otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

金色の雨


15日降り続いた雨が止んで、木枯らしが吹いて、ついに金色の針が降り注ぎ始めました。
15日間もふったというのに、池こそ満水ですが、地上に落ちた落ち葉は水分が抜けてもうからから。地上に落ちて間もなく色あせて丸まってしまいます。ドングリや、小枝や落葉の葉っぱが地面に積もり、歩くとカラカラ、カサカサ音がします。ドングリはパリンパリンです。そうこれは晩秋の音です。

見上げると鮮やかな紅葉はまだ葉が枝に残り、落葉松もまだ緑の樹もあるのに、一部の黄葉したのがさっさと降ってきているのです。雨のように降ってきます。常緑の松もだいぶ松葉を落としました。

木枯らしを思わせる北風の吹いた月曜日、文化磁場油やは今年の営業を終えました。

今年は最終日の前の晩まで宿泊がありました。その方は春にも見えた方で、追分の綺麗な時を二種類、観ていただけました。そして春の時も今回も暖助:ダンスケがおもてなし。パンやサラダを持ってきておられ、ストーブの横で朝食を召し上がっていました。晩は湯たんぽを所望され、友人と部屋で湯たんぽに足を乗せて、女性二人で静かな夜に語り明かし素泊まりを堪能しておられました。
絵を描かれるとかで、朝早く上着を着込んで散歩に出られていました。簡易の宿ならではの過ごし方を実行していただけるとホッとします。
「つげの間」の図書をお泊りの方に開放していますが、立原道造の詩を使った山中現さんの版画の入っている新しい絵本『雲の祭日』もちゃんと目に留まったようで、嬉しいです。

雲の祭日

雲の祭日

真っ白だった山の雪はほぼ消えました。

今のうちにタイヤを履き替えないと。