Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

Head of the Seta #2日(8+レース)

oyajisculler2004-11-14

Head of the Setaの#2日はLBRCクルーでエイトに出漕した。
前日夕方の軽い出艇後、宿の近くのファミリーレストランでビール・ワインとオードブルで軽い宴会兼、晩飯を取り、気分が良くなったところで宿に帰り、一時談話した後、寝床についた。今回は6月の2マイルレース時と異なり、酷いイビキをかく者はおらず、朝の目覚まし時計がなるまでぐっすり眠ることができた。

早朝出艇:

本番のレースに備え、6時過ぎの少し明るくなってきたところで、岸蹴り。折り返し地点まで漕ぎ下って、軽いジョギング並みのペースでコースを下見した。途中、整調であるおやじが、昨日の1Xレースの経験を踏まえてコース取りをCOXに教示し、概ね最短距離でのコース取りが出来る様にCOXに記憶して貰った。

本番レース:

早朝出艇後、朝食を取り、一休みしたところでエントリー手続きを行う。我々のエントリーナンバーはNo.4、東レをNo.1として、トリプルダイアモンズ(no.3)の次の発艇である。後ろのNo.5は福井選抜ということで現役バリバリの選手を集めているとのこと。20秒間隔スタートながら、スタート後、唐橋までに抜かれるかどうか厳しい状況であると予め予想した。レース戦略としては、タイムを狙って前半飛ばしすぎると後半ボロボロになってしまうので、SR25をキープして8kmをイーブンペースでリズム良く漕ぎきることを狙った。また、途中、苦しくなった時にスライドレンジが切れると悪循環に陥るので、スライドレンジだけは絶対に切らない様に申し合わせた。
さて、スタート。普通はスタートは気合が入って28〜29位まで上がるのだが、最初からSR25で淡々と漕ぎ出す。コース取りは最初の唐橋の右端を狙って最短コースを進むも、早くも後発の福井選抜が物凄い勢いで迫ってくる。彼らも同じ最短コースを狙っている模様。橋の前後でボートが接近するとクラッシュする危険性が高いので、状況をCOXに伝え、こちらは最短コースを福井選抜に譲ることとした。下の写真は唐橋を通過した直後の手前福井選抜と向こうがLBRCクルー。抜かれるのはカッコ悪いが並漕する美しい絵になっている。

さて、その後は、SR25のイーブンペースで石山寺の大きなカーブまで進む。この付近でまた後続のクルーに追いつかれる。ここでも早目に状況をCOXに伝え、スムーズに進路を譲る。往路はその後もイーブンペースで折り返し地点まで行く。丁度折り返し地点でさらに後続のクルーに並ばれ、先に彼らの方がスタートする。こちらは2分の持ちタイムをギリギリ有効に使うべくややユックリと艇を廻してスタートした。後で結果を見たところ、2分12秒掛かっており、12秒超過していた。やはりエイトは廻すのに時間がかかるので、あまりユックリしすぎるのもダメだというのが今回の教訓。さて、復路。暫く漕ぐと明らかに水中が落ちているのが分かる。SRも25を少し切り始めてきたので、ハンズアウェーを意識して速くしてレートを25に戻す。何とか修正をかけながら25をキープして復路の中間地点を過ぎる。今度は更に後発のクルーが迫ってくる。COXに指示して何とか抜かれずにゴールしようと全員に声を掛ける。しかし、新幹線を越えたあたりでドンドン迫ってくる。唐橋を通過するところで略横に並ばれる。ここからレートを1枚ずつ上げて何とか並漕しようとトライするもスルリとかわされてしまう。最後はスパートを入れてSR30でゴールイン。COXの手元の計測では31分10秒〜20秒とのこと。目標としたのは30分であったが、平均年齢40歳の今年のクルーとしては31分はそれなりのタイムと納得できた。

所感:

LBRCとしては初のHoSレース参戦であり、途中バタバタせず、気持ち良く8kmを漕ぎとおすことが目標だったので、概ね初期の狙いは達成できたものと全員が納得した。何より、晩秋の瀬田川で優雅にエイトを漕ぐのはとても気持ちが良かった。尚、K大から借用した20年物の老朽Empacher艇及びR大のチョッパーオールについては整備を要する点も多々あったが、予めおやじが纏めたHoS遠征の「借艇とリギング作業」(11月4日ログ)の要領に従い、問題なく整備・リギング調整が出来た。漕ぎ通した感触でも、概ね気持ち良く確り漕げたので借艇・整備については不備は無く成功したと言えよう。しかしながら、古いEmpacher艇は普段使用しているT大のVespoli艇(POTOMAC=日ボの下限重量以下)より10kg以上(もしかすると110kg位ありそう)重く、水中の艇の加速が今一つ鈍重であり、後半の水中の中だるみを誘発した様だ。来年またLBRCでエイトに出漕するかどうかは未定だが、もし、再度トライする場合は今回の教訓を生かして、次回は30分切りを目指したい。
以上