Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

早朝: 2マイルレースシミュレーション

潮位表で、今朝の早朝乗艇時刻に下げ潮が速い事を予め確認。瀬田川は流れがある。そこで、今朝は下り方向に2 マイルコースをブイで架設し、カーブワークの練習をおこなっった。
折から、北西の強めの風が吹き、水面はかなり波立っていた。正に2 マイルレースシミュレーションとしては丁度良いコンディション。
流れがあるので、ブイ周りのターンは、かなり難しそうだった。
荒川の水位データベースでチェックしたところ、6 時で1.17m、8時で0.86m、即ち、一時間で0.31 mの水位低下。見た感じではブイ周りの水の流れは、概ね0.3 m/s程度。と言うことは一時間あたりの水位変化量が、概ね荒川の流速と見て良さそうだ。これも一つの知見。
今日は、ブイでターンする際に、舵を切るタイミングが早すぎて、ブレードがブイを叩きそうになったり、リカバリーでブレードを波に引っ掛けて、ハラキリしたり、いろいろミスがあった。しかし、これもまた貴重な経験。良い練習になったと思う。
 2マイルのスタート前
 逆風の2本目
カーブ通過後、岸ギリギリを漕ぐ。(ブイが流れて岸に寄った)

ラダーヨークの調整・修理

舵中央の時にラダーヨークが曲がっているという問題があり、左右で舵効きアンバランスだった。(左に良く効き、右は効きにくい)そこで、今日は修理業者のN村さんにお願いして、この問題を改善して頂いた。
ヨークと舵を分解してチェックして見ると、ラダー軸の頭にあるボルト部のキー(ネジ加工部の側面をカットしてある)がストレートになっておらず、10度程度ズレていた。このためヨークが直交せずに曲がっていた。
 ラダーとヨーク
対策として、ヨーク側ボルト穴のキー部分をラダー軸側のズレに合わせて10度ほどズラす必要あり。
どうやって調整するのかおやじには方法がわからなかったが、流石プロの職人。ヨークの周りのアルミ板をポンチで叩き、穴のキーの角度をずらすという魔法の様な職人芸で、キー部分を見事に調整していた。これでラダーとヨークは直交した。
 ヨーク補修後。舵面とヨークが直交。
後はユーザー側の通常のラダー調整作業として、ラダーグリップ位置の調整及びラダーロープテンションの調整を行って調整作業完了。これで無限号のラダーは全て問題解決。めでたし。
 グリップ位置調整後
 テンション調整後

午前: ビデオセッションとSRD調整

午前は、早朝の乗艇動画を見ながらビデオセッション。2マイルのシミュレーションであり、映像は後方からカーブワークをチェックするものが主体であり、漕ぎそのもののチェックという意味では時間が掛からなかった。
30分程度で、ビデオセッションは終わったので、SRDストレッチャーのリギング調整を行った。ヒールデプス、ボード角度など、SRDストレッチャーは任意に調整できる。漕手のレンジや踵の柔軟性に応じて少し微調整を行った。今日は初めてのSRD調整でもり、おやじが面倒を見たが、今後は漕手が自分自身の手で調整して欲しい。

午後その1: エイト艇"光"の整備

JARAマスターズレガッタに、淡青会から二杯のエイト艇を貸し出すこととなった。通常ならここまでだが、今年はエイトの6杯レースもあり、エイト艇が足りないとの事で、東大・淡青会から3艇を借りたいとのこと。そこで6月に譲渡が決まっているエイト艇"光"も貸し出すこととなった。譲渡が決まってから"光" の整備は行っておらず、有る意味で未整備の艇。しかし、マスターズに貸し出すのであれば、現地でトラブルが生じない様に整備を行う必要がある。という事で貸し出し元"東大"の一員として、本艇の整備を行った。今年の年初まで淡青会で使用していた艇であり、基本的なところは問題ないが、コックスボックススピーカーやケーブルの取り付け、そしてローイングシューズのヒールストラップの取り付けを行った。それと貸し出すオール一式の長さやインボード調整を行い、整備作業完了。
後は最終確認の為に、本艇での乗艇を行い、不具合の有無をチェックして準備完了となる。

強風・ラフコンの荒川乗艇

ジュニアエイトは午後も乗艇練習。今日は日中に北北西の強風(7〜8m)が吹くため荒川での乗艇は厳しい。しかし、瀬田川のJR鉄橋から唐橋までの間は、チャプチャプするコンディションが頻発するので、ラフコンにも慣れておく必要あり。という事で、午後は予定通り荒川に出艇。このラフコンのなか、荒川に出すクルーは他にはいないだろうと思っていたが、さにあらず。
KO大エイト及びN体大小艇軍団が荒れる荒川に出艇していた。
北北西7m程度の強風だが、15時過ぎから下げ潮に転じていたため、波はそれ程酷くはなかった。それでも漕手は逆風に煽られ四苦八苦していた。
こういう荒れたコンディションの中で漕ぎ、成れておくことも重要。コンディションに影響されず、如何に出力を100%出し切れるかがポイントである。
以下、午後乗艇の様子。
逆風・ラフコンの中をUTで漕ぎあがる
 同上
 秋が瀬で折返し、復路は順風
 順風に押されてスイスイと。
 笹目水門通過後は、横風に
 揚艇