Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

静止スタートは全力で押し捲る!

oyajisculler2008-08-26

8月24日のログに書いたが、母校後輩クルーの静止スタートは全く弱々しく遅かった。止まっている艇を加速してトップスピードに載せるのが静止スタートの技術なのだから、当然1本目から強く押さねばならない。物理法則のF=M*a、理系の学生なら知らない筈はない。
静止スタートから並べて勝とうと思えば、ボート競技の特性からしてスタートで飛びす必要がある。こんな事は一々説明するまでも無いのだが。。。

じゃあ、世界の一流クルーは一体どんな静止スタートをしているのか?ビデオを見て表面しか見ないと、「あー良くあってる、加速がスムーズだな。俺達もあんな風に奇麗にスタートを決めたいな」と、単に奇麗でミスの無いところだけを見てしまうかも知れない。でもスタート時に如何に一流選手が強い力で押し捲っているか、選手の筋肉やオールの撓りを見て欲しい。Stiffシャフトのオールが弓の様に撓る程強く押している。

昨年の公認コーチ研修会で仙台大のA部監督が教材で見せてくれたデンマークLM4-クルー(北京五輪で2連覇達成)のスタート写真が静止スタートのあるべき姿を示していたのを思い出した。早速A部さんにお願いして写真を送って貰った。世界の超一流選手エベッセン選手のスタート1本目の形相、そして体。この映像を見れば、これ以上の説明は不要だろう。(補足:手前に映っている足はステッキボートの上のウォーターマンの足)

静止スタート、強く押し切れる様に努力しよう!