otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

追分猫日和にゃ

otobokecat2009-09-19

HP表紙ですでに告知済みですが、この秋、店の奥で作品展を行うことになりました。大正から昭和初期に活躍したの鬼才:河村目呂二(メロジ)。多彩な目呂二には彫刻から俳画、泥人形など多くの作品が残されていますが、今回はその中から多種多様の「猫」をモチーフにした作品群を展示します。
目呂二のアトリエが追分にあり、ご家族の希望で是非第一回めは追分でということで、当初ギャラリー喫茶の「ごんざ」さんに白羽の矢が立ちましたが、あいにくごんざさんのご家族の都合でこの秋は閉店されることになり<現在閉店中)、急遽当店で開催することとなりました。本屋以外のことばかり次々にやっている我々ですが、いまだ作品展はやったことがなく、新たなチャレンジとなります。
その名も「目呂二の追分猫日和」。会期中の紅葉の最後の晩秋の追分は、一年で一番追分らしい静かな時期で、そんなちょっと人寂しい時にメロジのユニークな猫たちが集まって賑やかにしてくれます。日頃から人よりも猫が多いのではというこの村にぴったり?の会となりそうです。
今日、一部の作品をお持ちいただき見せて頂きましたが、一口に猫といってもさまざまなジャンルの作品がありびっくりしました。猫玩具収集家としても有名だったことから、多方面から河村家にやってきた到来猫グッズの数々を、一つ一つスケッチしたものなどは、まさに蒐集家ならではの作品でした。またブロンズ像もすばらしく、これは面白くなるぞと確信しました。
このたびDM葉書が出来上がり、本日よりお披露目となりました。どうぞこの会期中に足をお運び下さい。
■猫の尻尾のようにすらりとしたサラシナショウマの花が咲きました。

◆作品展「目呂二(メロジ)の追分猫日和」

◆2009年10月29日(木)〜11月8日(日)(但し11月4日は休み)
   12:00〜17:00
◆中仙道追分宿 古書追分コロニー堀辰雄記念館斜め前  
 駐車場(5台)は店の裏手にございます。店の右横の道をお入り下さい。

河村目呂二(カワムラメロジ)は、大正モダンを駆け抜け、昭和を美しく生きた“スローライフ・アーティスト”でした。無双の芸術家・河村目呂二は、軽井沢の追分に「木通庵」という山荘をかまえた追分ゆかりの人です。今般「猫」蒐集家でもあった目呂二関連の猫をテーマにした展示会を「追分コロニー」で開催いたします。
これにつられて、店のほうでも猫本、猫の絵の表紙の本、猫柄のグッズなどもきっと集まってくることでしょう…。こちらもお楽しみに。
尚、開催にあたり、本屋部分は営業いたしますが、店内のレイアウトは大幅に変更となります。また、会期中ブック・カフェはお休みさせていただきます。ご了承下さい。