大友良英のJAMJAM日記

2009-01-29 岩井主税くん おめでとう!

otomojamjam2009-01-29

まずはこの記事を

http://cinematoday.jp/page/N0016728



2005年から2007年までの丸3年間、どこにいくときもカメラをもってオレにびったり付きまとっていた映画監督の岩井主税が、オレにまつわるドキュメンタリー映画「KIKOE」を丸4年以上かけてたったひとりで完成させ、その上なんとロッテルダム映画祭で絶賛されているらしい。



映画の中でジム・オルークがこんな発言をしてる

自分自身のことは多少は他人より知ってると思うけど、でも自分が他人からどう見られているのかは、自分ではわからないしね」

最初岩井監督自分自身のドキュメンタリーを見せられたときの率直な感想は、まさにこれ。

録音された自分の声が好きになれないのとまったく同じような感覚で、正直困惑しまくった。ましてや、この中には彼が掘り出してきたこの20年間の映像がふんだんに使われていて、恥ずかしい気持ちもあって、正直目を覆いたい衝動にかられたのも事実


記事で岩井監督が言っている。

 「ドキュメンタリーは正確なモノ、信ぴょう性のあるモノとして認識されてますが、結果的には作り手によって構築されるもの。なのでこれは大友さんのドキュメンタリーだけど、僕の視点で描いた、僕の作品だと思ってます。菊地成孔さんたちにもあえて大友さんに関する質問はせず、音楽家映画とは何か? などを尋ねています。大友さんと関係のある人たちがどんな人物なのかを見せることで、大友さんのパーソナリティーを引き出せたらと思いました」

オレが他人にどうおもわれているのかなんて、あまり考えたくもないけど、でもこの作品を何度も見せられていくなかで、ひとつだけ思ったのは、この映画は、オレどうこうってことではなく、なにかとてつもないエネルギーをもったこの20年間のわたしのまわりで起こった音楽シーンの貴重なドキュメンタリーになってるということと、もうひとつ、もっと大切なのは、そんなシーンのことどうこうなんて関係なく、これまでにはない素晴らしいドキュメンタリー映画だってことだ。




岩井くんおめでとう。

「これで、お前につきまとわれることもなく、ひとりで世界中いける・・・」

なんて憎まれ口のひとつと同時に

「これでもう、実家に帰るなんて選択肢はねえぞ。この世界心中する気で、次を見せてくれ!」

という励ましの言葉を贈りま〜す。


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ここですこしだけ「KIKOE」の動画見れます

http://blog.livedoor.jp/osugi65/archives/51110443.html

こちらはKIKOE配給のスローラナーのブログ

http://d.hatena.ne.jp/slowlearner_m/20090121/1232544916