オカルト学院

世紀末オカルト学院・9話。謎の幽霊少女の謎、の巻。授業の一環として降霊術があるってのも大概であるが、まァこの学院のことだし今更驚かない。それにしても何というか、オカルト現象が実に身近な世界ではあるよな。…今急に思ったが、ひょっとしてこのオカルトの偏在性って、この舞台がそういうパラレルワールドだってことなのかしら、まあそれはそれとして。


学長を呼び出そうとして何故か出てきた迷子の少女。一瞬「学長の子供時代ですか? ひょっとしてこの外見で矢島正明声で喋りますか!」と期待したが別人でした。迷子幽霊を何故か放っておけず、マヤさんは彼女のおうち探しに付き合うのである。それはマヤさんと父(学長)との関係性とパラレルな感情であり、この状況を解決することは多分、マヤさんにとって一種の代償行動でもあるだろう。それを責める資格は誰にも無い、でしょうけどね。ってこの話も続くのか! ははあ、結構根の深いお話なのかもしれんなあ。


相変わらずマヤさんの表情はくるくると変化してて魅力的。幽霊のアカリちゃんに対する笑顔からちっとも役に立たん文明さんに対する軽蔑顔まで、各種取り揃えておりますな。そしてエエトコで文明さんの「善き行状」への道を妨害する美風ちゃんが実に謎であるが、これが最終的にマジで「文明を便利な人だと思ってただけ」ってのもありそうだなあ。この作品のことだしねえ。

ミラーイメージ

●毎度の頼まれ字で「鏡」という漢字を鏡面対称でデザインできませんか、と提案を受けていたんですが…すんませんしたー! ワシムリっしたー! いやもう、どうやっても上手いこと「読める」字にならなかったんですわ。すんませんねえ。いただいたラフデザインから一歩も出ること能わず。申し訳ないですが、今回ギブってことで。


代わりにも何にもなりませんが、対称軸をナナメにして描いてみたのを上げておきます。これとて「鏡」という漢字として読むのはかなり努力を必要としますけどねえ。うーむ、まあ、ご笑納したりご笑捨したりしてください。

とまあ、そんなん。えー、さしたる用もなかりせばこれにて御免!