英国Environment AgencyがCNTを「有害廃棄物」に分類することを提案

5月にNature Nanotechnologyに載ったletter(Poland et al.)の影響はいろいろなところに波及している。英国のEnvironment Agencyは5月19日,フリーな(unbound)カーボンナノチューブ(CNT)を含む廃棄物の分類と処分に関する暫定的な(interim)勧告を発表した(これは、Natural Environment Research Councilのサイトの情報で、Environmental Agencyのサイトでは確認できず)。 刺激性(Cheaptubes社のCNTのMSDS)、有害性(Lamらの2003年の論文)、発がん性(英国COT/COC/COMの2005年のドラフト)があるかもしれないことを考慮して、予防的アプローチにより、フリーなカーボンナノチューブを「有害廃棄物」とみなすことにしたそうだ。閾値は0.1%(重量/重量)で、この見解はレビュー中ということになっている。また、処分方法としては、焼却施設での、850℃以上で少なくとも2秒の燃焼を推奨。