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こんな映画は見ちゃいけない! このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-03-05 15時17分、パリ行き このエントリーを含むブックマーク

otello2018-03-05

15時17分、パリ行き THE 15:17 TO PARIS

監督 クリント・イーストウッド
出演 アンソニーサドラー/アレクスカラトス/スペンサーストーン
ナンバー 48
批評 ネタばれ注意! 結末に触れています

なぜ生まれ、何のために生かされているのか。問い続けても答えは得られない。その瞬間がやってくるまでは……。物語は身を挺してテロを防ぎ、500人以上を救った若者たちの半生を描く。小学校時代に出会った落ちこぼれ3人組は成長してもあまりうだつが上がらないまま。それでも彼らのうちの一人が一念発起して軍隊に志願し自分の居場所を見つけていく姿は、勇気義務感・強靭精神力は訓練によって鍛え上げることができると教えてくれる。デブでトロく集中力のなかった彼はハードトレーニングを自らに課し、有能な兵士に変身する過程で夢は叶わなくてもそのための努力無駄にならないと学ぶのだ。少年時代から模造銃に親しんでいた彼らもまた一つ間違えれば無差別乱射事件を起こしていたかもしれない、そんな危うさが緊張感を誘う。

小学校時代問題行動で教師を手こずらせていたスペンサーアレクアンソニー親友同士になる。成人したスペンサーアレクは軍務に就き、アンソニー学生になるが、久しぶりの休暇に3人で欧州旅行に出かける。

彼らの過去は美化もされず共感を呼ぶ演出もなく、その時々のエピソードドキュメンタリータッチで積み重ねられていく。目立つほどの成績も残さず何かに夢中になっていたわけでもなく、語るべきものはない。さらローマからベネチアベルリンアムステルダム観光旅行中も特筆するほどの出来事はなく、中盤は退屈な映像が繰り返されるばかり。イーストウッドも焼きが回かと思ってしまった。

ネタばれ注意! 以下 結末に触れています

パリ行きの列車に乗った3人は相変わらず弛緩したままワインスナックを楽しんでいる。そこで突然聞こえてきた銃声、映画は一気に加速する。パニックになる他の乗客たちを尻目にスペンサーは冷静に状況を見極め勇敢にも銃口の前に立ちはだかり、彼の人生がまるでこの時のためにあったかのようにためらいもなくテロリストに飛び掛かる。己の理想を神に祈ってきたスペンサー背中は、日々の準備を怠らない者だけが運命に導かれ英雄となると訴えていた。

オススメ度 ★★★*

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