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2016-06-25 シュガー・ブルース 家族で砂糖をやめたわけ このエントリーを含むブックマーク

otello2016-06-25

シュガーブルース 家族砂糖をやめたわけ SUGER BLUES

監督 アンドレア・ツルコヴァ
出演 アンドレア・ツルコヴァー/キャシー・ドルジン/アデルベルト・ネリセ
ナンバー 143
批評 ネタばれ注意! 結末に触れています

糖尿病だけではない、心臓にも悪影響と主張する医師もいる。妊婦が過剰摂取すれば胎児肥大し、生まれてきた赤ちゃん幼児にも継続して与えるとADHDになる可能性が高くなる。その上統合失調症アルツハイマーの原因になりうるとまでいう。にもかかわらず大人子供も甘い誘惑に負けてしまう。そして食品飲料メーカーは様々な製品に忍び込ませ、消費者中毒状態にする。カメラはそんな“砂糖漬けの暮らし”にレンズを向ける。最初は疑問から始まった。だが調べていくうちに、社会の隅々にまで張り巡らされた砂糖の罠から抜け出せなくなっている人々の多さに気づく。啓蒙活動企業妨害され、世間にはなかなか声は届かない。それでも警鐘を鳴らし続けるディレクターの執念は“SUGER CAN KILL”の言葉に凝縮されている。

映像作家のアンドレアは第三子の妊娠中に“妊娠糖尿病”と診断される。彼女故郷チェコでは製糖業が盛んで、国民はみな幼少時からスイーツに囲まれた食生活を送っていた。

まず手を付けたのは砂糖がもたらす弊害を取り除くこと。自分はもとより家族健康を考えると、オーガニック作物で自炊するのがいちばん。まともな料理が作れなくても、そのうち体が砂糖なしの味に慣れ、体調がよくなっていく。またNY運動家ジュース炭酸飲料いかに大量の砂糖を含んでいるかをわかりやすく解説する。ただ、肉体や頭脳日常的に酷使する職業の人はカロリー制限しすぎると機能不全に陥るはず。あくまで適量を守るのが肝心という観点を取り入れるべきだろう。

ネタばれ注意! 以下 結末に触れています

アンドレアはさらに、さまざまな砂糖規制圧力がかかっている事実を突き止める。運動奨励も、ソーダ税の廃案も、大企業の反対があったから。決定的なのはアフリカ飢餓地域で食料援助慣れした現地人が肥満になっている皮肉。粘り強い取材と反骨精神欧米のみならずアフリカにまで足を伸ばすフットワークの軽さこそ、ドキュメンタリー作家の命だとこの作品は教えてくれる。

オススメ度 ★★*

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