Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

2000mレース:SpeedCoach計測データをグラフ化

oyajisculler2007-12-24

昨日、出漕したマスターズ1X 2000mレースでは、SpeedCoachでレース中の艇速(500mペース)とレートのデータを計測した。(100m刻みで全データが記録される)
殆ど無風で鏡の様に静かな水面だったので、この記録は外乱要因の無い平水・無風の記録と捉えて良いと思う。
レース直前にCal値を0.970に調整した2000mのSpeedCoach表示記録は8'08"5で、陸上計測員が計った正式記録8'09"23との誤差は1秒未満(0.15%、0.73秒)で良く合致していた。

2000mレース中の詳細データ:

下図は、SpeedCoachにメモリーされた100m毎の詳細データ(艇速:500mペースと、SR)をグラフ化したもの。

これを見ると200m時艇速:1'54"/500mから、1000m時の2'04"/500mまで徐々に艇速が落ちていることが分かる。途中、700m時に若干艇速が上がっているが、これは2'00"/500mに戻そうとして少し頑張ったことに拠るもの。結局はここでの挽回はならず、後半1000mの平均スピードである2'04"/500mに落ちてしまっている。
1700m時にキュッと艇速が改善しているのは、ラスト300mでスパートを入れたため。でもスパートが効いたのは100mだけで、その後は又元のペースに戻っている。

今回の詳細データを踏まえた今後の課題:

これを見るに一目瞭然、レースペースとしての維持可能な巡航速度が、現時点では2'04"/500mになっているという事。これを改善する対策として、今後の乗艇練習では、以下の様なトレーニングを行おうと思う。

  1. レートに関してはSR31というおやじにしては高めをキープ出来た。しかし、レートキープの為にキャッチレンジを切っていた感があるので、今後はキャッチレンジを切らずにレートを維持する様に漕ぐ。
  2. 心肺系に関しては、これまでのトレーニング効果が出ているものと思われ、現時点でも多少無理が効く様だ。一方、脚周りの筋持久力に関しては能力不十分であり、今回は筋持久力の弱さを高めのレートで補って漕いだ感あり。今後は18km漕など、ロングのトレーニングでは、若干低めのレート制限を設けた上で艇速を上げる様な筋持久力狙いのトレーニングを積極的に実施しようと思う。

12月30日の24km耐久レースでは上記を踏まえて前半はレートを少し抑え気味(SR23以下)にしてユーティリゼーション系の漕ぎをしようと思う。(後半はタイム狙いでレートを上げるか。。。)
以上