。お互いの間合い、片方がフレーズを弾き始めると即座に反応して近くに寄り添ったり離れたり、とても立体的なセッションでした。前半はテンポも落としめでアンビエンスな陶酔感のあるギターサウンド。カブサッキさんは効果音的な音をメインにされていました。中盤は少しダークな、それでいてどことなく奇妙なフレーズが印象的な展開。お互いがフレーズをぶつけ合うような感じで面白かったです。一瞬、昔のロックンロールみたいなフレーズ飛び出してきたのにはびっくりしました。で、後半は電子音みたいな音でとても安らぐ気持ちいい音に癒されました。お2人の音の引き出しの多さに唖然とせざるを得なかったです。

どちらかと言えば、山本さんがフレーズを弾くことが多く、カブサッキさんは裏方に回ることが多かった。でも、要所要所で演奏を引っ張っていて、さすがだなと思いました。

本編最後は全員でのセッションでした。音の厚みもあってもちろん良かったのですが、6人でのセッションとなると、どうしても各パートの自由さが減ってしまうような気がして、少し面白味に欠けるような感じがしました。個人的にはそれまでの方がよかったかな。


アンコール

で、アンコールです。アンコールはカブサッキさんのソロ。圧巻でした。その音の純度の高さは宝石のようでもあったし、無垢な赤ちゃんのような美しさがありました。真っ白な光の空間の中の澄み切った湖に身体を浮かべて漂っているような感覚がありました。とても優しいメロディーが重なり、本当に安らかで包まれるような安堵感があった。音の桃源郷にいるようでした…。


と、言うような感じで、各パート20分〜30分くらいだったんだけど、各パートそれぞれ個性があってとても面白かったです。そして、感動的でした。決して自分を押し通すことなく、セッションする相手によって適切に色を変え、活かすことができるカブサッキさんの力量に感激しました。


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自分の中の今年のカブサッキさん来日公演はこれで終わりだと思いますが、また日本にやって来てその音を聴かせて欲しいと本当に強く感じました。

2014-07-17

7.12 キツネの嫁入り&フレデリックpresents『吉田ヨウヘイgroupレコ発編』スキマ産業vol.38(吉田ヨウヘイgroup、キツネの嫁入り、Turntable films、middle9、DJ田中亮太、DJ岡村詩野) /木屋町アバンギルド

| 23:17 |  7.12 キツネの嫁入り&フレデリックpresents『吉田ヨウヘイgroupレコ発編』スキマ産業vol.38(吉田ヨウヘイgroup、キツネの嫁入り、Turntable films、middle9、DJ田中亮太、DJ岡村詩野) /木屋町アバンギルドを含むブックマーク

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他のイベントの予約などをしているときに見つけてしまった良質間違いないイベント。メインアクトである吉田ヨウヘイgroupの新譜もえらいよかったこともあって、予約して行ってきました。

開場時間くらいに到着するとかなりの人が並んでいた様子。なんとか中に入ってみると、アバンギルドではお久しぶりなスタンディングスタイル。かかっている音楽に間違いはなく、お酒がどんどん進んでいきました…。お客さんもみるみる増えていって、フラフラと歩くのがちょっと厳しいくらい。ふいにかかったジョナサンリッチマンの曲(たぶん「THAT SUMMER FEELING」)に心躍ったりしているうちに最初のmiddle9のライブが始まりました。


middle9

何年かぶりに観ました。いきなりちょっとしたセッションが始まったりといなせな演出もあったりで、じわじわと会場の雰囲気を掴んでいた気がします。ただ、ちょっと乗り切れていないところもあったかな。それでも、ジャズっぽいムードながら肉体的な演奏とカラッとした爽やかな音像に徐々に身体が温まるのを感じ、トップバッターとしての役割は充分に果たしていたと思いました。


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Turntable films

こちらは1年すこしぶりかな。やっぱり人気が凄い、お客さんもこのバンド目当ての人がたくさんいたみたいです。自分はこのバンドの演奏を聴いていると行ったことのない西海岸のさっぱりした光景が浮かんでくるのですが、この日もやっぱり浮かんできました。英語詞メインで歌詞が楽器のようにするりと入り込んでくる感覚。聴いていると思わず笑顔になってしまそうな歌声とメンバーの様子にどんどん引き込まれていきました。ライブ後半で持ってくる「Where is My Little Heart」の楽しさ、セッション回しをしている可笑しさにやられてしまいました。

演奏の裏側に京都のバンドならではの空気を感じられるところも魅力ですね。これからも観続けたいバンドのひとつです。


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キツネの嫁入り

今回の主催バンド。これまで何度もニアミスしていたんですが、なかなか機会がなく、この日初めて観ました。

ギターがアコギだったり、ベースがアップライトだったりするためか、かなりアコースティク寄りな音でした。ただ、歌い回しが独特なせいか、普通のアコースティックなバンドとは全然違った音に聴こえて、そこがとても面白かったです。変拍子の曲なんかもあったりで、ちょっとした引っかかりがありながらも、歌ものとしてもちゃんと聴けるバランスがよかった。バンドの音像がアバンギルドの雰囲気ともマッチしていて、そこもよかったです。


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吉田ヨウヘイgroup

新譜がめちゃめちゃよかった吉田ヨウヘイgroup。実は昨年のクラスヌで観ていたようです。そのときはライブ3本ハシゴした日で、昼から延々ライブ観ていて、日をまたいで午前2時くらいに出てたのかな。朦朧とした中で観ていたので、記憶がほとんどありません。なので、初めてに近い感じで観ていました。

このバンドはサックスフルートが入っているのがとてもいいですね。前半に演奏された「アワーミュージック」や「ブールヴァード」なんかでは本当に印象的。そこに女性コーラスが入ることで、曲に優しさや儚さといったものがトッピングされて、楽曲に広がりが出ている気がしました。自分は特に「ブルーヴァード」でグッときます。この曲は泣ける。

この日は持ち時間も長く、セットリストもかなり練られていた感じ。前半はポップ寄りなものが多く、後半はテンポが遅く、少し暗めものが多かった印象で、その対比も面白かったです。泣ける曲からファンキーで踊れるものまで幅広い楽曲で観ていて全然飽きなかったな。で、アンコール最後の「コンティニュー」は全部を肯定してくれるような優しく包み込むような演奏で、本当に心が満たされました。


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けっこう長丁場のイベントでしたが、田中亮太さん、岡村詩野さんがかけていた音楽もよいものが多くて、耳が離せなく、全然長さを感じることなく過ごせました。あと、個人的にはここ何回かノイズのライブに行くことが多かったから、逆にこういうイベントが新鮮に感じられました。

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