わが家のシンボルツリー

ote2005-05-08



 わが家のシンボルツリーであるヤマボウシに、花が咲きました。ヤマボウシ、漢字では「山法師」と書きます。4枚の花弁に見えるものは、総包*1であり、本当の花は、総包の真ん中に20〜30個、球状に集合しています。この花の集合体を比叡山の僧兵の頭に、総包を白い頭巾に見立て、山帽子と呼ばれています。
   


 ヤマボウシは地味な花とみられ、かつて茶人に愛好されていました。同じ仲間には、少しは早い時期にピンク色の華麗な花を咲かせるハナミズキがあります。葉が展開する前後に開花することや、総包片の先端がくぼんでいることで、ヤマボウシと区別できます。


   


 シンボルツリーを決めるときに、ヤマボウシハナミズキか迷いました。ハナミズキは株立ち*2しないということで、ヤマボウシに決めました。が、残念なことがあります。それは、ヤマボウシの葉は日焼けしやすいのです。昨年の猛暑では、9月には枯れたようになりました (>_<)ヽ 。日焼けを防ぐ方法は、網をかけるしかないでしょうか。でも大きいしな。

   花ちりばめ人呼ぶごとし山法師   三ケ尻湘風

*1:花の下の変形した葉が密集したもの。

*2:1本の木で、根元から複数の幹が生えている樹形。