No.661 / 「やさしさに包まれたなら」..... 荒井由美



やさしさに包まれたなら」.....


荒井由美さんのアルバム「MISSLIM」の収録曲。
若い世代は映画「魔女の宅急便」のテーマ曲と言った方が解りやすいですね?


アルバムは1974年の発売ですからもう36年も前の作品ですね。


ちょうどこのアルバムが発売された頃私はザ・ビートルズの洗礼を受けました。




今まで色々な人にこの曲の歌詞のメッセージ性の凄さを話して来ました。



Photo:Kinoken


先週もコンサルタントの Y 先生に岡崎の「はせべ」でうなぎを食べた後
この曲と荒井由美さんの凄さを語っていました。

Photo:Kinoken


子供の頃から慣れ親しんだメロディーに当時は良い意味でごまかされ、気付きませんでしたが、20代後半の時この歌詞に潜む荒井由美さんのメッセージの意味の凄さに突然気付いた瞬間がありました。


私が好きな歌詞が3カ所あります。
ここからは私の勝手な解釈なので気にしないで下さいね!


「小さい頃は神様がいて不思議に夢をかなえてくれた…..大人になっても奇蹟はおこるよ…」


まずここ。
子供の頃は良い物は良い!
美味い物は美味い!
奇麗な物は奇麗!
嬉しければ笑うし、悲しければ素直に泣く.....
目的があれば、あ〜だこ〜だ考えずに行動していましたよね。
欲しい物は欲しい!
どうしたらそれが手に入るのか?...しか...考えませんでした。


それがどうでしょう?


大人になるにつれ色々余計な事を考え、失敗した時のイメージが先行したり、本当はそうしたいのに自分を正当化するために自分に嘘をついたり、いい訳ばかり先に並べたくり、他人の目を気にして、段々と行動するのがめんどくさくなり結局何もせずに諦め、後悔する......
最後には「俺だってやればできたんだ........」だって!(笑)


やらなければ結局一緒ですよね?
子供の頃純粋に思っていた夢を段々と余計な知恵が憑いて来るに従って忘れていってしまいます。


特に男性の場合は
卒業、
就職、
結婚、
子供が生まれる、
家を建てる.....
そういった本来なら明るい未来に向かう度に自分で自分の夢にフタをして諦め、忘れ去ろうと努力します(笑)。
でも未練がましく全部ぶら下げて引きずって歩いています....
時には「こんな物がぶら下がっているから俺が重くて歩きにくいんだ〜っ!(怒)」
って怒って引きちぎってしまう時もあるのでしょうね......


ある部分は子供の時のままに大切にして、決して失ってはいけない!
忘れてはいけないよ!......
と言っているのではないかと思います。



次に
「心の奥にしまい忘れた大切な箱ひらくのは今…」


思い立った時がその人のタイミングなんじゃないかな?
今この時を今までの様にいつも後のばしにしていたら何も変わらないよ!
ひょっとしたらこれが最後のチャンスかもしれないよ?
本来あなたが持っていた純粋な大切な部分を素直に引き出し行動するのは今を置いてないんだよ!......と.....



最後に一番凄いヒントがこの歌詞の中に全てあると思っています。


「目に映る全てのことはメッセージ……」


当時この歌詞を聴いて鳥肌が立った事を今でも鮮明に覚えています。


少し前のブログでも触れたかもしれません。
参照:No.529 / 人の縁 - Outsider Records!


いつも私はこのメッセージを「ギフト」と表現している事があります。


子供の頃に持っていた素直な閃きとか思いつき、はっと!浮かんだ事.....
受け取った「メッセージ=ギフト」に素直に耳を傾け行動してみましょう!
そこには必ずあなたの今や未来に繋がる重要なヒントがいっぱい詰まっているはずです。


10代後半や20歳そこそこで、このメッセージの意味を理解し、それに従い行動する事で楽しく自分の人生をイメージどうりに紡いで来た荒井由美さんの凄さと天才に感服します........
あっぱれ!