クリスマススイーツ親子料理教室

 12月13日(土)に、ロレオールの伊藤勝康シェフとメトロポリタン盛岡の狩野シェフ・熊谷パティシエの3名を講師にお迎えして、「クリスマススイーツ親子料理教室」が、本校を会場に行われました。今回は土曜日に開催するので、小学校ではなく小友町の地域活性化グループ「ゆめまち会」の主催で行いました。小友小の児童とその保護者、中学生と地域の方々など、約30名ほどの参加者でした。
 この料理教室は、7月に、世界的に活躍されているホテルエドモントの中村勝宏シェフ(洞爺湖サミット総料理長を務められたほどのすごいシェフです)が本校を訪れ、職域の授業と食事会を行なった際に、パティシエ志望の6年生の女の子たちが伊藤シェフに「今度は、スイーツの作り方を教えてください。」とお願いしたところ、伊藤シェフが快諾してくださったことで実現できた催しです。

 伊藤シェフは、昨年6月に「キャリア教育交流学習会」の講師として、初めて本校を訪れ、5・6年生に「夢をもって努力することの大切さ」をお話してくださいました。その時の子どもたちが真剣に話を聞く姿や学ぶ姿に感心し、「子どもたちのために、次は料理をする自分の姿を見てもらいたい」と、その頃テレビ東京の「ソロモン流」という番組の長期取材が入っていたにもかかわらず、わざわざ日程を調整して12月に「親子で作る冬のあったかフランス料理教室」を開いてくださいました。さらにその後、エドモントの中村シェフに岩手での食育の授業校として小友小学校を推薦してくださるなど、本校の子どもたちのことを何かと気にかけてくださっています。

 今回も、多忙な日程の中時間を割いてくださいました。この日もスイスから帰国したばかりで、東京から小友小へ直行とのことでした。お疲れのことと思いましたが、伊藤シェフは「子どもたちとの約束を守ったよ。」といつもの温かな笑顔でにっこり。本当にありがたいことです。

 この日のメニューは、「米粉とヨーグルトのパンケーキ 苺のソース・クレームシャンティ添え」と「ヨーグルトムース」でした。お菓子作りは材料の計量をしっかりと行うことが大事だと、熊谷パティシエから教えていただきましたので、みんな必死になって人数分の粉や砂糖を量り取っていました。パティシエになるには、算数も大切なんですね。「え〜と、3人分で7gだから、4人分だと・・・。何g???」

 
 
 伊藤シェフが実際に手をとって教えてくださることも・・・。
 狩野シェフもプロの技を惜しげもなく披露していました。パンケーキも焼きあがり、だんだん出来上がってきましたよ。

 いろどりにミントを乗せて、苺の赤とクリスマスカラーで仕上げていきます。完成間近!

 できました。美味しそうですね。ちなみに、パンケーキを盛り付けた皿は、昨年12月の料理教室の時に、伊藤シェフが「また来るから。その時に、このお皿使いましょう。」とお預かりしたお皿です。その数40枚。すごいでしょう。 そして、贅沢でしょう。(*^。^*)さて、いよいよ「いただきます」です。

 3名のシェフを囲んでの会食です。生クリームが食べられない・嫌いだと言っていた1年生の女の子もあっという間にぺろりと食べて「おいしい!!」と喜んでいました。

美味しいものを食べながら会食が和やかに進みます。パティシエ志望の6年生の女子や料理人志望の中学生・お母さん方から感想を話してもらいました。

 最後に3名のシェフの皆さんからお話をいただきました。伊藤さんは、「次回は、みんなの嫌いな食材を使って食べさせてあげるよ。」とまたまた貴重な約束をしてくださいました。伊藤シェフの忙しさをひしひしと感じている私は「伊藤シェフ、そんなに簡単に約束して大丈夫なのですか〜?」と突っ込みを入れたくなるくらいでしたが、伊藤シェフはいつもの優しい笑顔で気さくに「また、来るから」と言ってくださいました。本当にすごい人です。ちなみに、子どもたちが挙げた嫌いな食材1位は「きのこ」でした。
 みんなで記念写真を撮影して、楽しかった料理教室を終了しました。
 参加者一同本当に貴重な時間を過ごすことができたと大喜び、そして大満足の料理教室でした。