禍根

「真実」「正義」「常識」「許せない」という言葉を使う人には
為政者であれ市民運動であれ科学であれ宗教であれ商売であれ
身近な親類友人知人であれ、距離をおいてしまう。
 
それらの言葉は人や物事の多面性や多様性を認識していないか
無理解もしくは不寛容な態度から出る言葉だから。
 
同調圧力で世相を揃えるアピールや感動を強要したり
対立構造を作り出して相手を殲滅するように促したり
果たしてそういう行動によって
問題が解消した試しが人類の歴史上あるだろうか。
 
それらを語る人たちがよく言う「次の世代の子供たち」に
禍根を残しているだけではないだろうか。