otobokecat’s blog

たまに本を読む猫

四年の歳月

近いけれど遠い平昌五輪。
競技以外のことがやけに騒々しくて、ここに出ることを最大の目標としている選手たちには気の毒な話です。
せっかく出場できたからには、是非その大舞台を楽しんできてもらいたいものです。

前回の羽生選手が金メダルを取ったそのさなかに、我々は大雪に閉じ込められたという記憶が蘇り、あれから4年かぁと感慨深いです。
正確にはその日は2月14日でしたが、たまたま今年のその日が整形外科の診察日でしたので、なおさらのことでした。
事故にあったわけでもなく、けがをしたわけでもなくても、たかだか一種の疲労により、かねてから持っていた損傷と年齢的な衰えが合わさって、足が痛くなって歩けなくなっていましたが、4年の月日をかけて、ほぼ完治に近づいています。手術もしなくても治るもんだと、我ながら驚いています。

オリンピックの舞台に立っている人たちも、この間大きな怪我をした人も多くいます。そのどん底から這い上がり、中にはメダルを狙うという高みに戻ってきた選手もいるということが、本当に驚きですが、次の目標があったからこそ怪我に向き合って必死に回復させたということもあるかもしれないなと。この舞台に戻ってくることの叶わなかった挫折してしまった多くの人のことも考えます。

オリンピックに出る選手と一緒にはできないけれど、私も一緒にここまで面倒を見てくれる人がいたからこそ、ここまで来る事が出来ました。ストイックに体を鍛えている人に比べれば天と地の違いがありますが、ひとりではなかなか前に向く事が出来ないということが良くわかりました。

一方、あの時金メダルを取って、またその舞台に戻って、同じ目標に向かって試合をするのは、なんと稀な人なのだろうかと思ったりします。

いよいよフィギュアスケートが始まります。

もうリンクの上に出ることはできない私ですが、彼らのエッジの音に乗せてエアスケーティングが出来るかなと楽しみにしています。