Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

18km漕、SpeedCoach不調

oyajisculler2009-11-04

今日は週1回の平日夜間乗艇。2週間後にHead of the Setaに出漕するので、今日はヘッドレースに向けて少し高めのレートで18kmを漕いでみた。SR24前後でフォワードをラックスし、バランスをキープして水面を擦らない様に心掛けた。今日はゲートが空いており、また、出艇しているクルー数も少なく、水面のコンディションはVery Good。タイムを狙えるコンディションなので張り切って漕ぎ出したが、1周目の途中でSpeedCoachのレート表示が出ていない事に気付いた。SpeedCoachはある一定時間(10秒?)シートセンサーの反応が無いと自動的に内部の時計が止まり、距離計測もストップする様に出来ている。ということで本日の18km漕のタイム計測は不可となった。1周回ったところで、もう一度リセットしなおして14km漕のタイムを取ろうとトライ。残念ながらこの時も途中でレート表示が出なくなる現象が発生。2km程漕いだところでモニターが安定したが。。。このSpeedCoachはH19年10月に購入したもので、内臓した電池の内、バックライト用は2回交換したが、レートや艇速表示用の電池は2年間交換したことがない。思うにモニター用の電池が弱っているため今回の様な不調が発生する様な気がする。ということで次回乗艇までにモニター用電池(CR2032)を交換しようと思う。
さて、漕ぎの方だが、コンディションが良かった事もあり、概ね、狙ったイメージの漕ぎが出来た。水面の状況が良ければフォワードでバランスをキープし、殆ど擦らずに漕げる技量は身について来た。後はレースペースでもリラックスして漕げる様になることだ。これもまた、沢山漕ぎ続けることで身につくのだろう。やはりMileage makes championsは真なり。

エルゴはトレーニングマシン:

出艇前にT大の現役部員がエルゴトレーニングを行っていた。ライバルのH橋大がこの1年間で大きく飛躍した要因の一つにエルゴメーターで60分或いは90分のロング漕を実施して漕力を伸ばしてきたというものがる。エルゴトレーニングは60分漕などのロングが基本であることは、以前からおやじも何度も力説しているのだが、母校より先にライバル校がこれを実践し、成果を現してくれた。遅まきではあるが、わが母校もこれを取り入れた様だ。学生ボートは毎年が始めての経験であり、過去の事は忘れて今年から取り組み始めたことは、それはそれで一歩前進である。さて、漕ぎを見ているとフィニッシュで確りバックスイングを取り、下の写真の様にハンドルを胸の上まで確り高い位置で引き切る向上心豊な者もいれば、ハンドルをミゾオチより下の腹に落としてしまうという向上心の低い者もいた。

エルゴメーターはクルー選考の際の漕力計測機としての位置付けもあるが、その前にエルゴは漕力を増強するためのトレーニングマシンである。乗艇での弱点、即ち、フィニッシュでブレード一枚押し込めずブレードが浮いてしまう未熟な漕ぎを修正するには、先ず、エルゴを漕ぐ際に、弱点克服を目的としてフィニッシュでのハンドルを胸の高い位置で引き切る様にする必要がある。フィニッシュでブレードが浮いてしまうという漕ぎの難しさは万国共通の問題であり、それを克服するために、世界トップクラスの選手はエルゴトレーニングの際には、ハンドルを胸の上の高い位置で引き切る様に努力しいている訳である。エルゴトレーニング時に横で見ているCOXはただ単にデータを管理するだけでなく、エルゴトレーニングでより効果的な漕ぎ方になる様に、未熟な漕手の手助けをすべきだと思う。漕技・漕力を改善するのは、この冬場の時期の一番の課題なのだから。
以上