食文化の崩壊

移転反対派が唱える「食文化の崩壊」しかしそれは移転とは無関係。なぜなら既に築地の食文化は完全に崩壊してしまっているから。

では築地の食文化を紹介しよう。

築地市場は高級品も扱っているが、回転寿司クラスの質の低い安いネタも揃っている。何でも揃うのが築地市場。つまり築地=美味しいではなく、築地=安くて不味いものも入手可能なのである。

場内・場外の寿司屋・丼屋の人気メニュー「海鮮丼」のご紹介。
2年モノの冷凍マグロチリの湖で赤く着色した脂餌を食わされ一旦冷凍して解凍した(寄生虫対策)養殖鮭人造イクラボストン産の安くて大味なウニ、わけの分からない深海魚のエンガワ
これらを業務用酢飯(中央炊飯)に乗っけて数千円もボッタくる為、利益率は極端に高く、その利権保護のため移転反対運動が過熱している。

一部の店の話じゃない。ほとんどの店(築地ブランドを掲げる市場界隈の店)が、こういったぼったくり商売を営んでいる。
そりゃそうだろう。集客が約束されていて常にキャパを超えた来客があってしかも常連がいない(観光客メイン)環境で増収増益を狙うなら、原価や手間を省いて宣伝に費用を回すに決まってる。
それが証拠に魚の価値を正確に知っている場内で働く人(ゴム長靴を履いているからすぐ分かる)は、そういった店では一切食事をしない。

そして、近年化学調味料や外食メインで味覚崩壊した馬鹿な観光客が、そんな安物まがい物を食べて「築地のお寿司おいしい!」と、Twitterにツイートしまくっているのである。哀れとしか言いようが無い。

そんな食文化、とっとと崩壊しやがれ!

つまり、築地の食文化を崩壊に導いたのは、業務施設である築地市場に大量に押し寄せる観光客に他ならない。移転とは別問題なのである。
 
銀座と豊洲の関係、立地問題?築地と豊洲は3km程度しか離れていない。仕入れに何の問題が?
 
結局、観光利権問題に尽きるわけである。

ここまで書くと、乱暴な私見ですが…どうも移転反対派に賛同する利権に絡まない人達って、頭悪い人達なのかなぁ?と思ってしまうのですが…どうでしょう?

とりあえず都民として、築地市場で働いて見てしまった築地の現状をこれまで4回に渡ってご報告しました。
ジャッジするのは私じゃありません。都民の皆さんです。(他府県の方々でもありません)
他府県の方々がこの問題に絡むと、大抵見当違いの意見を発信してます。忠告しますが、現地を見ないと分からない事だらけの問題ですよ。不当な政治活動を頑張っているならともかく、素人が口を出す問題じゃないです。

次回、新市場の設計に関しては、どちらかと言うと築地で働いている皆さんの為の記事になると思います。

☆☆☆☆☆☆まとめ☆☆☆☆☆☆

築地市場移転が急務な訳
移転先(豊洲)の汚染除去の実態1
移転先(豊洲)の汚染除去の実態2
築地市場移転騒動
急転 築地市場移転へ
豊洲新市場予定地の液状化について 
新市場の設計はこれでいいの?(予定)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

追記
当記事を書くにあたって大変お世話になった方々に厚くお礼申しあげます。
もちろん理想的な記事ではございませんし、私なりの解釈もございますが以下の方々のツイートや著書や直接お話しさせて頂いた内容等は大変為になりました。
今後とも御指導の程宜しくお願い致します。
http://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi
http://twitter.com/OQU
http://twitter.com/inosenaoki
http://twitter.com/float_island
http://d.hatena.ne.jp/kamm/20091109/1257759870

補足
当サイトはヨイショフリーです。ヨイショブクマ、ヨイショコメント大歓迎。
また、いかなる怪しい団体・サイトからのリンクも許可します。(笑)
東京都の大事な問題を是非皆で検討しましょう。