オタク女のコミュニティでは恋愛に耽溺する事をバカにするような雰囲気があるのに、何故か「女」であることをアイデンティティとし強烈に主張する人々がいる。まあ、わかりやすく言えば「オタクっぽくなくおしゃれに!だけど男に媚びちゃダメ」みたいな。正確に言えばオタクコミュニティの外にある一般社会の基準(恋愛資本主義!)からセクシャルな視線を引っこ抜いた感じとでも言いましょうか。異性不在の「女」。これはオタク男子の硬派もどきに通ずるところがあるかな。*1
ここでつるし上げの対象となるのはオシャレじゃないもさい女イワユル喪女。西友っていうかダイエーブランドとか?で服買ってる女の事ですよ。ホモソーシャルなコミュニティがゲイを嫌うがようにそのコミュニティの団結のために嫌われ排斥されるのですよ!!しょぼいオーラを持っている奴はどこに行っても排斥されると。でもまぁ、迫害する方も迫害される方も所詮はオタですから、外見的な差ってどんぐりの背比べなんだよな。傍から見てるとおかしい。あんたらどっちもブサイクだよ。かたやデブといって迫害されるがお前の半漁人ヅラはどうなのよとか、お前はJJ系意識して頑張ってるけどその波田陽区ヅラが全てをぶち壊してるよなとか。なんだか小さなピザを細切れにしながら必死で奪い合ってる感が涙ぐましい。
これの元の文を書いているときにちょうどディスカバリーチャンネルで人付き合いの技術について、人間の誕生から脳が人付き合いの技術をどう獲得するか、人間の成長に沿って科学的に解説している番組をやっていて大変興味深かったんだけど、晩酌をしながらテレビを見つつキーボードを打っていたので内容を良く覚えていない。多分「心の発達」という番組だと思うんだけどもう一回見たいな。

*1:余談ですが成人してから格闘技始める人ってオタク属性が強い人が多いみたいだし。